tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お掃除ロボットがやって来た

2014-06-30 16:43:50 | 日常雑感
6月30日(月)
朝からはっきりしないお天気で、梅雨らしいむしむしとした一日でした。
月曜日はストレッチで始まりますので、いつもの通り元気に行ってまいりました。

   

   掃除ロボット

午前中、馴染の電気屋さんが段ボールの箱を持ってやって来ました。
ロボット家電の掃除機です。

前々から欲しく思っておりましたが、中々希望通りの機種が見つからずにおりましたが、先日の展示会に出掛けて行った時に、ルンバならぬお掃除ロボットが動き回っておりました。
今までの物より高さが低く見えたので、担当の方に聞きましたところ、7センチ5ミリという事でした。

我が家のベッド下は8センチです。5ミリの差ですが動き回ってくれるでしょうか?
電気屋さんが実験に来てくれたのです。

     

全部セットして部屋に放したところ、くるくると実に良く動き回りますが、中々ベッドの下には入って行きません。
電気屋さんが強制的に向きを変えて動かしたところ、まずベッドの足にぶつかり中に入って行きました。

時々「痛い!」という声がいたします。どうも、あのロボット君は物にぶつかると「痛い!」というようです。
それから、しばらく動き回っているのを見ておりましたが、ぶつかる度に声を出すわけではないらしい・・・。   

それにしてもよくしゃべるロボットで、どんな感じで充電器まで戻るのかリモコンの「ハウス」を押すと、「ワカッタ」と返事をして充電器の自分の「ハウス」に帰って行きます。そして「ただいま、充電を開始します」と大きな終えで宣言をして充電を始めます。

どこのお宅でもベッドの下の埃が気になると思いますが、このロボット君は綺麗に掃除してくれます。

高さは7.5㎝です。よく働くと思います。そしてよくしゃべります。
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自分の作った茶碗でお茶を・・・

2014-06-29 19:00:08 | 茶の湯
6月29日(日)
朝から遠くの山々には雲がたくさん出ておりまして、お天気の不安定さが分かります。
そんなお天気でしたが、朝早くから学生たちを連れて作陶に出かけました。もう何十年と続いている行事のひとつですが、皆さん楽しんでいたようです。

   

   いよいよ開始

1kの土をそれぞれ渡され、ひと通りの説明を受けて茶碗作りが始まりました。誰もが無言で土をいじっておりますが、形はそれぞれでお茶碗になって行くのでしょうか?

   

   形はどう?

撫ぜたりつまんだりしておりますが、みんなの出来具合を見ながら元に戻ると、さっきの形が嘘のように変わっております。

1時間も向き合って格闘していると、それなりの形になってきますが、本人の思っている通りの形かどうかは分かりません。

   

   完成した茶碗

完成した茶碗は中央の板に並べて置きますが、半分はあきらめか・・・本人の気持ちまでは分かりません。

昼食後はお茶会ごっこです。
お互いに主客になりながらいたしますが、楽しいままごとにようなお茶会です。ですから、「お茶会ごっこ」と言っております。

   

   床の間

軸は「泥中白蓮華」、総持寺前貫主様のご染筆です。

   

   花
花入は、当窯主の作の「伊賀鶴首」で、花は半夏生、ガクアジサイ、タカノハススキの三種。

   

   緊張した面持ちで

主客交代で5回ほどやりましたが、お遊びの茶会ですが、みんな緊張しております。
どちらの大学も、1年生を交えての行事になりましたから、今回の作陶でみんなが仲良しになってもらえると嬉しい・・・そんな気がいたします。

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我が家の花も少なくなって・・・

2014-06-28 19:21:28 | 茶の湯
6月28日(土)
雲行きの怪しい朝でしたが、やはり降り始めました。

今日は2月の大雪のために休んでしまった稽古日の振り替えでお稽古をしました。

   

   床の間の花

今日の床の間の花は、半夏生・ネジバナ・糸ススキの3種を有馬籠に生けました。

半夏生もネジバナも先日のブログの写真のもので、我が家の花も少なくなって来ました。
庭の花も、春の花、夏の花と切り替わって行く時でもありますから、仕方がありませんが、ちょっと心纏ない感じです。

それでも、どちらの先生方も、花には困っているようで、顔を合わせるとそんな話がちらほらと聞かれます。
そう云った話を聞くにつけ、お稽古の度にお花の心配をしないで済んでいることは幸せなとこと言えそうです。

稽古日になると、家の周りをうろうろとして見ると何かしらの花が顔をのぞかせております。
さて、来週の花はいかに・・・。

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吉野太夫追善「花供養」の事を・・・

2014-06-27 18:19:47 | 茶の湯
6月27日(金)
朝から薄い雲が広がってはおりますが、雨にはなっておりません。
天気予報によりますと、これからが本当の梅雨だそうですが、何だか長引きそうな気がいたします。

今日は本来ならばお稽古日ですが、4週目という事でお休みです。と言っても、来客が予定されておりましたので、のんびりしているわけにはいきません。

   

   なごみ

なごみの7月号です。

月末になると届きますが、月日の流れが早すぎるほどのスーピードでグイグイと押しまくって進んで行きます。
今月号の特集は、「夏の京都の和菓子」と題したものです。

お茶を嗜んでいる誰もが好きな和菓子の特集です。
お茶のお稽古をしている方、お茶に興味を持っている方、たくさんの方々と知り合いましたが、「私お菓子苦手なんです」という方に出会った事がありません。

特集では、京都の代表的なお菓子屋さんのお菓子が各ページを鮮やかに彩っております。どれも手を伸ばして食べたくなるようなお菓子ばかりです。
昔から、こうしたお菓子や食品などを専門に撮影されているカメラマンがおりましたが、時代共にその技術も磨かれ、ますます綺麗にそして美味しそうに撮影されております。

   

   チダケサシ

そして、もう一つの気になったのは、「しゃざきっさ」というコーナーですが、今月は吉野大夫の事を書いております。
4月13日に行われた、吉野大夫追善の「花供養」の様子を克明に描いております。

筆者がまばたきもしないで見つめたという花魁のお点前を、「真っ赤な口にくわえられた懐紙。柄杓にのびる指、真っ白な手首。爪の輪郭。茶碗の中に、緑の生命をしぼる。光の雫が、一滴、二滴。読経の奔流が渦を巻き、その中を、やはり口に懐紙をくわえた禿が、茶碗をささげもって歩んでいく。・・・こんな文章でお点前の様子を書いております。

写真の花はチダケサシという茎の長い花で、この花にチダケというキノコをさしていた事からの命名だそうですが、チダケというキノコを見たこともありません。

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新旧の暦が行き交う中で・・・

2014-06-26 18:51:43 | 日常雑感
6月26日(木)
朝から青空が広がっておりましたが、それほどの暑さもなく、今の時期にしては過ごしやすい一日と言えます。
前からの約束で、今日は朝早くから車で東京です。

電車が一番と思ってはおりますが、東京へ着いてから何度も乗り換え、最後は歩かなければならない場所ですので、どうしても車になってしまいます。
東京では、早々に用事を済ませ、どこにも寄らずに一目散で帰って来ました。

家に着くと、「家が一番だね」という合言葉が交錯いたします。
まずは、美味しいお菓子を頂いて一服のお茶で気持ちを落ち着かせて、朝の水やりを怠った庭を一回り・・・。

   

   半夏生

半夏生が白くなっておりました。
この葉が白くなると梅雨が明けると云われておりますが、このところ当たった事はありません。

植物が早くなったのか、梅雨が長引いているのかは分かりませんが、そんなところからも季節感がなくなっております。
暦の上ではという前置きで話が始まりますが、暦通りに物事が進んでいない証でもあります。
それと、新旧の暦を現代の生活の中で巧みに使い分けている私たちのややっこしさがあるのかも知れません。

    

   ヒベリカムの実

同じ木では、まだ黄色い花がたくさん咲いているのに、早く咲いてしまった花は赤々とした実をつけて自分をアピールしております。
あの赤い実がどんな味がするかは知りませんが、赤く熟す事で鳥に食べて貰い子孫の移動拡大を狙っているのだとしたら凄い事だと思います。

お休みの日は自宅でのんびりしているのが一番、そんな気持を強く持った一日でした。
それでも温泉には行きたい・・・。

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教える事のむずかしさを・・・

2014-06-25 18:54:35 | 茶の湯
6月25日(水)
昨日と同じよく晴れた朝でしたが、昨日と同じ午後から雲が出始め、昨日と同じ夕方には物凄い雨が降り出しました。
現在も尚、激しく降っております。

今日も大學のお稽古でした。

   

   シルエットの床の間

こちらも上級生より下級生の方が多いいという、ちょっと変わった編成になっております。
上級生は私が見て、下級生は上級生が見るという方法でお稽古をしてみました。

この方法案外良い結果を生み出すかもしれない予感がしております。
何故かというと、教えている上級生の顔つきが、自分でお稽古をしている時より真剣なように見えましたが・・・。同じ部屋でお稽古をしておりますから、順番など間違っている時など、上級生に「嘘教えてはだめよ」と声を掛けます。
お互いにかなり緊張しております。

   

   二人並んで

上級生と下級生は、一生懸命言葉で解るようにしようとしておりますが、相対して話していても、どうしても話が通じない事がしばしばです。そんな時は側に行って手とり足とりになってしまいます。黙って見ておりますが微笑ましい光景なのかも知れません。

何とか上達して、秋の学園祭では堂々とお手伝いが出来るようになると良いと思っております。

1年生も夏の合宿に参加すると、今悩んでいる歩き方、帛紗のさばき方など、こまごまとした所作は一挙に解決してしまいますが、いろいろな事情で参加できない子もおりますから無理は言えません。

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床の間に花を生けますが・・・

2014-06-24 17:30:18 | 茶の湯
6月24日(火)
爽やかな日差しいっぱいのお天気でしたが、午後からは雲が出始めて、夕方には物凄い雷雨です。
音も凄いけれど降り方も凄い、車から出られずしばし我慢我慢でしたが、すぐに嘘のようにピタリやみました。
もちろん家に飛び込みました。

今日は大学のお稽古でした。

   
   
   花

花は紅額紫陽花・オカトラノウ・八丈ススキの3種です。

最近では学生自身で生けております。
いつまでも私が生けていてはいけないと、2年くらい前から実行しておりますが、だんだんと上手くなって行きます。

手は出しませんが、口ではいろいろと言います。言いますが、こちらの言っている意味が解らない事が多く、これは困りものだと感じております。
今日も、「ススキが前後反対でしょう」と言っても???意味が解らないらしい・・・。

   

   お菓子

今日のお菓子は、見てすぐに分かる七夕飾りです。
短冊が印象的です。もちろん、金団も餡子もほど良い甘さで美味しいお菓子でした。

   

   拝見

早々と就職を決めた彼女は、3年生の頃から、「就職を早く決めてお稽古に出たい」とよく言っておりましたが、その通り5月には決まり、毎週楽しそうにお稽古に来ております。
何にでも積極的な彼女ですから、話を聞くと、面接の時に、会社の茶道部が休部している事を知り、「入社したら私が復活させます」と宣言をしたそうです。

結果は見事に入社決定です。
あの子なら、案外本当にやってくれるかも知れません。

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ネジバナは雑草の一部か・・・

2014-06-23 18:40:37 | 日常雑感
6月23日(月)
朝から、からりと晴れあがりましたが、昼過ぎから遠くに入道雲がもくもくと湧き上がっております。
夕方には妙な風が吹き始めましたが、今のところ降り出してはおりません。それでも、来そうな気配がしております。

   

   ネジバナ

ネジバナは日本全土を始めヨーロッパからシベリアにかけ絵分布するラン科の花で、主に芝や土手などに自生しているために、ごく普通の花として見られているのか、公園などでは雑草と一緒に刈られてしまう事が多く、私たち人間の生活圏で見られる珍しい花のひとつかも知れません。

我が家のネジバナも数十年も前に来てから絶えることなく、毎年綺麗な花を見れてくれます。

今日は午前中には予約してあった歯医者さんへ行って半年ぶりの検査をしていただきましたが、これといった傷みはないようですので歯の掃除くらいで済みそうです。

午後からのストレッチは、ちょっと疲れ気味ですので休みました。
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キャンドルナイト出お茶会を・・・

2014-06-22 16:56:23 | 茶の湯
6月22日(日)
朝から蒸し暑い1日でした。

昨日は久しぶりにブログを休んでしまいました。
お隣の町で、「キャンドルナイトin〇〇〇」というイベントが開催されました。そこでお茶席を・・・という話が持ち上がり、学生たちとも相談してやって見ようという事になりました。

キャンドルナイトですから当然夜遅くになりますから、ずいぶん迷った結果の話です。

      
   
   エコの点前座

薬缶がを掛けてあるところは、缶ビールの空き缶を半分にして、使用済みの菜種油注ぎ、ティッシュをコヨリにしたものを浸して火をつけるというアイデアのものです。
災害時に簡単に火を使うことができる事を皆さんに知っていただきたいという考えから実行してみました。

4時過ぎから始めましたが、大忙しという事はなく、ゆっくりとスローなペースでした。
今年初めての試みでしたので、PR不足は否めず知らない人が多かったようです。

   

   緊張の連続

それでも大学生たちにとっては、人前でお点前をすることなど学祭の時以外ありませんから、かなりの緊張状態でした。
午後7時から街中の明かりを消しますので、当然お茶席となったところも電気を消して、皆さんが作ったキャンドルと手燭の蝋燭の明かりでのお点前になりました。

お茶席となった会場も中々の雰囲気になりましたが、街中がキャンドルで彩られておりますので、お客様はぱたりと来なくなってしまいました。

そんな訳で、お茶席は1時間早めに片付けを始めましたが、結局9時近くになっておりました。
慌ただしいキャンドルナイトも終了いたしました。

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茶花には禁花がありますが・・・

2014-06-20 19:56:00 | 茶の湯
6月20日(金)
朝から晴れてはおりましたが、なんとなく嫌な風が吹いておりました。やはり夕方にはパラパラと雨が降り出しております。
今日は自宅でのお稽古で、午後1時から夜の9時ころまでの長いお稽古日でもあります。

   

   花


今日も自宅の花で間に合いました。
タカノハススキ・カワラナデシコ・マツモトセンノウ・キンシバイ・紅額紫陽花の5種を有馬籠に生けて見ました。
小さな花入れですので、ちょっと多かったかも知れませんが、小さな花々ですのでそのまま生けて見ました。

茶花には禁花というのがありますが、最近ではあまり気にしないで生けている方も多くなってきております。
こうして、利休さんから連綿と続いている約束事が少しずつですが崩れていくのだと思っております。

それでは禁花とはどんな花??
裏千家のHPの中から要約すると、「入れざる花は沈丁花、太山しきみに鶏頭の花」や「女郎花、桜、 かうほね、金仙花、せんれい花をも嫌ふなりけり」といわれていますが、名の知れない花、季節感のない花 、種子や花粉の散乱しやすい花、伝統的に忌む花、香りの強い花、群生する花そして、棘のある花も嫌いますが、あざみやはまなすは例外として使われます。

こうして例外を設けて、おりますので一概にダメと言っているわけではなさそうです。
解釈をするのはその時の人間ですので、どんな解釈で花を生けて行くのでしょう。

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