tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

2011年 大晦日

2011-12-31 18:09:34 | 日常雑感
今日は大晦日。穏やかな静かな一日でした。
こんな穏やかな大晦日ですが、3月11日の大災害を忘れる事が出来ません。今の時代ですから、災害現場からは見るに堪えないような映像が克明に放送され続けておりました。
そんな一年でしたが、もう直ぐに年が変わろうとしております。


大晦日の夕日が静に山の向うに・・・

私自身の一番のニュースは、震災や災害を除いては、やはりブログを始めたことです。
何も分からず、手探りで始めたわけですから、毎日書きながら勉強していたというのが正直なところです。始めて10ヶ月経ちますが、その間、色々な勉強が出来ました。書いては行けない事。触れてはいけない事。そして、文章表現の難しさなど・・・。


やっと咲いた「ハシバミ」

暮れの掃除の合間に撮った「ハシバミ」です。
どう見ても地味な花ですが、昔からお茶席ではよく見かける花で椿を引き立ててくれます。この時期、山を歩くとよく見かけますが、街中では育たないと聞いておりました。
山から採って来る訳には行きませんから、植木屋さんに頼んで探していただいたところ、やっと見つけて、岩手県から運んで来てくれました。
我家に来て7年目にしてやっと花が咲きました。来年はもう少し花を付けてくれると切って活けられるですが・・・・。

つたないブログでしたが一年お付き合い頂きましてありがとうございました。来年も少しづつ書いて行こうと思っております。

良いお年をお迎え下さい。


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松がさっぱりしました。

2011-12-25 18:29:11 | 日常雑感
クリスマス寒波と言われておりましたが、その通り寒い一日でした。そんな中、植木屋さんが朝早くから、最後の総仕上げともいえる松の手入れに入ってくれました。
一年間手も入れず放って置きましたから、凄い勢い伸びておりました。


一年間でこの姿

北風の吹きつける中での作業は見ていても寒そうです。来てくれている植木屋さんは、丁寧な仕事をします。鋏はは極力使わずに、松葉を手でむしりとって行きますので時間はかかります。
朝8時から始めて、夕方の4時過ぎまで掛かっておりました。実に丁寧です。


こんなに綺麗になりました。

暮れの忙しい時ですら、自分のスタイルを崩さずに、丁寧な仕事をしますから仕事の依頼が多く一年を通して、自分で休みを決めないと休めないと目を細めておりました。そして、「やっつけ仕事はしないこと!」これが信用を得る第一だね。と話しておりました。

松一本に一日をかけて丁寧な仕事をする、植木屋さんの話でした。

最後になりましたが、赤い実はサンシュウでした。
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温泉最後の朝

2011-12-23 19:13:30 | 日常雑感
今日も寒い真冬日という荒れた天気でした。今日も昨日の続きです。

年賀状を書き、疲れたら温泉に入り、出てきてしばらく横になるという湯治のような3日間でした。


朝日が昇り始めた

目覚めると直ぐに起き出してカーテンを開けると、山の向うにはお日様が出ているようですが、まだ鎌のような月が残っておりました。

少し時間を置いて再び東の空を見ると、お日様はまだまだ山の向うです。


ぼんやりと朝日の昇るのを待っておりました。

朝食を済ませ、反対側の窓を開けて見ると、綺麗な雪景色です。


高原に居ることを実感


源泉の湯煙が・・

3日も居たのに一度も開けなかった窓ですので、最後の日に何だか新しい発見をしたような気分で嬉しくなってしまいました。
そして、気づいた事がありました。年賀状も思ったほど進まず、予定通りには行来ませんでした。

家に帰ってからもせっせと書いております。

機会を得てまた行って見ようと思います。今度は温泉に入るためだけで・・・。


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湯宿で年末を

2011-12-22 18:19:53 | 日常雑感
今日も寒い寒い一日となりました。やっと冬らしくなって来たのでしょうか?

今日も昨日からの続きで湯宿での顛末を少し書いてみようと思います。


夕食の料理

旅館の料理ってどうして何処も同じようなのでしょうか?このスタイルを決めた人が多分いると思います。
最も、もっともっとお金を出せばそれなりの料理が出るでしょうが・・・。

お味はといえば・・・。美味しくもなく、かといってまずくもない、という平均的な料理が無難なのでしょう(宿にとって)。
聞くところによると、料理を旅館に提供している「仕出し屋さん」が存在するとか聞いたことがありますがどうなのでしょうか?

写真の左にはシャブシャブがあり、お酒を飲み始めると、鯛の焼き物・海老の茶碗蒸し・天ぷらの盛り合わせ・鯛のかぶと煮と続々と出てきました。

頃を見計らって、「アサリご飯ですが」と味噌汁と共に出てきました。とても食べj切れません・・・。

それでも、1時間くらい話に花を咲かせながら、ぼちぼちと頂きましが、流石にご飯は一口食べて・・・ご馳走様でした。
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湯宿で年賀状を

2011-12-21 18:47:32 | 日常雑感
このところ忙しがしい日が続いたので、少しバテ気味・・・。家に居るとあれもこれもと雑用に追われそうですので、思い切って温泉に出かけました。最大の理由は、年賀状です。毎年の事ですが大変な仕事になっております。


さぁ~。書くぞ。

年賀状もパソコンで済ませてしまえば、直ぐに終るでしょうが、「手書きで」と自分で決めて以来、未だに意思を貫いている頑固さは、今の時勢には似つかわしくないのかも知れません。

それでも、多分来年も、再来年も続けていると思います。


書き始めて2時間

まだまだ道半ばといったところですが、一枚書けば一枚終る・・・。一日頑張りましたが76枚目にして筆をおいて風呂へ・・・。
残りは明日、明日と自分に言い聞かせて、温泉に手足を伸ばしておりました。

部屋の布団は敷きっぱなしにしてもらい、疲れると布団に横になるという情けない湯宿の一日でした。

このブログを見てくれてる何人かの方にも、温泉の香りと共に年賀状が届くと思います。




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蹲踞の水が凍って

2011-12-18 18:59:29 | 徒然日記
寒い日が続いております。気温が上がらず風も吹いて、典型的な冬になりました。

朝新聞を取りながら蹲をのぞくと、新しく作り直した筧の水が凍っていました。



写真は、用事を済ませ家にも戻っても、朝見た時と同じよう状態ですから、よほど寒かったという事です。

最も蹲踞の位置が日が全く当たらないところにありますから・・・。昔から、「蹲踞に日向なし」と言われているそうですから、当然の事なのかも知れません。

蹲踞って?

蹲(つくば)って使う手水の形式をいうそうで、伊勢神宮の五十鈴川で手水を使うのも一種の蹲踞の役割であり、神社にある水場も同じ働きを意味しております。茶庭では通常は立って使用できないよう低く水鉢を据えてあります。

茶の湯の露地(ろじ)で、蹲踞が不可欠の施設として発達したのは、蹲踞(そんきょ)して手水を使うことが、茶の湯にふさわしい謙譲の所作であったからだそうで、這蹲う(はいつくばう)が語源だと聞いた事がありますが確かではありません。

蹲踞で這い蹲って手や口などを清め、茶室の狭いにじり口から入ることにより、「総ての身分を捨て去る」事を示しているのだと思っております。

蹲踞には、色んな石がそれぞれの役ごとに配置されております。そして、形状などにより、様々な石組の造形美を表し、露地や庭の景観に重要な役割を演じているといえます。

明日からちょっと出かけますのでお休みいたします。
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今年最後のお稽古 続き

2011-12-17 18:34:18 | 茶の湯
今日はこの冬一番の寒さだそうです。朝から北風が強く、より一層寒く感じたのかも知れません。

お菓子屋さんから届いたお菓子は、「柚子まんじゅう」でした。



一口入れると柚子の香りが口いっぱいに広がります。そして、こし餡との調和の取れ甘さとほろ苦さは絶妙な美味しさへと変わって参ります。お抹茶の美味しさを充分に引き出してくれるお菓子です。

今年のお稽古は今日で総て終りになりました。

お稽古は、来年の初茶会(初釜)が終ってからです。
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今年、最後のお稽古

2011-12-16 19:24:02 | 茶の湯
今日は朝から本格的な冬の寒さがやって来ました。

床の間には、曹洞宗総持寺前貫主大道晃仙禅師に揮毫していただいた大切なお軸かけて今年の最後のお稽古をいたしました。


大道晃仙大禅師筆「天下の松風一碗中」

晃仙禅師は、平成14年10月から23年4月まで曹洞宗大本山総持寺貫主をされておられましたが、去る6月25日、世寿93歳でご遷化されました。

このお軸にはたくさんの想い出がありまして、晃仙禅師様にお願いして揮毫していただいた軸ですので、今日が今年最後のお稽古でしたので軸を書け遺徳を偲びました。



花は昨日紹介いたしました太郎庵に蝋梅を添えて生けてみました。


信楽の花入に・・・

太郎庵椿は蕾が大きく見栄えのする椿です。昔から多くの茶人達が愛でたのもうなずけます。また、蝋梅は近年どの家庭にも植えられているほどの冬の人気花です。
我家の種類は素心蝋梅です。
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侘介 天倫寺月光 

2011-12-15 19:31:43 | 徒然日記
日中の暖かさは師走とは思えない程でしたが、やはり午後からはかなり強い北風が吹いておりました。

今日は私にとっては珍しい椿が咲きましたので紹介したいと思います。


太郎庵椿

「太郎庵」について少しだけ・・・。   
高田太郎庵は江戸時代の茶人で名古屋市西区猿渡在住であったそうで、熱田神宮から分けられた藪椿の一変種が太郎庵にあったため、その椿を「太郎庵椿」と言うようになり、現在でも茶人の間で尊ばれている古典種であります。

原木は岐阜県の犬山・常満寺にあるそうですが、現在は「常満寺」という名前の椿がたくさん売られております。


天倫寺月光(腕が悪くボケてます)今日は風が強かったから・・・

松枝市内の天倫寺のヤブツバキの中から発見された枝変わり種のようです。
この侘介は、葉はやや大きめで花は小さいという特徴を持っていて、花入れに入れにくい花かも知れません。よほど枝振りを選ばないと難しいかな・・・?

そんな所で今日は、我家の椿2種を載せてみました。

 


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小さな庭の秋も最終章

2011-12-13 17:53:06 | 日常雑感
風もない穏やかな一日でした。
今日はお稽古を休ませていただいて庭の手入れ(それ程??)を少しづつと思い始めました。落ち葉を集めるくらいしか出来ませんが、それでも夕方にはさっぱりするほど綺麗になりました。


最後まで頑張っております。

庭の楓もそろそろ終りに近づいております。
朝、雨戸を開けるたびに綺麗な落ち葉にハッとしていた数日間も、もう直ぐ終わりになりになってしまいます。春4月から12月まで充分楽しませてもれえました。

そして、お正月の準備も着々と進んでおります。今日は、奥の目隠しともいえる建仁寺垣と玄関前の袖垣を仕上げております。完成までまだまだ・・・・。


袖垣

袖垣は細かい作業の連続ですので中々進まないようで四苦八苦しておりました。お正月に間に合うのでしょうか??
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