tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

もうすぐサヨナラです。

2020-01-31 20:33:09 | 非常勤講師奮闘記

1月31日(金)

冬に逆戻りした一日でした。

風は強く冷たく頬を叩き、体は自然に固くなっております。

今日は高等学校へ行って来ました。

高等学校も、2月に入ると3年生たちが学校へ出て来ませんので授業が無くなります。

お菓子

求肥で餡子には梅が入っておりまして「雪中梅」という銘だそうです。

生徒たちには好評でした。

4月から始まった授業としては、今日が最後になりました。

来週は、卒業茶会です。

一服

お稽古も、お互いが主となり客となって交代しながらのお稽古でしたが、終わってから「時間があるからもう一回やりたい」と言い出しました。

思ってもいなかった申し出ですので、喜んで始めましたが、2回目ですからあお菓子がありません。

「お菓子が無いけど・・・」といい始めると、生徒たちが、「持ってる」と言い出し、クッキーや手作りの焼き菓子(これもクッキー?)など、みんなが出し始めました。

数人が出したので、人数分には十分です。

みんなのお菓子を出して、お稽古を再開いたしました。

「みんな4月を思いだしごらん。5分座ってられなかったんだよ。」

お点前が終わると、誰もが建水を持ってスッと立ちます。すごい成長です。

挨拶を終え帰り支度をしていると、何人かの生徒が、手作りのクッキーを持って来て、「先生にこれ!」と言ってくれました。

こんな生徒たち共もうすぐサヨナラです。

 

 

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お正月の道具を飾って・・・

2020-01-30 17:15:11 | 自宅の飾り付け

1月30日(木)

昨日からの暖かさがまだ続いております。

月末はお稽古が無い日が続きますので、普段できない事をしますが、今日は眼科に予約が入っておりましたので行って来ました。

杉花粉が飛び始めているとかで、大勢の患者さんが待っておりましたが、私は予約してありましたので、すぐに検査や診察が始まりました。

正月道具

明日は自宅でのお稽古がありますので、午後から準備と掃除で夕方までかかってしまいました。

掃除が終わったところで、お正月に使った道具たちをしまわなければなりませんので、その前に並べて一枚撮って置きました。

毎年同じような道具ですが、たくさんある道具の中でも、よく使う道具と買った切り、いつ使ったかか覚えがない道具などさまざまです。

最近道具屋さんが「お道具が売れなくなって・・・」。

買ってやりたいのは山々、欲しい道具も沢山ありますが、この先を考えると・・・

そんなことを考えながらのお掃除でした。

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中山道 大宮宿から上尾宿まで

2020-01-29 17:05:22 | 中山道六十九次散歩

129日(水)

昨日の雪や氷雨が嘘のような暖かさでした。

今日も大学はテスト週間でお休みですので、先日行って来た「中山道散歩」の備忘録です。

そろそろ忘れかけておりますので・・・

大宮駅

ここ大宮駅は、江戸時代の大宮宿にあり、日本橋から7里16町といいますから、およそ29キロです。

大宮宿は、氷川神社の門前町として存在しておりましたが、寛永年間に街道が整備され新しい町づくりが行われて、宿場町としての機能が形成されたといわれております。

今回は、ここ大宮駅から出発です。

東光寺山門

曹洞宗1万5千寺の内十指に入るといわれている北関東の名刹です。

熊野の僧が、人肉を食うという鬼を法力で懲らしめ、鬼に食われたという人々の霊を慰めるために東光坊を建立したのが起縁とされております。

 

達磨大師

禅宗のお寺さんには必ずと言って良いほどある達磨大師です。

妖艶な仏さま

達磨大師が安置されている山門に並んでおりました。

何とも妖艶な仏さまで、アニメの世界から抜け出て来たかのようなお姿です。

このお寺さんの接待所をお借りして、身支度を整えて雪の中を出発しました。

道しるべ

この道しるべは安政7年に建てられたといわれております。

中山道から西への行き先「西大山 御岳」と描かれておりました。

石上神社(いそのかみじんじゃ)

江戸の昔から中山道の絵図にも描かれている古い神社です。

今でこそ「疱瘡」を怖がる人はおりませんが、江戸時代の古人は「はやり病」として恐れたそうです。

この石上神社葉、疱瘡をにかからない、なったら直してくれるそんなありがたい神社だったそうです。

東大成の庚申塔

元禄10年の建立と伝えられております。

地元では、耳の神さん、眼の神さんと大事にされているそうです。

正面には、青面金剛像・二鶏・三猿が彫られております。

加茂神社

京都の加茂神社を勧進した社で、年代は不明だそうです。

石柱に「村社加茂神社」と刻まれておりますが、「村社」をセメントで埋めたために却って目立っているという面白さがあります。

水準点

地形や建物などの高さを測る時の基準となるところで、主要国道には2キロ置きにこの水準点が埋められております。

上尾市

上尾市に入りました。

中山道上尾宿は、本陣1軒、脇本陣3軒、旅籠41軒だったと記録が残っております。

上尾が宿場として整備されたのは、江戸になってからといわれております。

本陣跡

本陣跡には、立派な家が建ち面影は全くありませんが、建てかえる時に屋根瓦の一部を塀に使い、往時をしのんでおります。

 

氷川鍬神社

上尾宿の総鎮守で、「お鍬さま」と呼ばれております。

名前の由来は、昔、子供たちがご神体として、鍬二丁を交叉させた車を押して上尾の宿来て、そのまま置いて行ってしまったので、村人たちは、これは農耕神だとして祀り、五穀豊穣を祈ったといわれております。

上尾駅

この駅が、今回の中山道散歩のゴールです。

3時半には着いてしまいました。

それでも、14キロ、20,350歩歩きました。

 

 

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小豆をコトコト善哉を・・・

2020-01-28 17:00:20 | 今日の一服

128日(火)

昨夜からの雪も、2センチくらい降ったりところで雨に変わっておりました。

朝一番で歯医者さんの予約が入っておりましたので心配しておりましたが、何事もなく行って来ました。

ぜんざい

今日は、大学もテスト週間でお休みですので、たくさん頂いた小豆を煮て善哉を作ってみました。

今日みたいにのんびりとした時でないと、中々作ることができませんので丁度良い日になりました。

 

善哉

外は雨、出かけることの無い午後ですので、ゆっくりと煮物などが丁度良いのんびりとした時間を過ごせます。

 

一服

三時にはできましたので、味見を兼ねて一服頂きました。

餡子大好きな私にはたまらない食べ物で、何杯でもいけそうな気がいたしました。

友人が、私の記念日にといって、作ってくれた信楽の茶碗です。

ゆっくり温めて、心していただきました。

友人の気持ちのこもった茶碗ですから・・・

 

朝の雪

最後になってしまいましたが、今朝の雪です。

車の上だけに雪が残っておりました。

雪かきの道具は出しただけで空振りでしたが、まずまず良かったと思っております。

「降らずとも・・・」良かった。

 

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天倫寺月光が咲き始めて・・・

2020-01-27 17:12:09 | 庭の花

127日(月)

気温の上がらない寒い一日でした。

月曜日ですのでストレッチ教室に行って来ました。

寒いので縮んでいる筋肉を思いっきり伸ばしてきましたが、明日当たり筋肉が痛くなる予感がいたします。

天倫寺月光

天倫寺月光が咲き始めました。

去年は12月に咲き始めましたので、高等学校の学園祭に使いましたのに、暖冬で花々が早く咲き出したというニュースが流れる中、この天倫寺月光はどうした事でしょう。

いつまでも暖かかったから開けなかったのか、一ヵ月も遅い開花です。

葉は大きいのですが、花は親指ほどの小さな侘助です。

 

西王母椿

西王母椿は10月には咲き始め、いまだに咲き続けております。

剪定がうまくいかなかったのが原因で、去年咲かなかった分咲いているようです。

剪定さえ上手く行っていれば、毎年同じように咲くはずなのですが・・・

素人の悲しさで、一昨年まずい剪定をしましたので、去年はあまり調子に乗らずに切り詰めましたので、良かったのかも知れません。

椿ばかりは、植木屋さんには頼めませんから・・・

 

雪かき道具

今日の夜から雪という予報ですので、利休さんの「降らずとも雨の用意・・・」です。

降らないに越したことはありませんが、用意だけはして置きました。

腰掛け待合に雪かき道具を置いていたら、本当に来るかもしれません。

 

 

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水の神様にお参りを済ませて・・・

2020-01-26 17:51:03 | 今日の一服

126日(日)

明日の夜から雨や雪だという予報が出ております。

今日は、一月中にどうしてもお参りに行きたかった貴船神社に行って来ました。

貴船神社

貴船神社は、水の神様として全国にお社がありますが、ここもその一つです。

私たちお茶に携わっている者にとっては、水がこの上もなく大切だという事が解っておりますので、毎年お参りしております。

お点前の中でも、「捨てる水は柄杓半分」と決められ、水の大切さをお点前を通して教えております。

お菓子

お菓子は、昨日のお菓子で「お福さん」です。

福は内、鬼は外・・・節分ももうすぐです。

一服

貴船神社にお参りを済ませ、気持ちも落ち着きました。

ホッとしたところで一服頂きました。

茶碗も初茶会で使ったものですので、今月でしまわなければなりません。

仕舞う前の一服をいただきました。

今日で新年の行事はすべて終わりましたので、気持ちも新たに楽しい一年にしたいと思っております。

 

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初稽古に「笠重呉天雪」を掛けて・・・

2020-01-25 18:04:11 | 自宅稽古

125日(土)

お天気は下り坂という予報ですが、暖かな日差しが心地良く感じられる一日でした。

今日は自宅でのお稽古でした。

床の間

いろんな行事が重なって、今年初めてのお稽古でした。

床の間は、この時期になると必ず掛けるお軸で、「笠重呉天雪」笠に降り積もった雪の重みを感じながらの、険しい山道を歩いているという語句です。

この語句の対句に「鞋香楚地花」があります。この山を下りれば暖かな楚国には花が咲いているだろう。

大好きな語句です。

 

花は、檀香梅と賀茂本阿弥です。

花入れは、「鬼の腕」というすごい名前の付いた花入れです。

檀香梅の蕾も大きくなって来ました。そして、賀茂本阿弥椿は茶花としては、古くから茶人たちが愛して使い続けている椿です。

お茶を嗜む人々憧れの椿と言っても良いと思います。

 

大津絵

大津絵を代表する鬼の念仏です。

先生に頂いき軸に仕立てたものです。

鬼の念仏

もうすぐ節分ですので、待合に掛けました。

ほのぼのとした大津絵が大好きで、ずいぶん集めましたが、集めただけで何もなっていないという情けなさです。

 

 

 

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座る事すら出来なかった子達が・・・

2020-01-24 18:21:31 | 非常勤講師奮闘記

1月24日(金)

何となく春めいた1日で、外に出るとホヮ~と暖かく感じてしまいました。

今日は高等学校へ行って来ました。

お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子は、「白梅」という銘でした。

羽二重餅で柚子餡を包み込んだもので、それはそれは幸せを感じてしまうお菓子だったそうです。

これは、高校生の感想ですが、お客様を終えた子が水屋で「幸せを感じました」・・・と言っておりました。

一服

4限が始まる前に、早く稽古場に来た男子が点ててくれました。

4月から始めて、盆略だけのお稽古でしたが、私にお茶を点ててくれる気持ちを持っただけでも嬉しい事です。

5分も座る事も出来ずにいた子たちが、ひと点前終えて、スッと立ち上がる事が出来るなんてすごい進歩だと思っております。

今日もみんなの前で「4月を思い出してごらん。こんなに座っていられなかったでしょ。すごい進歩ですよ。」と言うと、ニッコリしておりましたが・・・

全員が卒業しますので、何週間後の卒業茶会を考えなければと思っております。

 

 

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この冬一番の冷え込みでも・・・

2020-01-23 17:54:36 | 自宅の飾り付け

123日(木)

この冬一番の冷え込みだという事ですが、まだまだ、いつもの冬とはちょっと違う暖かさです。

今日の午前中は予約してあったお医者さんに行き、午後は初茶会に使った道具を全部箱に入れ片付けました。

凍れない蹲踞

今朝の冷え込みでも蹲踞は凍ることなく、筧からの氷柱も一度も見たことがありません。

大寒を過ぎもうすぐ節分だというのに、おかしな気候になったものです。

 

夕闇迫る茶室

道具を片付け、掃除を済ませ、床の間も正月飾りからいつも通りの床の間になりました。

夕闇迫る頃掃除も終わり、落ち着いた茶室で今年もお稽古が始まります。

本来ならば、もっと早くお稽古を始めたかったのですが、初釜式や新年会そして自宅での初茶会などで今頃になってしまいました。

いつものペースでいつものように、今年もお稽古をして行きたいと思っております。

 

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卒業茶会の日にちも決まり・・・

2020-01-22 17:44:14 | 大學の稽古

1月22日(水)

お天気は下り坂のようですが、何とか一日もってくれました。

今日も大学へ行って来ました。

昨日と同じ花で学生が生けました。上手に生けたと思います。

蝋梅と数寄屋侘助ですが、この数寄屋侘助は、よく昭和侘助という名で販売されている侘助と区別が着き難く、混同されることが多いいようです。

葉の形や花のつき方などほとんど一緒です。あえて言うならば、数寄屋侘助の花が小ぶりと云うくらいですか・・・

実際のところ私にもよくわかりませんが、販売店が「数寄屋侘助」といっていたのでそのままです。

 

 

院生

大学院に進んで今年は卒業です。

一年生からお茶を始めておりましたので、六年間お稽古をしていたことになります。

自宅でのお稽古でしたら、お濃茶に進んでい頃です。

院生

卒業茶会の日にちも決まり、お稽古の回数も数えるほどになってきております。

後輩たちの面倒をよく見て、私を助けてくれました。

お茶を続けてくれるのを祈るばかりです。

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