tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

花々が一斉に咲きだした

2012-03-29 18:55:44 | 日常雑感
春本番といって良いほどの暖かな一日となりました。
寒かった冬もようやく峠を越したような感じです。これからは、あちらこちらの花の便りが楽しみになってまいります。

我家では、待ちに待っていた椿たちが競うように咲き始めました。



常満寺

この椿は、太郎庵椿の実が成長した変種椿で、犬山市の常満寺にその原木があるそうですが、太郎庵より蕾がとがっておりますので比べると良く分かります。
我家に植えてから随分と経ちますから、かなりの成木になり、高枝鋏を使わないと狙った枝が中々取れなくなってしまいましたが、楚々とした実に綺麗な椿です。

また、そんな椿たちを引き立ててくれるのが、枝物といわれる花々です。



伊予ミズキ

このミズキは小ぶりで、生け花するには丁度良い大きさですので、この時期大変貴重な花といえます。そして、どんな椿にも、決して負ける事無く堂々と、その存在を示してくれます。



 春曙紅
先日載せましたが、余り綺麗だったので再び掲載です。

明日から出かけますのでお休みです。


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大きな桃太郎が目の前に・・

2012-03-28 18:43:07 | 日常雑感
穏やかな午前中とはうって変わって強風の吹きつける一日になってしまいました。

午後に時間が空いたので強風の中散歩に出かけて見ました。
いつものコースですのでが、余りの風の強さに周りも見ずに黙々と歩く嫌な散歩になってしまいました。そして、いつも通る線路脇を歩いていると、貨物列車が、風に音をかき消されてしまっているのか、音も無くやって来ました。



見ると「桃太郎」ではありませんなか。それもいつぞやの機関車とは違って、ボデーに大きく「桃太郎」と書かれた機関車です。

大慌てでポケットからカメラを取り出してシャッターを押し、もう一枚、と構えた時は機関車はすでに私の前を通り過ぎておりました。

残念!!またの機会に綺麗な雄姿を撮りたいな~。

最近何となく、「撮鉄」と云われている人達の気持ちが分かって来たような気がいたします。
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春だ~。花も起き始めたよ

2012-03-27 19:02:42 | 日常雑感
今日はすっかり春めいた心地良い陽気になりなりました。朝から庭に出て見ると、待っていた「曙椿」が丸々とした大きな蕾になっておりました。


曙椿

このくらいの蕾が生け頃の大きさですが、来週までお稽古はお休み・・・残念。多分来週には他の蕾が大きくなっているでしょう。

もう1週間くらい遅れてますから・・・。


木五倍子(キブシ)。


これは木五倍子(キブシ)。キブシ科キブシ属で、3月から5月にかけて咲く地味な花ですが、山菜取りなどで山に入ると到る所で見られます。しかし、我家では栄養不足なのか花も小さく、生けるのには丁度良い大きさに咲きます。

午後からは今月一度もお稽古が出来なかったところで特別稽古に行き、美味しいお菓子とお茶を頂いて来ました。


水仙



美味しく点ててくれたお抹茶。   美味しかったぁ~。

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お茶事には欠かせない・・・

2012-03-25 18:18:56 | 茶の湯
今日は凄まじいほどの風が吹く春の嵐のような一日でした。

入っていた予定がキャンセルになったので、一日中竹の箸作りに専念いたしました。


青竹の箸

この青竹の箸は、お茶事には欠くことのできない大切な物です。
青竹が手に入ったので早く何とか作り上げなくてはと思いつつ・・・。中々充分な時間が取れないのが現実です。青竹は時間が経てば経つほど硬くなってしまいますから気持ちははやります。

写真の右側は、中節と云って、煮物・焼き物・強肴・八寸などに使います。真ん中は、元節といい、最後の料理に使い、左側の箸は、両細と云って、香の物に使用いたします。(この使用法は流儀によって違います)

中節を4組、元節を2組、両細を2組ですから時間が掛かります。そして、削り終えると今度は紙やすりで丁寧に仕上げて出来上がりです。

4月の下旬か5月上旬の初風炉の茶事に使用いたしますので、それまで冷凍保存です。
これでいつも頭の隅に横たわっていた宿題から開放されます。

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袴姿のお嬢さん

2012-03-24 19:03:36 | 茶の湯
今日は雨が降ったり強風が吹きつける、荒れ模様の一日でしたが、ある大学の卒業式でした。

卒業式が終ってから大勢の卒業生が、挨拶に来てくれました。というより、自分達の晴れ姿を「見せたい」という事ですが、何と眩しいことか・・・。



床は、「白珪尚可磨」の軸と「白玉椿にアブラチャン」を飾り、皆さんを待ちました。そして、2日前から用意しておいたお汁粉とお茶を、後輩達がテキパキ差し上げておりました。



普段はキャッキャッと賑やかな彼女達も今日は、袴姿もりりしくみんな綺麗でした。



入学して4年間、しびれる足をジッと我慢して一生懸命覚えたお点前です。「白珪尚可磨」これからも、是非続けていって欲しいと思っております。

そして、お点前も大事ですが、もっと大切な事を皆さん充分に身に着けてくれました。お茶室に置いてある貯金箱を、これからも忘れないで欲しいと思っております。

別れは辛いものです。
一人が泣き出すと連鎖しますので、泣かれないように、泣かれないようにと、話を逸らしながらの楽しいひと時を過ごしました。

みんな笑顔で「さよなら」と巣立って行きました。
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禅語 白珪尚可磨

2012-03-23 18:19:59 | 禅語今昔
午前中からの雨模様。一雨ごとの暖かさ・・・になりますか。

禅語今昔も暫く書いていないようでしたので、今日は「禅語」です。



白圭珪尚可磨(はっけいなおみがくべし)ですが、珪とは貴重な玉(ぎょく)の事で、元の「詩経」では、「白珪が瑕(きず)ついたとしても、磨けば元に戻るが、言葉を言い損なうと取り返しがきかない」という意味であった。

これを誰かが「完全無欠の玉でも更に磨くべきである」と作り変えたのであろう。(禅語百科 淡交社刊)

その誰かが未だに分からないそうで、今では、その誰かの変えた方が一般的になっている面白い例かも知れません。

総てのものに完成「これでよし」という事は有り得ない、一生懸命精進しましょうといった意味でしょうか。


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花たちの最初と最後

2012-03-22 18:26:00 | 日常雑感
気温が上がるという予報に反して、やはり冬のままでした。

それでも花たちには、季節は巡っております。これが最後の花となった「白侘介」。この花が今シーズン最後の花だと思います。


白侘介

楚々と咲く白侘介は、11月から咲き始め極寒の冬の間ずっと咲き続ける貴重な花といえます。

そして、「春は黄色から」と言われている通り黄色い花々が庭先を飾ります。
マンサク・水木・檀香梅に続いて咲くのがサンシュウです。木全体にたくさんの花を咲かせますが、どうしたのか幹から、ちょこっと一輪だけ咲いている花を見つけたので撮って見ました。


孤高の花

こうして一輪だけ写真で見ると、なんの花か分からないようです。
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道端には春が来ている

2012-03-20 18:35:40 | 日常雑感
風もなく、遠くの山々が輝くように真っ白に見えるほど穏やかな一日でした。こんな日は散歩日和で、案の定、いつもの散歩コースでは、家族連れや犬の運動など様々な人達と出会いました。

長閑なこんな日は、何とはなしに道端を覗いてしまいます。

今まで気が付かなかった小さな花がたくさん咲いておりました。


オオイヌフグリ

写真の通り、ムラサキ色の可愛い花が群生して咲き、日当たりの良い道端など、どこでも見られる春の草花の一つです。
明治の始め頃,ヨーロッパから入って来た帰化植物で、日本在来種のイヌフグリをアッという間に席巻してしまい、今では日本全国どこへ行っても見ることが出来ます。


大白玉椿

この椿は、大白玉といい、蕾の綺麗な椿で茶人好みの椿として有名で、お茶をしている人なら誰でもが植えたがる一本です。

蕾も堂々としていて綺麗ですが、開いた姿もやっぱり美しい・・・。

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椿 春曙紅がやっと・・

2012-03-19 18:52:51 | 日常雑感
朝から北風の強い日となり、頬に風の冷たさが突き刺さるような寒さを感じさせた一日となりました。

今朝庭に出て見ると、待っていた椿が咲き始めておりました。


春曙紅椿

春曙紅(しゅんしょっこう)という椿で、ほんのりと薄いピンクの色合いといい、八重の抱え咲きとなる形といい、その美しさは見事で申し分のない美しさです。

名前の由来は、その色合いから、「枕草子」の「春は曙・・・」を連想される事からの命名だといわれております。最も春らしい椿といえます。

今日は、半年振りの歯医者さん。
車の定期点検のようですが六ヶ月目の点検です。予約をしてから行ったのですが大分待ちました。
レントゲンを撮ってから治療?が始まり、歯垢チェクをして上の歯垢の除去などを40分ほど掛けて行いました。下の歯は次回ということで・・・終了。

今回は悪い箇所は見当たらなかったそうで歯の掃除だけで終わりそうです。



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青梅レポート 最終章

2012-03-18 18:45:34 | 日常雑感
午後から雨になりましたが、春の雨のような感じがしておりました。もうすぐ春ですね。
今日も青梅レポートですが、最終になります。

午11:50分。御岳山に到着。

何と雪が積もっているではありませんか。
予約してあった昼食を済ませて、山頂に鎮座している、御嶽神社へと歩き出しましたが、片道30分の山道です。道の両側は雪かきをした雪が固まっており、風景は冬そのものです。
山頂、御嶽神社では、がっしりとした狛犬がお出迎い。


 迫力ある狛犬

この狛犬は、長崎平和記念像の北村西望氏製作のブロンズ像で、その迫力は満点です。

寒い冬の山から逃げるように下山して次に向ったのは、玉堂美術館でした。
季節ごとの展示ですので、早春をテーマとした絵がほとんどでしたが、この美術館の壁いっぱいに展示された「紅白梅屏風」は、観る者を圧倒しておりました。


 
竜安寺を思わせる庭は、奥多摩の山々を借景とした落ち着いた雰囲気が訪れた人達を和ませてくれます。

そして、金剛寺を参拝して青梅市内の住江通りへ。

ここには、今では余り見る事の出来ない、昔懐かしい映画の看板が、町のあちこちに掲げられ、なぜかホットするようなレトロな雰囲気をかもし出しております。





市内に日本で最後の現役映画看板師が在住している事からこの計画が持ち上がり、1993(平成5)年頃からこうした看板を描き始め、各商店のイメージに合わせて映画看板を作成しては設置していたので今のような数になったそうです。



16時30分陽も傾き始めたので帰路に着いた。


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