tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

真っ赤な機関車は何・・・

2012-09-30 17:54:26 | 日常雑感
十五夜だというのに台風がやって来てしまいました。
朝の内は穏やかに晴れておりましたが、午後になると暗くなったり明るくなったり、雲の動きが目まぐるしく変わってゆきます。明らかに台風の影響です。

いつもの散歩は夕方と決めておりましたが、今日は早めに出発です。それでも、もう少しで着くというところで雨が降り出したので、競争するように帰ってまいりましたが、少しだけですが濡れてしまいました。



今日で終わり

いつも通る地下道の絵ですが、薄暗い通学路になっておりますので、少しでも明るく、そして、子供達が怖がらないようにという配慮かと思います。

春先に田植えの終わったばかりの時は、鳥達が遊んでいたところですが、立派に実り稲穂が重そうに垂れておりました。



もう直ぐ刈り入れだと思いますが、台風で倒れなければいいのですが・・・



暢気に稲穂の写真など撮りながら歩いておりますと、静かに近づいてくる音に振り返ると赤いボディーに大胆な白でEF65と書かれた機関車が静かに静かにこちらに向って来ました。



こんな赤い機関車を初めて見ました。

それも大胆なペイントを施しての登場です。慌てて撮りましたが、これ一枚です。

空も暗くなってきましたので、家路にと急ぎましたが、少しだけですが濡れてしまいました。

台風は何事もなく走り去ってくれればよいのですが・・・

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玉兎は月、耕月老師は・・・

2012-09-29 18:09:36 | 茶の湯
遠く南の方に居る台風の影響でしょうか、湿った重い風が吹いております。

今日は珍しい知人が訪れ、楽しいひと時を過ごすことができしました。来宅する旨が分っておりましたので、床の間を整えて花を飾り待っておりました。



信楽の花入に、ミズヒキ・サクラタデ・キキョウの3種。

そして、軸ですが、明日が中秋でもありますので「玉兎清波遊」を掛けました。

この軸は、岐阜正眼寺の谷耕月老師にお願いして揮毫していただいた思い出の軸で、お願いしました時は、「玉兎青波遊」とお願いしましましたが、3ヶ月くらい経ってこの軸が届きました。

直ぐに、電話をいたしますと、「ブルーでは駄目。清い波でなければならない」こんなご返事でありまして、老師の思い入れの強いものがあったのだと思って大切に使っております。



「玉兎清波遊」耕月老師筆

玉兎は月。
清く澄んだ水面がかすかな波となってポチャポチャ揺れております。どの波にも当然のように月が写っております。そんな情景を玉兎が波の上を飛ぶように遊んでいると言い表した5文字だそうです。




床飾り

耕月老師は数年前に癌のために亡くなってしまいましたが、たくさんの軸を残してくださいました。今でも折にふれ掛けてはその時々の事を思い出しております。

床の間の軸は、「揮毫されたお方がいらっしゃるつもりで挨拶しなさい。」と先生に良く言われましたが、正にその通りで、揮毫された老師方にお会いするような気持ちで掛けております。

今日お出でくださった方は、堅苦しかったかも知れませんが、笑い声が絶える事無かったのでまずは安心しております。
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酔芙蓉とPCドクター

2012-09-28 17:43:34 | 日常雑感
台風の影響か日が差し込んだり、急に雨が降り出したりと変わりやすいお天気でした。

今日も酔芙蓉の話から入りたいと思います。

朝咲いた酔芙蓉は夕方になりますと、ほんのりとお酒を飲んだように赤くなります。こんなところかの命名で、名前を付けた人に拍手を送りたいほどピッタリの名前です。



ほんのりとピンク色に・・・

春の芽吹きから6ヶ月、やっと咲いた花は1日で終わりますが、精一杯開き太陽の光を浴びて、太陽が西に沈む頃には、花も一杯・一杯また一杯と飲んでいるように、少しずつ赤く変色を始めます。

そして、翌日には、酔いつぶれたように赤くなって花を閉じてしまいます。

さて、花の話はこれくらいにして、数日前から、ノートパソコンが具合が悪くなってしまい、インターネットを見られなくなってしまいましたので、PCドクターともいえる友人のMさんに見てもらいました。



こうした機器に詳しい友人は、持参した器具を使い分けて色々点検を始めまして、30分もしない内に、無線LANの故障である事を突き止めてしまいました。

直ぐに購入してきて、新しい無線LANを繋ぐと、嘘のように動き始めました。



シーズン最後の冷麺

セットが終わり、PCの動きを確認してから昼食です。約束どおり冷麺を食べていただきました。

冷麺も今シーズンは最後でしょうが、美味しく頂きました。


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お稽古から帰ると・・・

2012-09-27 18:59:46 | 日常雑感
南の方に台風が来ているようですが、過ごしやすい一日となりました。

今日も、学園祭に向けての真剣勝負といったほどのお稽古でした。
お点前・半東・席主そしてお運びとそれぞれが、それぞれに緊張の連続の数時間でしたので、終ってから写真を撮るのを忘れてしまいました。



咲き始めた「酔芙蓉」

今年も酔芙蓉が咲き始めました。鉛筆ほどの刺し芽をティシュペーパーに包んで、東京から持ち帰り大事に大事に育てた花ですので、花を見ると喜びもひとしおです。

咲き始めて、今年で3年目になりますが、我が家に来てから5年の歳月を要しました。鉢で2年。地面に植えつけて3年かかりましたが、こんなに立派に咲くとは思ってもおりませんでした。

明日は、酔ったところを写真に取れましたら載せたいと思います。

帰って来ますと、たくさんのジャガイモが届けられておりました。これほどたくさんでは作るものは一つです。



これから皮をむきます

余りたくさん作っても後が大変ですから、ほどほどにと思ってはおりますが、これだけのジャガイモをサラダにしたら、何日も食べているようかもしれません。



美味しそうにできました。

子供のころから慣れ親しんでいたポテトサラダですが、各家庭、作る人によって、それぞれの味がある事を大人になってから知りました。

ポテトサラダって、みんな同じだと思っておりましたから・・・・。

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自分で作ったお菓子で一服・・・

2012-09-26 19:45:22 | 茶の湯
穏やかな秋の一日でしたが、我が家では朝から出かけることになっておりました。用事を済ませて自宅に帰り、大急ぎで昼食を済ませて、お稽古です。

落ち着いたのは、お稽古をしている時だけで、終ると再び約束のところへ大急ぎ・・・・
何て慌ただしい一日だったのでしょう。一日の用事は2つまで・・・と決めておりましたが仕方ありません。こんな事もあるんですね。

夜になって自宅に帰りましたが、何だか不機嫌のような気がいたします。



昨日作ったお菓子「こぼれ萩」です。

冷蔵庫にしまってありましたお菓子を取り出して、一口・・そしてもう一口と食べていると、何だか気持ちが治まってきました。

食べ終わるころには、すっかり機嫌も直り、そして、美味しいお抹茶を頂きホットしたところです。

神経が疲れ果てている時の甘い物の効果は凄いですね。改めて感心してしまいました。

写真のお菓子は、私が作ったものですので、形はよくありませんが、2時間も掛けて作ったものですのでそれはもう・・・。
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お菓子作り体験

2012-09-25 18:34:43 | 日常雑感
すっかり秋めいて参りました。

今日はお菓子屋さんのご協力を頂き、お菓子作りの体験をいたしました。今年で3回目となりましたが、年々入れ替わっておりますので、経験者は数少なく初心者ばかりの集まりといっていいかも知れません。



栗衣の材料

作るお菓子の材料を等分にしております。これをきっちりしておかないと、同じようなお菓子が出来ません。



お皿に分けてもらった栗餡を栗の形にして行きます。



栗の形が出来たものを、冷凍庫に寝かせてから、あんこをかけてゆきます。



あんこをかけたものに、寒天を塗っております。



栗を冷凍庫に入れている間に、こぼれ萩を作ります。

丸めたあんこにきんとんをまぶしてゆきます。この時、押さえつけないようにしないと、きんとんが潰れてしまいます。



こぼれ萩の完成です。



栗衣・こぼれ萩の完成品です。

お菓子作りも、作陶などと同じように、出来あがる楽しさがありますので、参加者一同誰の顔を見てもニコニコと本当に楽しそうでした。

このお菓子を頂いて、お抹茶を・・・・


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なごみ

2012-09-24 17:58:17 | 日常雑感
日差しの強さは夏のようでしたが、あの強烈なさは感じられませんでした。やはり秋なのでしょうね。

1週間のスタートはストレッチで始まります。1時間たっぷりといい汗をかいてきました。
そして、1ヶ月ぶりの楽しみは、月刊誌が到着した日です。



なごみ10月号

この本は、裏千家関連の会社で出版されておりまして、毎号の特集は特に面白く、パラパラとめくるだけでも、雅た雰囲気を感じさせてくれます。

今月号の特集は「仕覆を深める」で、仕覆は茶入を守る布をいい、古のころから多くの茶人達が思いを込めた裂地と仕覆を特集しております。

茶入は、お茶を入れる小壷のことで、もともと中国では、薬器や香辛料などを入れる容器であったらしいのですが、日本に伝来すると、新し物好きな茶人達により茶器として用いられ尊重されるようになったといわれております。

通常は象牙の蓋を用い、その小壷の保護を兼ねた袋(仕覆)を着せてお点前をしますが、それをしまう時は、仕覆を着せて、更に箱に入れて保管されます。
特に中国から来た小壷は唐物といい尊重され現代に伝わり、今では各美術館に展示されております。

今日から少しの間楽しめます。


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こんな日は道具の片付け・・

2012-09-23 17:12:45 | 日常雑感
朝からザーザー降りの雨音が途切れる事無く聞こえる久しぶりの雨の日曜日です。

出かける予定をキャンセルして閉じこもりに決めました。こんな日は、後でも出来る用事は後回し・・・・。
そして、何をするか。

夏の道具が片付けてないので、それに決めました。



棗と香合

夏に使った、亀蔵棗や花火蒔絵棗そして夕顔棗など小さな物から片付けてゆきました。

特に、漆で出来ている棗などは、丁寧に丁寧に拭き清めてしまわないと、来年になって箱から出してビックリなんてことがありますから、よく拭き清めます。

そして、使い古した柔らかな絹に包んでしまいます。何日か前に書きましたが、道具は丁寧に扱えば100年でも200年でも使い続けられますから・・・。

ようやく箱に入れた道具を今度は、いつもしまう棚に移しますが、箱の大小によって中々収まりがつきません。あれを出してこれを入れる、なんてしているうちに、開けなくても良い道具を開けて見始めたり・・・・仕事がはかどりません。

でも、本人は楽しんでやっているのですから、それはそれ。

何とか収まりました。



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天高く・・・

2012-09-22 18:14:41 | 日常雑感
心地良い時期になりました。先日までの暑さが嘘のようです。
今日は祝日で稽古は休みですので、完全オフ、散歩に出かけて見ました。



秋の空です

天高くして馬肥ゆる秋と云われる季節でもあります。

ところが、このことわざに異を唱える友人がおりまして、よく「それは違うんだよ」と言っておりました。

友人に言わせると、昔中国では・・・と始まります。要約しますと、中国では、北方の騎馬民族が、収穫の秋になると大挙して押し寄せてきては、略奪を繰り返したそうです。

毎年の事でしたので、「馬が肥ゆる秋になると必ず大事が起きる。今年もその季節になったので、警戒するように」と、この言葉を言ったのが、このことわざの始まりだというのでした。

騎馬民族の脅威はなくなると、現在のような使われ方をするようになったというのです。

散歩の途中久しぶりに桃太郎を見ました。



貨車も引かずに単独です。

桃太郎は貨車も連結されておらずに止まっておりました。機関車は客車か貨物を引いている姿が格好良く見えますが、一人でポツンといると何だか寂しそうです。



止まっていたのでゆっくり撮って見ました。

いつも力強く長い長い貨物を引いておりましたが、ポツンと止まっておりました。



友人が必ず撮るようにと言っておりました所属のところを撮ってみました。「岡」ですので、想像するに、岡山県は桃太郎のふるさとですので、この機関車は岡山の所属なんでしょう。

こんな事をしながら1時間30分の楽しい散歩でした。





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彼岸をお稽古で・・・

2012-09-21 17:02:24 | 茶の湯
秋を感じさせる爽やかな一日となりました。このまま日一日と秋が深くなってゆくのでしょうか。

「暑さ寒さも彼岸まで」よく言ったものです。正にその通りになってまいりました。18日から秋の彼岸ですが、私にとっては、彼岸というこの時期は、春の彼岸に父を、秋の彼岸に母を亡くしておりますので、彼岸は忘れえぬ時でもあります。

今日は自宅でのお稽古です。昨日の出稽古で出来なかった準備を朝から済ませ午後に備えました。



夢 ニューヨーク大菩薩禅堂 榮道老師筆

私達お茶を嗜んでいるすべての人が思い込んでいる不思議な禅語でもあります。

この「夢」という軸の解釈は専門的で難しいので、ごく一般的なことを書いて見ます。
私が聞いた範囲では、沢庵禅師が死を前にして、この「夢」を揮毫し終わるとその筆を天井に投げ息を引取ったという逸話が残されております。
この話から、「沢庵さんが夢を書いてなくなった」ということで追善の茶会に使われだしたのが、今日まで伝承されているようです。



経筒の花入にタカノハススキ・ミズヒキ・サクラタデ・シュウメイギク・ヤブミョウガの5種を生けました。

花入の経筒は、お経を納めるために作られた筒で、唐銅や焼き物で作られたそうですが、今では、花入として現代の作家達が盛んに作っております。



この秋の彼岸24日が母の命日でもありましたので、夢の軸を掛け、経筒に我が家で咲いているすべての花を生けて、亡き母にお供えいたしました。



おはぎ

もちろん今日のお菓子は「おはぎ」です。

「ぼたもち」ともいいますが、どちらが正しいのでしょうか。
お菓子屋さんの「おはぎ」はさすがに形よく作られ、食べやすい大きさです。楊枝で切って二口三口で食べられます。

つぶ餡とこし餡とありましたが、最後に残ったのがこし餡のものでした。

私はつぶ餡のほうが好きなんですけど・・・・。



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