tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

宝鐸草や都忘れが咲いて・・・

2020-04-30 17:49:32 | 庭の花

430日(木)

浮かれ出たくなるような一日でした。

浮かれて何処かへ行くわけにも行きませんので、庭の草むしりと剪定をやりましたが、さすがに暖かく汗びっしょりになってしまいました。

ホウチャクソウ

木の下に潜り込むように草を取っていたら、ホウチャクソウが咲いておりました。

ユリ科の多年草で、日本各地の雑木林の中などに自生しております。

寺や五重塔等の軒下に下がっている宝鐸に見立てての命名だそうです。

斑入りホウチャクソウ

茶友から頂いたものですが、ずっと園芸種だとばかり思っておりましたが、日本各地に自生しているそうです。

都わすれ

都ワスレは、鉢植えですがたくさん咲き始めました。

花の色の濃い、「江戸紫」という種類がありましたが、残念ながら消えてしまいました。

都ワスレ

この時期になると、あちらこちら至る所でお目にかかれる花です。

昔から春先のお茶会によく使われておりました。

今、色の濃い「都ワスレ」が好まれておりますが、交配により造られた花は弱く、昔からのこの種が強く栽培しやすいかと思います。

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シラユキゲシが咲いて・・・

2020-04-29 17:04:42 | 巣ごもり日記

429日(水)

朝から穏やかな青空が広がり、ポカポカとした一日でした。

こんな日に「家にいて下さい。」

辛いですね・・・

シラユキゲシ

今年は植替えをしましたのでちょっと遅くなりましたが、シラユキゲシが咲きました。

気が付くのが遅く、風に煽られたかのか、花びらが傷んでおりますが、最初の花ですので敬意を表して掲載したいと思います。

中国原産のケシ科の多年草で、寒さにも暑さにも強く育て易い花ですが、水揚げが難しいのが難点ですが、水を揚げると花が散るまで萎れる事はありません。

お菓子

ずっと巣ごもり生活が続いておりますので、お菓子もソロソロ無くなるかと思いきや、あっちこっちと出て来るものです。

今日は、虎屋の羊羹です。

一服

藤の花絵の茶碗で頂きました。

どこぞの、国の天然記念物に指定されている藤の花を切り落としているという報道がありました。

お客さんが来るからという理由だそうです。

皆さんどうして守れないのでしょう。

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お茶会の中止が決り・・・

2020-04-28 16:56:20 | 巣ごもり日記

428日(火)

朝から穏やかな一日でしたが、世界中の国々は、コロナ対策で大変なことになっております。

いつになったら平穏な暮らしに戻れるのでしょう。

片付け

お茶道具の片付けです。

五月に予定されておりましたお茶会が、3月上旬に中止と決まり、そのままになっていた道具の片付けをヤット始めました。

一昨年に依頼され以来、考えて考えて、そして、練りに練った趣向に沿って道具組みを終え、一月頃から少しずつ出しては並べバランスを見ながら調整してきた道具ですので、何だか力が抜けてしまったようで中々しまう事ができませんでした。

お菓子

頂いたお菓子ですが、白い部分が砂糖ですので、ほど良い甘さが丁度良く幾つでも行けそうですが、三時ですので程々のところでやめておきました。

菓子器は中國の大理で買って来た漆塗りの器です。

 

一服

せっかく出した道具を一度も使わずにしまうのも何だか寂しい気がいたしましたが、致し方がないことです。

弓矢の絵の茶碗で一服です。

巣ごもり状態ですので、丁度良い仕事になりました。

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「巣ごもり茶会」をリレー形式で・・・

2020-04-27 17:05:22 | 巣ごもり日記

427日(月)

朝から快晴でした。

午後から崩れるという予報でしたので、昼食後に散歩に出かけましたが、人のいないところを選んでの散歩です。

拝見

客 お棗は

主 源氏香花丸蒔絵中棗でございます。

客 塗は

主 山中塗で春斎でございます。

客 お茶杓は

主 円能斎でございます。

客 ご銘は

主 春がすみでございます。

こんな問答で終わりましたが、お稽古ですから円能斎は写です。

昨日「巣ごもり茶会」においで頂きましてありがとうございました。

出来ましたら、どなたかが、リレー形式で参加開催していただけると嬉しいですが・・・

そしたら、毎日、どなたかが「巣ごもり茶会」を開いて下さいますから、皆さんで楽しめると思います。

ポットを使った盆略や家にある物を使っての茶会など楽しいと思います。

花は、昨日のオドリコソウにツルキキョウを合わせました。

ラショウモンカズラが散り始めましたので交代です。

オドリコソウは、水揚が悪いこともありますが、いちど水を揚げると何日も持ちますから、長い間たのしめます。

 

まだまだ、コロナウイルスの収束は先になりそうですので、是非「巣ごもり茶会」の開催をお待ちしております。

 

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「巣ごもり茶会」は主となり客となって・・・

2020-04-26 18:16:32 | 巣ごもり日記

426日(日)

初夏を思わせる陽気でした。

今日は日曜日、本来ならばお茶会で楽しい一日になるはずでしたが、早々と中止が決まってしまいました。

このところ、家の中で片づけをしたり、散歩をしたりといった日々ですが、今日は中止になったお茶会に思いを馳せて、「巣ごもり茶会」です。

床の間

床の間は、天龍寺の牧翁老大師の揮毫された「渓山幽意多」を掛けました。

今頃の山や谷は、芽吹きの時期を迎え萌え出る季節です。

花は、昨日の拙ブログに掲載した、踊子草と羅生門葛です。

友人の作った信楽焼の大徳利に生けて見ましたが、踊子草は頭が重く中々落ち着きません。

久し振りの草花でしたので少し手こずりましたが、先生の教の通り手早く生けました。

「いつまでも花を持っててはいけません」こんな声が聞こえて来そうでした。

 

点前座

夫婦二人、主となり客となっての「巣ごもり茶会」です。

久し振りにお茶の雰囲気を味わいました。

道具

有り合わせの道具を並べたものです。

4月に使う予定で出した水指ですが、一度も使って貰えずに仕舞わなければなりませんので、一度くらい使おうと思っておりました。

お菓子

お菓子は、「花車」という銘です。

ちょっと遅いようですが、4月の稽古に使う予定でお菓子屋さんがいつものように、持ってきてくれたお菓子です。

一服

藤の絵の茶碗です。

ゆっくりと味わいながら頂きました。

一週間に一度くらいのペースで「巣ごもり茶会」をやって見ようと思っておりますが、友人も、ご近所の方もお呼びできませんので、当分二人だけのお茶会になりそうです。

 

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懐石にとは無理ですが・・・

2020-04-25 17:19:43 | 巣ごもり日記

425日(土)

穏やかな日が続いております。

今日も我が家では、時間を決めずに片付け事をしております。

そして、時間を見ながら、昨日友人から頂いた野菜を料理して、完成したのが「直かつお煮」でした。

直鰹煮(じきがつおに)

筍を美味しくいただく為には、たくさんの料理の方法があると思いますが、私の大好物は「直かつお煮」です。

お惣菜ですからお懐石にというわけにはゆきませんが、これが一番美味しいと思っております。

今晩は、この直鰹煮をいただきます。

 

羅生門葛

何日か前に掲載してありますが、花が最大開いたところが、名前の由来に一番近いように思っております。

見えるでしょうか??

踊子草

この花も何日か前に掲載いたしましたが、いまが一番きれいな時だと思います。

ラインダンスか花笠踊りか・・・

育てた花がこれほどあるのに、自宅でも大学でも飾れないという寂しさです。

 

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大型の花を小さく咲かせる方法は・・・

2020-04-24 17:21:09 | 庭の花

424日(金)

朝から優しい春の陽射しがいっぱいでした。

今日は庭仕事をと考えておりましたが、昨日の疲れもありましたので、何となくぼんやりとした一日になってしまいました。

八角蓮

昨年、茶友から頂いた「八角蓮」が大きくなって蕾を持ってきております。

大きな鉢に植えられて、60㎝はあろうかというほど大きかった「八角蓮」ですが、茶友のアドバイスで、春先の植え替えの時に、半分に分けて小さな鉢に植えました。

八角蓮

鉢を小さくして、水以外は肥料をやらないで育てる事。

これが、小さく育て切花として床の間に飾れる条件でした。

今は、30㎝くらいですので、このままの姿でいれば床の間に飾れますが、いつも花々を大事に大切にしながら、風よけを作り、日光を遮断したり、そして、時々肥料をやったりとしながら育てておりますから、何となく後ろめたさを感じております。

雪笹

野草棚では「雪笹」が咲いておりました。

今年植え替えましたので、ちょっと小さ目ですが、花が咲きましたので安心です。

植替えの時に、だいぶ根を切り詰めますので、そんな影響かと思っております。

そして、今日は友人に、筍、コゴミ、青菜、玉ねぎ、ウドといった旬の野菜をたくさん頂きましたので、今晩の食卓は賑やかになります。

これから料理です。

 

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炉を塞ぎ風炉の用意を・・・

2020-04-23 17:27:11 | 自宅の飾り付け

423日(木)

春の陽射しが眩しいほどの一日でした。

夜には雷様が来るという予報です。

 

畳を替えて

今日は木曜日ですので、いつもの通りに茶室の掃除などで一日が終わってしまいましたが、最大の課題であった畳替えができました。

炉を上げて、灰をふるって、畳を入れ替えました。

書けば、たったこれだけの事ですが、力仕事の連続ですから大変な事です。

 

床の間

畳を替え掃除が済むまで、昨日の牡丹は別の部屋に避難です。

夕方になって、やっと床の間に軸を、そして花を飾りました。

この軸も、四月によく掛けられる軸ですので、出して掛けて記念撮影です。

「柳緑花紅」この時期のお茶会の床の間に使われるお軸です。

花も昨日と同じですが、蕾が大きくなって落ち着かなくなってきております。

今までも、中々タイミングが合わずに生ける事ができなかった牡丹ですので、軸を変えて撮って置きたかったというところです。

午前中から始めましたが、夕方までかかってしまいました。

時間は充分過ぎる程ありますので、何も朝から晩までやる事はないと思ってますが、始めると、あれもこれもとやってしまう・・・そういう年代なのかも知れません。

 

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床の間に牡丹を飾って・・・

2020-04-22 17:43:12 | 自宅の飾り付け

422日(水)

穏やかな朝でしたが、午後からは狂ったようなもの凄い風が吹き出して体感は冬に逆戻りと云ったところです。

知人がお稽古が無くては寂しかろうと、きれいな牡丹を持って来てくれました。

 

床の間

本来は、4月に入ると最初の稽古日に懸ける軸ですが、今年は掛ける機会がなく終わってしまいましたので掛けました。

「百花春到為誰開」春の到来を知らせてくれる軸で、花々が咲き乱れる春が来ても、今年は花見の宴すら開くことができずに花は散りました。

堂々たる牡丹ですので、この花に合いそうな花入れを出して生けました。

お稽古が無くとも、心掛けだけはいつもの通りの気持ちで過ごしておりますが、きれいな花を頂くと、気持ちが一気にお茶の気分になってまいります。

花の女王様ともいわれる牡丹を初めて生けて見られました。

お菓子

床の間を飾りましたので、自然にお茶です。

有り合わせのお菓子は羊羹ですが、心がウキウキしておりますから美味しかった・・・・

 

一服

茶碗だけは今の季節に合わせました。

柳に燕、花の季節は終わりになり、山々も新緑に包まれる季節ですが、このコロナ騒動は収まるでしょうか・・・

忙しく飛んで歩くような生活ですが、このままこんな生活をしていると、何もできなくなってしまいそうです。

早く普通の生活に戻りたい・・・。

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日本の踊子草が咲き出して・・・

2020-04-21 17:30:21 | 庭の花

421日(火)

朝、戸を開けた時のまばゆい春の日差しは、穏やかな一日を予感させてくれました。

運動すれば汗ばむほどですが、ジッと閉じ籠っているには心地良いという巣ごもり生活が続いております。

 

オドリコソウ

昨日は、ヨーロッパからの帰化した「黄花踊子草」でしたが、今日は日本の踊子草です。

白く咲きはじめうっすらとピンク色変わります。

踊子草

日本各地の里山の道端に群生しているのをよく見かける花で、車を運転していても目に着くほど群れて咲いております

オドリコソウ

踊子草は、シソ科オドリコソウ属の多年草で、田んぼの畦道や道端などに群生しておりますので、田植えの時期になると刈られてしまう事が多いようで、私共のように大事に植えこみ、肥料をやったり、倒れないように支えをしたりするような花では無いようですが、私は、大事に育てております。

今年もたくさん咲きました。

 

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