tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

淡交1月号は・・・

2016-01-31 18:30:13 | 本棚の中から
1月31日(日)
早いもので、一月も今日で終わりになります。
何だか歳を重ねるごとに、時間の流れが速く感じられるのは私だけでしょうか?

   
   淡交1月号

淡交の1月号です。
今月は「厳冬の茶趣」と云う特集を組んでおります。

お茶で、厳冬の楽しみと云えば「夜咄の茶事」だと思います。
お茶を嗜んでいる方は、どなたでも一度は経験したいと思っていると思います。

      
   夜咄の茶事

こんな写真と共に夜咄の茶事を紹介しております。
以前は自宅で度々行っておりましたが、最近全くしておりません。

寒くなると「夜咄」と声は上がりますが、中々実現いたしません。
何とか実現したいと思っているうちに、日差しが延びてしまい不可能になってしまいます。

何といってもお茶事は時間が掛かりますから、4時過ぎにはスタートしないと押せ押せになってしまいます。
夜咄の茶事ではこんな思い出があります。

大病を患った方が癒えて行った夜咄の茶事でしたが、蝋燭の明かりの中、舞い上がる湯けむりを見て「ああ、生きてて良かった・・・」と言った言葉が忘れる事が出来ません。

今年も無理かな・・・
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水の神様にお参りを・・・

2016-01-30 17:55:47 | 日常雑感
1月30日(土)
朝窓を開けると一面銀世界でした。
それでも雪は時間を追うごとに雨に変わりゆっくりと消えて行きました。

今日は水を司る神様にやっと初詣でできました。

   
   参道

貴船神社は水の神として全国に祀られております。
我が家は、水と深いかかわりを持つ仕事に携わっておりますので、毎年、松の明けぬうちにお参りに行っておりました。

今年はどうしたわけか時期を逸してしまい今頃になってしまいました。

   
   階段の上

この階段を上り切ると立派なお宮が鎮座しております。
お参りを済ませ、お札頂いて参りました。

雨は上がっておりましたが、参道の両側の木々からの滴が雨の様に落ちておりますので、車に戻って傘を差してのお参りになりました。
一月も終りですので、お参りの人は誰もおらず、ゆっくりとお参りがでしました。
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教科書からお点前に・・・

2016-01-29 18:27:50 | 非常勤講師奮闘記
1月29日(金)
朝から冷たい雨が降っております。
夕方からは雪が降るかもしれないというニュースでしたが、高等学校へ行って来ました。

1週間前に試験が終りましたので、今日からは再びお点前を中心に授業をいたしました。。

   
   学校の水屋

久しぶりのお稽古になりましたので、忘れている子もおりましたが、何とか最後まで続けてやることが出来ました。
いくら若いとは云え、一ヶ月お点前をしないでいると忘れてしまうようで、手の止まる子が続出でした。

二ヶ所でお点前をしておりますので、一人に注意をしていると片方は手が止まっております。
こんな事の繰り返しでしたが、どの子も楽しそうにしておりましたから、来週はスムースに出来るかもしれません。

こんな淡い期待をしながら帰ってまいりました。
まだ、雪は降ってはおりません。
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初不動でお不動様に・・・

2016-01-28 17:41:31 | 日常雑感
1月28日(木)初不動
寒さからちょっとだけ解放されたような一日でした。

今日は初不動です。
我が家からは離れておりますが、ご不動様のお参りに行って来ました。

ここの不動明王は、一年に初不動の今日だけお堂が開かれ拝観することが出来ます。

   
   参道

雪に覆われた階段ですが、ここが参道になっております。
やっとの思いでお堂に着くと、大勢の人々が堂内でお参りをしておりました。

ここは無住のお寺ですが、この日だけは近在のお坊さん方がお経を唱えておりました。

   
   不動明王

国の重要文化財に指定されている不動明王立像で、この日一日だけの開帳ですので、大勢の人たちが参拝されます。
小さなお堂ですので、時間を決めて参拝となります。

   
   桃太郎

お不動様から帰って、直ぐに散歩に出かけました。
しばらく何時もの散歩コースへ行っていないので行って見ました。

今日はお不動様にもお会いできたし、桃太郎か金太郎に会えるかな・・・と淡い期待をしながら歩いていると、遠くから機関車がやって来ました。
直ぐにカメラ取り出して構えていると、桃太郎が目の前を通過して行きました。

今日はラッキーナな一日だったのかも知れません。
自分の思いが叶った日・・・そんな気がいたします。


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落ち着いたお点前も・・・

2016-01-27 17:04:11 | K大學の稽古
1月27日(水)
寒さが和らいだそうですが、大寒の寒さが続いております。
今日は大学へ行って来ました。

こちらの大学も来月に入ると試験だそうですが、お稽古をやりたいという事ですので何時もの通りお稽古をやって来ました。

      
  3年生

3年生くらいになりますと、お点前も落ち着いて来ます。
それでも少しずつ気になるところがありますので、その都度声をかけて修正いたします。

   
   花

花は、ハシバミに紅侘助です。
一度活けてありましたが、3年生が葉を取り活け直しておりました。

葉をパッパッと採って仕舞うところが大胆です。
私には真似ができないところだと思います。

   
   2年生

炉を初めて1ヶ月くらいですか、ようやく順番を覚えてばかりですが、一生懸命やっておりますので、少しずつ注意をしながら見守っております。

来週から試験だそうですので、頑張って良い点を取ってほしいと思っております。

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文筥香合は・・・

2016-01-26 17:41:35 | 道具は語る
1月26日(火)
変わらぬ寒さが続いております。
午前中溜まっていた用事のためあちこち車で移動いましたが、日陰にはたくさんの雪があります。

タイヤを交換してからは、何となくゆったりと日陰道を運転出来るようになりました。

   
   香合

今日大学は試験1週間前という事で、お稽古はお休みです。
午後道具を仕舞ったり出したりしておりましたが、どうも手に取ると箱を開けたくなってしまうので、中々用事がすみません。

そんな中のひとつが「色絵文筥香合」です。
炉の時季に出すと塗物の香合と見間違うほどで、面白い反応を見る事が出来ます。

そう云った事をして楽しんでいるわけではありませんが、「焼物です」と答えるとまた楽しい・・・そんな香合です。

   
   香合

話題の続かない茶席などでは、この香合でしばらく話をしていられます。
時々は出して見ますが、塗の香合に見えて仕方がありません。

若い時に購入したものですが、今頃になった重宝しております。
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なごみ2月号

2016-01-25 17:31:06 | 本棚の中から
1月25日(月)
朝から西日本の大雪のニュースが流れております。
記録的な雪だそうですが、私共もつい何日か前に経験したばかりです。

それにしても寒い日が続いております。
今日は久しぶりのストレッチに行って来ました。

学園祭やらお茶会などの行事が入っておりましたので、とてもストレッチに行っている余裕がありませんでしたので、本当に久しぶりの参加となりました。

   
   なごみ2月号

ストレッチから帰ると「なごみ」が届いておりました。
さて、今月の特集は、「漆を継ぐ人びと」です。

漆の生産から、漆器の作成そして、文化財の修復などが写真と共に掲載されており、私たちが、当たり前の様に使っている棗や香合、そして、食器としてのお椀など、その製造過程を知ることが出来ます。

小特集では、「きものメイクのポイント」が組まれております。
事細やかに写真と共に解説しております。

久しぶりのストレッチ、何となく筋肉が痛いような・・・

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丸灰押切から二文字押切へ・・・

2016-01-24 18:17:07 | 灰形作り
1月24日(日)
九州が大雪に見舞われているそうですが、考えられないような気象状況が続いております。
今日日曜日は、休息の日ですが、お稽古熱心な青年が灰形の勉強をしたいということで、午前中から夕方まで4時間半にわたり、季節はずれの灰形作りの猛練習でした。

   
   丸灰押切

初心者同然ですので、比較的簡単な丸灰押切から始めました。
丸灰には五徳を使いませんので、灰匙の練習には一番だと思います。

どれくらいの広さを取って良いのかも解らないので、そこからスタートです。

   
   丸灰の完成

昼食を挟んで2時間程かかりました。
彼はまだまだ早い方で、私が初めて灰形作りに挑戦した時は、4時間くらいかかりました。

熱心さが違うのかも知れません。

   
   道安風炉

続いて道安風炉で二文字押切です。
こちらは前回も作った事がありますのでもっと早いかと見ておりましたが、やはり2時間くらいかかってしまいました。

道安風炉は、前瓦の他に五徳が入り、障害物がたくさんありますので、灰匙を選びながら一生懸命やっておりましたが時間ばかりかかってしまいました。

   
   完成
いつまで灰匙を使っていても切が無いので、「4時半までに仕上げましょう」とプッレシャーを掛けて見ました。
約束の時間より10分ほど早く出来上がりの顔を見せました。

   
   完成2

灰匙の後がありますが、これだけできれば充分です。
次はもっと上手くなっているはずです。
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「笠重呉天雪」は「鞋香楚地花」へ・・・

2016-01-23 17:28:03 | 自宅稽古
1月23日(土)
午前中の青空が嘘のように、午後からは雲がどんどんと厚くなっております。
今晩から雪だという予報です。
明日窓を開けたら再び銀世界でしょうか・・・

今日は自宅でのお稽古でした。

   
   床の間

まだまだ庭に雪が残っておりますので、軸を選ぶときどうしてもこの軸になってしまいました。
「笠重呉天雪」旅人が、雪降る中を難儀な旅をしております。
それでも、この山を越えれば「鞋香楚地花」陽春の楚の国で、春野の花を踏みしめながら旅している事だろう・・・。

春待ち遠しい気持ちを込めてこの軸を掛けました。

   
   花

花は、賀茂本阿弥とマンサクです。
元気のなかった賀茂本阿弥を昨年の春に掘り起して、根を切り、土を入れ変えて植え替えて見ました。

新しく胴吹きし始めましたので、このまま元気になると思います。
たくさん蕾を持ちましたが、殆どの蕾は摘み取り、わずかに残した蕾のひとつです。

余り咲かせると木が弱ってしまいます。

   
   お菓子

今日のお菓子は「一枝の梅」と云う銘のものでした。
漉し餡を黄味餡で包み込んだ美味しいお菓子でした。

食べ終わった時の、後口の良さとでも言うのでしょうか、美味しい甘さが持続しております。
明日の雪が気になります。

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試験に立ち会うとは・・・

2016-01-22 18:53:17 | 非常勤講師奮闘記
1月22日(金)
あちこちの空き地には、まだたくさんの雪が残っております。
朝から冷蔵庫の中にいるような寒さが続いております。
今日は初めて雪のある事を覚悟して車を運転致しました。

   
   校庭

高等学校のグランドです。
まだ一面の雪に覆われております。

今日は後期の試験でした。
前期の試験は、私が不慣れなために実施することが出来ませんでしたから、今回の試験はどうしてもしなければなりませんでした。

試験は、お茶の歴史や茶道の成り立ち、そして利休七則などを中心に問題を作りました。
たとえば、

 1、平安時代時代初期に唐から茶の種子を持ち帰り、比叡山の麓に植えたのは誰でしょう。
   六名ほどの僧の名前の中からの選択です。

こんな問題でしたが、お茶を長く続けておる方達でも??となるかもしれません。

   
   お菓子

試験が終ればお茶の時間です。
今日のお菓子はこなしの「青海波」で胡麻あんが口の中で広がります。

みんなホットしたのか、普段はよりずっとはしゃいでいたようですが、今日は何も言わずに見ておりました。

        
   まだまだ雪が

道路脇の雪です。
まだまだたくさん残っております。

それにしても、試験に立ち会う事になろうとは夢にも思っておりませんでしたので、生徒たちが、真剣にテスト用紙に書き込んでいる姿を見ていると、何時もの子達とは別人のように子供らしく見えました。

みんな真剣に書いたり消したりしておりました。
良い点を取れるといいな・・・と思っております
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