tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

好きな道具に囲まれておりますが・・・

2015-07-31 17:58:22 | 茶の湯
7月31日(金)
朝から夏の太陽が容赦なく照り付けております。
今日も昨日に続いて道具の整理を始めました。

   

   口金浅葱釉 鶴首花入

多くの作家さんが手掛けている花入れの代表格で、お茶をされている方々も必ず一つや二つはお持ちだろうと思います。
我が家でも、いろんな作家さんの鶴首があり、椿や草花をさり気なくさっと一輪生けるのにはこの上ない便利な花入だと思っております。

この花入は、2本以上の花は入らない程口がかぼそく、生けるのは楽ですが、花を選ばなければなりません。
この色の花入は、花を選ぶかと思いきや、どんな花でもすんなりと受け入れてくれます。

   
   
   黄薬鶴首花入

この鶴首も有名な作家の作品ですが、どんな花でもすんなりと収まり、とても使いやすい花入です。
花入れにも、真・行・草がありますが、花により場所により、使い分けなければならないようです。

もっとも、物事何でも約束事があり、その約束事で成り立っていることがほとんどです。
特に、伝統を重んじる茶道などは、この約束事を忘れて、それぞれが勝手な事を始めてしまえば崩壊してしまします。

そのために先生がいるのであって、四角いものは四角く、丸いものは丸く、次の代へと正確に伝えて行かなければならないと思っております。
整理も進んでおりますが、ある程度で区切りを付かないと、どうにもならなくなりそうです。

   

   木槿

我が家の槿です。
白花、花笠、宗旦と揃っておりましたが、植える場所が悪かったのか、数年で枯れてしまったので、今着々と再生のため、友人知人から枝を貰い挿し木をしております。

来年は無理でしょうが、再来年には咲き出すと思っております。


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道具の整理は・・・

2015-07-30 17:12:30 | 茶の湯
7月30日(木)
昨日と同じで朝から風も無く、ムシムシとまとわりつくような暑さです。
この湿気がこたえます。

今日から少しずつ道具の整理をして行こうと決めて取り掛かりました。
何をするかと云えば、道具の写真を撮って箱に張り付けながら、リストを作ろうと思っております。

   

   信楽焼

この花入れは、数ある花入れの中で最も好きなもので、今までも、お茶会ではよく使った花入れです。
この花入は、信楽焼きに全身全霊を打ち込んでいる友人が、「もう二度と取れないと思う」と云った花入れです。

今でも、我が家に来ると見せて欲しいと云います。
箱から出すと、暫く触ったり置いて眺めたりしております。

友人は今でも、「あの花入れ・・・」と時々言います。
本当は手元に置いて置きたかったのでしょうが、作品を作り、それを売って生計を立てている事を思えば、これは仕方がない事です。

それでも、私のところに来ているのですから、時々会う事が出来ますから・・・。

   

   砧
信楽焼は夏の茶席には暑苦しいと敬遠する方もおりますが、たっぷりと水を含ませた信楽焼に野の花を生けると、夏の暑さなど忘れてしまいそうになります。
花入はよほどの特徴でもない限り、道具の取り合わせにはあまり関わらない道具ではないかと思います。

砧などのように、はっきりとした形があれば、秋や物語などを題材にした趣向に取り合わせやすいのでしょうが、中々そういった花入れは見かけないようです。

この砧もお茶会で度々使いました。やはり秋の茶会でした・・・。
砧は秋と決めつけてはいけない・・・と思っております。

   

   雨蛙

夕方、野草棚で水をやっていると、ワタナベ草の葉に雨蛙が止まっておりました。
水を掛けても暫く動かずじっとしておりましたが、さすがにひっと飛びで隣の鉢に移動して行きました。

春先には土のような茶色でしたが、今は立派な緑色の雨蛙です。


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夏休みに入っても・・・

2015-07-29 18:20:53 | 徒然日記
7月29日(水)
からりと晴れないので気温は猛暑日のようには上がりませんが、まとわりつくような暑さです。
今日の大学も試験のためお稽古はお休みです。

試験も中ほどになっております、みんなしっかりやっているでしょうか・・・。

   

   冷やし中華

この夏は冷やし中華を食べることが多くなっております。
夏休みに入っておりますので、たっぷりニンニクの入った冷麺でも食べたいと思いながら何故か冷やし中華になっております。

こちらの方が、具が多くバランスが良いような気がするからでしょうか?
昼食後のんびりしていると、旧知の方から、これから伺ってよいかという電話がありましたので、大急ぎで迎える準備を始め片付けきる頃に、良いタイミングで来てくれました。

冷房の部屋に閉じこもっておりましたので、散歩に出かけました。

   

   耕作放棄の田

何時もの散歩コースから足を伸ばして、郊外を歩いて見ました。
昨年は綺麗に田植えがされていた田圃が草で覆われて見る影もありません。

どうした事でしょうか?
いろんな事情もあるのでしょうが、こうして住宅に囲まれた農地は周りの住人から苦情が出るという話をよく聞きます。

市役所には、「鳴く蛙がうるさい」と云う苦情があると聞きました。
苦情が来ると市役所は係の方を現地に行かせて調査をするそうですが、近くに住んでいる知人が、「網を持って市役所の人が来た」と笑いながら話しておりました。

蛙でも捕まえようとしているのでしょうか・・・。
蛙の鳴き声なんて良いと思うのですが・・・。
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フウセンカズラは風に揺れて

2015-07-28 18:18:09 | 日常雑感
7月28日(火)
早朝の雷で目が覚めました。
雷鳴も凄まじかったのは言うまでもありませんが、同時に降り出した雨も凄かった・・・

今日は大学が試験のために、お稽古はお休みです。

   
   
   フウセンカズラ

フウセンカズラは、我が家の花の中で、唯一種を蒔き、それを植え替えるという手間の掛かる花です。
山野草は元々手間の掛かるもので、愛情と手間を掛けないときれいにな咲かない。と確信しておりますから、フウセンカズラばかり手間が掛かるとは言い難いのです。

それでも、種まき植え替えと重なるので、そう思ってしまうのかも知れません。
しかし、花が咲き風船が出来上がる頃になりますと、いつまで見ていても飽きないほどですので、毎年繰り返していられるのだと思っております。

フウセンカズラは生け方も限られてしまいますので、何と合わせるかが問題です。

   

   淡交誌

淡交誌9月号が送られて来ました。
今月号は、「富山の茶の湯」を特集しております。

こういった地方を題材にした特集は、地元の方々は喜ぶと思いますが、一般的には真剣に読むという意識が薄いように感じます。
本の中で、興味を持って読んだところは、「探求!茶道学 意外に知らない「千利休」のこと」で、先月号の前篇からの続きです。

一般的に知られている茶の湯の流れは、珠光―紹鷗―利休と云う侘茶の系譜は正確なものなのかを各人物を通して検討・・・
こんな書き出しで、利休前から利休後の茶の湯の変遷をまとめております。

大学生たち、昨日から始まったテストどうなっているでしょう・・・ちょっと気がかりです。


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蓮華升麻が咲いて・・・

2015-07-27 19:04:30 | 日常雑感
7月27日(月)
暑いですね・・・この言葉が挨拶代わりです。
猛暑日と云われている日が何日続いているでしょう。

こんな暑い日でしたが、元気にストレッチに行って来ました。
会場は冷房が効いておりますが、それほどではありませんので、少し動くと汗がにじんできます。

   

   レンゲショウマ(蓮華升麻)

このところ待っていた花が次々と咲き始めました。
レンゲショウマもその一つで、ショウマと云うのには花が違うように思いますが、葉がサラシナショウマに似ていて、花は蓮に似ていることからの命名だそうです。

富成忠夫著の「野草ハンドブック3」では、レンゲショウマは、1属1種の日本特産である。
これは誇って良い花であると結んでいる。

キンポウゲ科の多年草で、深山の木の下などに自生して優雅な姿を見せてくれます。

      

   カワラナデシコ(河原撫子)

夕方になって、知人がドライブの帰りによって置いて行ってくれました。
どこまでドライブして来たのかは分かりませんが、カワラナデシコの色を見れば、山のかなり上の方まで行ったのだろうと推測できます。

我が家では、6月ころから咲き出し、今では種をいっぱい実らせております。
山では、日当たりの良い草原や傾斜のあるところに多く自生しております。

ドライブをしていると必ず目に入りますので採り易い花かも知れません

   

   洗面所で

お稽古もありませんので、洗面所の頂い花々を生けました。

今日は午前中に歯医者さん定期検査のつもりで行き始め、2ヶ月以上経ちますが、悪い所を次々に見つけては治療しております。
口の中を大工事するような音をたててやっておりました。

まだまだ続きそうです。
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花を替えて気分を変えて

2015-07-26 18:33:41 | 茶の湯
7月26日(日)
天気予報では、40度くらいまで気温が上がると云われておりましたが凄まじい暑さです。
そんな日でしたが、昨日の振り替えでお稽古を行いました。

      

   花

花は、フシグロセンノウ・ホタルブクロ・ソバナ・キンミズヒキ・タカノハススキお5種です。
昨日知人が届けてくれた山の花々です。

フシグロセンノウもソバナも、そしてホタルブクロも今日の花で最後だと思います。
これからの山では、秋の花に変わって行きます。

フシグロセンノウはとにかく目立つ花ですので、車を運転していても直ぐに目に入ります。
この時季の一番の花だと思います。
1本入れただけで、雰囲気ががらりと変わります。

   

   一服

毎年決まって出す茶碗ですが、好きでよく使います。
大津絵を描いた茶碗で、カミナリ用の太鼓を海に落としてしまい大慌てなドジな鬼が描かれております。

      

   横から見ると

この茶碗を横から見ると、落ちた太鼓を鬼が引っ掛けようとしております。
面白い茶碗で大好きです。

   

   お菓子

お菓子は、ホウズキだそうですが、お菓子屋さんに、「今日は何ですか?」と聞いてしまいました。
これから赤くなるホウズキです。

   

   床の間

金曜日と同じ軸ですが、花は変えました。
花を替えると床の間の雰囲気も少しは変わってきます。
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あきらめていた唐糸草が・・・

2015-07-25 18:03:01 | 日常雑感
7月25日(土)
朝から晴れ上がり、今日の暑さを予感させておりました。
気温もグングンと上がり、体温に近くなっております。

今日は本来ですとお稽古日でしたが、事情がありまして明日に変わりましたが、ガス工事が入った為に朝から大忙しでした。

   

   カライトソウ

今年は駄目かと諦めておりましたカライトソウが咲きました。
どうしても植え替えをした年は花の咲き具合が悪く考えてしまいます。

永年茶花として使う花々は自分で植え替えや管理はしておりますが、毎年咲いている花が咲かなかったり、上手く成長しなかったりとなんか変です。

唐糸草は、バラ科の多年草で草原に自生していると云いますが、未だに山でお目に掛かった事はありません。
名前の由来は、唐から渡って来た絹糸のように美しいといった意味合いだそうです。

雨に会いますと、情けないほどうなだれてしまいますので、生けてから霧吹きなどで水を掛けてはいけない花のひとつです。

   

   乾燥機

長年使っておりました乾燥機が、カタカタと断末魔のような音を残し動かなくなってしましました。
我が家は、紫外線アレルギーと花粉症がおりますので、洗濯物を外に干すことが出来ませんので、乾燥機だけが頼りですので大弱りとなってしまいました。

修理の方が直ぐに来てくれましたが、「モーターが壊れております。」
機械ですので何時かは壊れると思っておりましたが、15年も働いてくれましたので持った方だと思っております。

乾燥機も15年も経ちますと、かなりの進歩があるようで使うのが楽しみです。
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土用の丑の日は紫陽花を・・・

2015-07-24 19:11:19 | 茶の湯
7月24日(金)土用の丑の日
昨日が大暑で今日は土用の丑の日。
夏も本番と云ったところです。

今日は自宅でのお稽古でいた。
今朝早起きして、公園の片隅に忘れ去られたような紫陽花の花を頂いて来ました。

 

   紫陽花

「土用の丑の日の午前中に切った紫陽花を玄関の南東の角に飾ると一年間お金に困らない」と、そんな話を聞いたのは、今から数十年も前の事です。
教えてくれたのは、昔からのしきたりや伝承などに詳しい方でしたので、我が家でもずっと続けております。

   

   床の間

軸は「滝 直下三千尺」で、今の時季の各お稽古場には必ずと云っていいほど掛けてある軸だと思います。
読んだ通りの意味で、只々涼しさを感じていただきたいと云うだけで掛けております。

東福寺文浄老師の墨蹟です。
老師がお元気だった頃、頂いたご縁で揮毫して下さったものですので、思いもひとしおです。
老師もお若くして遷化されてしまいました。

   

   花

今日の花は、先日知人が届けてくれた花を使おうと思っておりましたが、この暑さですので、さすがに可哀想で使う事は出来ませんでした。
そんな訳で、我が家の花々に床の間を飾ってもらいました。

木槿・ヒオウギスイセン・キンミズヒキ・ヤブミョウガ・イトススキの5種です。
イトススキは春に植え替えしてから成長が止まり、どうしても大きく成らずおりましたが、肥料をやったりしておりましたらやっと大きく成って使えるようになりました。

今まで、よく使っておりました「八丈糸ススキ」より葉が細いので、茶花としてはこちらの方がしっくりするかも知れません。
ただ、地植えにしていると、大きく成り過ぎてしまいますので、茶花として使いたい分にだけ鉢に移して置くと便利かも知れません。

万一枯らしてしまっても、地植えがあれば安心です。
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二文字押切から丸灰押切の灰形まで・・・

2015-07-23 18:20:04 | 茶の湯
7月23日(木)大暑
今日は大暑で、もっとも暑い真夏の事を云うそうですが、正に大暑で、暑い日が続いております。
今日は明日のお稽古の準備の日ですので、朝から慌ただしく動き回っておりました。

準備の日は、まず灰形です。
これさえできれば後は気ままにやっていれば終りますから・・・。

   

   二文字押切の灰形

道安の二文字押切は灰形の基本でもありますので、初めての方は誰でもこの灰形に挑みます。
私共のように、週一回くらいの灰形作りでは、上達は望めませんが、全く出来ないという程でもなく、やはり中途半端なのかも知れません。

   

   丸灰押切の灰形

先日購入した「灰形の本」を読んだのが功を奏したのか調子が良く、あっという間に2つの風炉の灰形を作ってしまいました。
こんな事は珍しく、そうはありませんが、1時間もかけずに2つも作ってしまうと気持ちがいいもので、掃除も一段とはかどりました。

   

   友人からのプレゼント

午前中、友人が自分で作った野菜をどっさりと持って来てくれました。
車で1時間弱はかかるでしょうに、時々届けてくれます。

何時も美味しくいただきますが、忙しい中、持って来てくれる気持ちに感謝です。
何時も忙しく来ては、忙しく帰ってしまいますので、今度はゆっくりと来てくれるように言いますが、忙しい・・忙しいといって帰ってしまいます。

今度来た時は、無理にでもお茶室に入ってもらおう・・・
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山からの送り物は・・・

2015-07-22 18:19:23 | 日常雑感
7月22日(水)
猛暑と云う表現が当たり前のように使われている毎日が続いております。
今日も暑い一日でした。

今日の大學も試験のためお稽古はお休みでした。
朝から暑いので、散歩に出かける気にもなれず、一日が終ってしまいました。

   

   山からの送り物

知人が、自宅があまりにも暑いので、車で山へドライブに行って来たという事で、お花を届けてくれました。
ヤマブキショウマ・オカトラノウ・ホタルブクロの3種が山からの送り物で、残りのタカノハススキ・桔梗・ヤブミョウガは自宅の花です。

この外にも、ベンケイソウ・シモツケ、タカトウダイなどありましたが、形を見て生けました。
お稽古も無いお茶室に花だけが凛としております。

生け終ってから座って花を見ていると、花ってお客様だけに見せるものではないんだな・・・とじっと見入ってしまいました。
元来花好きという事もありますが、人の心を和ませる最高のオーラ(花にも?)を持っていることを改めて感じさせます。

病気見舞いにお花を持って行くのも、病んで入院している人の心を少しでも和らげたい、慰めてやりたいという気持ちだと思っております。
しかし、最近は、その花を禁止している病院があるそうですが、それぞれ、何らかの理由があるのだと思いますが、何とも寂しい事だと感じております。

今日も手紙作りを予定しておりましたが、名簿が出来上がらずに持越しです。
明日は出来るかな・・・。
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