tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

「釣釜を味わう」という本は・・・

2015-02-28 16:58:57 | 日常雑感
2月28日(土)
昨日からの風もすっかり収まり暖かな一日でした。
相変わらずパソコンと向き合って税の申告をしております。

すでに何年かやっているのにも関わらず、画面に出て来る言葉の意味がよく解らずに四苦八苦しております。
TVのCMでは、高橋英樹親子が簡単そうにやっておりますが、肝心の数字を入力するまでの事前準備が、初心者には難しいと思います。

   

   淡交3月号

頭がクシャクシャになっている時に届きました。
淡交誌の3月号です。

今月号は、「釣釜を味わう」と題した特集を組んでおります。
我が家でも、3月からは釣釜を出そうと準備しておりますので、丁度良い特集と云えます。

寒さが緩み、春爛漫を間近に控えたこの時季を代表する趣向として釣釜は欠かすことのできないものの一つです。
こんな書き出しで記事は始まります。

   

   釣釜

釣釜の特集の外で、特筆したいと思うところは、「茶花がたり」です。
業躰の泉本先生が担当されているもので、毎号楽しく読ませていただいております。

文中、・・・花は生き物であり一つとして同じものはありません。
またそれに相対する私たちも、「その時の自分」は一度しかいません。

花との一期一会を大切にし、花に合った入れ方を思案し慈しむことも茶人のすべきことだと思うのです。
このように結んでおられます。

私も花が好きで、育てて、切って、生ける事をしておりますが、決して無駄花を切らないという事を決めております。
お茶会の時などに、抱えるほど花を持って来ている方をお見受けしますが、不思議でなりません。

花入れを決めたら、それに合うような花を見繕って切れば事足りると思いますが・・・

末筆になりましたが、名誉教授の永井宗圭先生のご逝去の知らせがありました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。」


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精魂込めた友人に・・・

2015-02-27 18:00:03 | 日常雑感
2月27日(金)
凄まじいほどの風が吹いております。
2日くらいで出来ると思っておりました確定申告ですが、掛け声だけで未だに完成することが出来ずにおります。

      

   ジオラマ

今日は前から約束してありましたので、友人が展示しております、鉄道模型を見に行って来ました。
友人が精魂込めて作り上げた作品ですので、ゆっくり見てまいりました。

小さなパーツを組み立てながら、頭の中に描き込んだ風景の中に電車を走らせている友人に敬意込めて、「あっぱれ」を挙げたいと思います。
あれだけの物を作る時間と労力はさておき、さぞかしお金も掛かった事だろうと思いながら、友人の顔を思い描いておりました。

   

   可愛い時計

ジオラマが展示してあった場所に掛けられていた時計です。
さすがに子供が集まる場所ですので、時計までそれらしいものを選んで掛けております。

行政のすることにしては・・・・。

   

   天倫寺月光

今シーズン再掲になるかも知れませんが、椿ではなく侘助ですので、開いても親指の先くらいの大きさです。
それでも床の間に飾りますと、がぜんその存在感を発揮いたします。

そう云えば、今年はまだ一度も床の間に飾っていないかも知れません。
今度のお稽古には是非飾って見たいと思います。


   だまされて 紅梅うらむ 余寒哉   子規
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私のブログ記念日

2015-02-26 18:34:21 | 日常雑感
2月26日(木)私の記念日
暖かな日が続きましたから、今日は雨が降り出しました。
気温は昨日の半分も上がっておりません。

今日は私の記念日です。
ブログを始めて丸4年経ちました。

2011年の2月26日に始めたブログですが、何も分からず、日々の事を日記にしようという単純な動機で始めました。
続ける内に自分でも予想外のご訪問を頂き只々ビックリしております。

これからも、日々の出来事を飾ることなく書いて行きたいと思っております。

   

   友人達に

今日は前から友人達と約束をしておりましたので、お茶の道具を持って遊びに行って来ました。
十数名の集まりですので、茶碗は2個、そしてポットにお湯を入れて行きました。
お湯持参という事で、皆さんビックリしておりましたが、今日のようなところでお湯を確保するのは案外難しく、正解だったと思います。

   

   赤ちゃんまで

集まった皆さんの中には赤ちゃんまでおりまして、上は70歳をとうに超えた方など色々で会話も弾みます。
こういった集まりも、たくさんのご縁のたまものです。

始めた時は数人でしたが、回を重ねるごとに人が集まり楽しい集いになって行きました。
こんな会を立ち上げたUさんが3月で転職されるそうで、寂しくなってしまいます。
それでも皆さん変わることなく集まってくるような気がいたします。

最後になりましたが、これからもよろしくお願いいたします。

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源吉兆庵のお菓子を・・・

2015-02-25 17:20:34 | 日常雑感
2月25日(水)
このところ暖かい日が続いており、今日も春を感じさせてくれる一日でした。

お稽古を始めた若い方が、ご主人を連れて挨拶に来てくれました。
きびきびとした素敵なご主人で、何か言うたびに顔を見合わせながら話す若い夫婦を見ていると、こちらもウキウキとした気持ちになります。

   

   お菓子

若い夫婦が持って来てくれたお菓子です。
「源吉兆庵製の粋甘粛」という季節限定のものでした。

我が家もよくお菓子を頂きますが、桐の箱に入って名入れの風呂敷に包まれたお菓子は初めてです。
早速頂いて見ました。

   

   切って

説明書きには、「干柿のやわらかな果肉に蓄えられた自然の甘みと、控えめな甘さの白あんが、お口の中で見事に調和します。」
こんな風に書いてありましたが、それ以上の美味しさだったと思います。

干柿の甘さは想像ができますが、それに上品な甘さの白あんが口の中で溶け合うのですから・・・。想像を超えたおいしさでした。

   

   一服

このお菓子を頂いたらお茶を頂かない訳にはゆきません。
お菓子の甘みがいつまでも残っておりますから、一服のお茶も一口頂くたびに「あ~」という声が自然に出てきてしまいます。

何時も頂いておりますお菓子も、それはそれで美味しいのですが、久しぶりに後を引きそうな美味しいお菓子を頂きました。

肝心の確定申告はちっとも進みませんので、今週中に出来ますか心配になって来ました。
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苦手な日々が・・・

2015-02-24 17:30:26 | 日常雑感
2月24日(火)
昨日の暖かさがまだ残っているような一日でした。
今日から週末まで、苦手な確定申告の作成に取り組まなければなりません。

スムースに行けば明日には・・・と思っておりますが、どうなる事やら見当が付きません。

   

   もっとも苦手

昼食後、気晴らしを兼ねてお散歩です。
細かな数字を見ていると、それだけで気持ちが滅入ってしまいます。
こんな時は散歩に限ります。

   

   気晴らしに

今日は珍しく機関車2台が並んで止まっておりました。こんな事は初めてです。
二台とも同じような機関車でしたが、真近で見られましたので、良い事にしますか・・・でも、最近は金太郎や桃太郎を見なくなりました。
どこへ行ったのでしょう。

      

   ダンコウバイ

我が家のダンコウバイ(檀香梅)は満開です。
甘~い香りを放って咲いております。
あの香りで、何を誘っているのでしょう?まだ虫は飛んでおりませんから・・・

昨日の拙ブログの中で、大宗匠の年齢を間違って書いてしまいました。
大宗匠は、1923年4月のお誕生ですので、92歳と云うことになります。
お詫びして訂正させていただきます。
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大宗匠のご本には・・・

2015-02-23 17:27:10 | 茶の湯
2月23日(月)皇太子誕生日
春のような一日でしたが、夕方からはやはり冷たい北風が吹き出して、冬に戻ってしまいました。

今日月曜日はストレッチの日ですので行って参りました。
いつも同じことの繰り返しをしているわけですが、2,3日関節や筋肉が痛い日が続きます。
散歩をして体は動かしておりますが、やはり違うらしい・・・


   

   茶のこころを世界へ 千玄室著 PHP研究所刊

大宗匠の著書です。
今年で92歳という高齢ではありますが、かくしゃくとしておられ、全く衰えを知らないといった風で、このところ精力的に本を出しております。
前回の本も購入して読ませていただきましたが、今回の本はインタビュー形式をとっておられますので読みやすいのが良いと思います。

   

   表紙を開くと

この本は思いもよらない事がありました。
表紙をめくる大宗匠のサイン「和敬 千玄室」が墨痕鮮やかに書かれておりました。無意識に、押し頂いて読み始めるような気持で読みました。

前にも書いた通り、インタビュー形式ですので、簡単に読み終えてしまいます。
中でも、戦前は、「の」の関係でした。「親の子」「子の親」。学校でも「先生の生徒」「生徒の先生」。「の」という、繋がりも明確な関係でした。それがいつの間にか「と」になった。

「親と子」「生徒と先生」というように、「と」が入って来ました。
この「と」がいけない。「と」をとるために、和の学校をやっているのです。

このような事が、最初から最後まで語られております。

大宗匠の御心に接して見てはいかがでしょう。
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道具の取り合わせは・・・

2015-02-22 17:25:30 | 茶の湯
2月22日(日)
曇りがちのお天気でした。
それでも寒さはそれほどではなく過ごしやすい一日でした。

午前中はあちこちと1週間分の用事を済ませ、午後は先日の本棚の続きです。
今日も出て来ました懐かしい本が・・・。

   

   能楽手帖と歌舞伎手帖

いつの頃買ったのでしょう?
多分、三十歳前半だと思います。

その頃は、道具組に熱中しておりましたから、取り合わせの参考になるような本を一生懸命読んでおりました。
その頃から、物語を道具に組んだりすることが流行り始めたのかも知れません。

今、パラパラと見ましても、よくこんな難しい物を読んでいたものだと思っています。
何か所か付箋がついておりますから、読んでいたんですね・・・。

敦盛、竹生島、松風そして紅葉狩などのところは読んだ形跡がありますし、お茶会で道具を組んだ覚えがあります。
今読むにはちょっと根気が必要かも知れません。

   

   マンサク

山のマンサクが咲き始めました。
植木屋さんが、遠く岩手県から運んで来て植えたマンサクです。
昨年あたりからやっと咲き始めました。

私どものところでは、気温が高すぎるのか、木ばかりが大きく成ってしまい、中々花を咲かせませんでしたが、やっと咲くようになりました。

   

   窪田

この椿は2度目の登場です。
余り綺麗に咲いているので撮りましたので、再掲になってしまいました。

ひし形のように咲く緋色の椿で、実に綺麗です。
30センチほどの苗木を買って来ましたが、今では私の身長を遥かに超えてのびのびと咲いております。
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茶室は雛ずくしになって・・

2015-02-21 17:01:37 | 茶の湯
2月21日(土)
春を思わせる暖かな一日で、気持ちがウキウキとしてしまいそうです。
今日も自宅でのお稽古で、大炉での逆勝手から本勝手になり、それぞれが元のお稽古に戻りました。

逆勝手の影響があまり出ずに済んでいるようでした。

   

   一服

今日もお稽古が終った後での一服です。
最近は、若い人達もお濃茶に移りましたので、こうした可愛らしいお茶碗を使わなくなってまいりました。
それはそれで喜ばしい事なのですが、出して用意する側になりますと、一人くらい使ってくれてもと・・・思ってしまいます。

今日もホットしたひと時を自服で頂いております。
いつもの事と同じですが、この時間が何よりも代えがたい充実した時でもあります。

   

   お菓子

後さきになりましたが、今日のお菓子ですが、「西王母」という銘のもので、桃の節句を思わせるものでした。

お雛様で出迎え、待合床が「桃の花」、そして床の間には立雛の画賛がかかり、一服の茶碗が雛祭りです。
お稽古の間中、どこを向いてもお雛様ばかりでした。

今月のお稽古も今日が最後になり、来月の稽古日には、雛祭りが終っておりますので、精一杯の雛尽しと云ったところでした。
ちょっとしつこいようでしたが、ご容赦頂いて楽しんでもらおうと云う気持ちは充分伝わったと思っております。

あちこちからで梅の便りが聞かれております。来週は、どこかの梅を観に行きたいと思っておりますが・・・

  梅咲くや 手垢に光る なで仏   一茶


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雛祭りを実感して・・・

2015-02-20 18:10:50 | 茶の湯
2月20日(金)
風も無く穏やかな一日で、何となく春めいてまいりました。
今日は自宅でのお稽古でした。

今月最後のお稽古になりますので、お雛様を飾って桃の節句の気分になっていただきました。

      

   お出迎え

玄関でお雛様が皆さんをお出迎えです。

この雛を出すと気分もすっかり雛祭りの気分になるから不思議です。
長年続けているからかも知れませんが、それぞれの目に見えない密かな力を感じます。

   

   花

床の間の花は、ダンコウバイに春蜀光椿でいつもの花ですが、このダンコウバイは知人が山から採って来てくれたものです。
気晴らしにドライブに出かけたらしく、帰りがけに、忘れずに採って来てくれました。

まだまだ蕾が硬く、山の春は遠いようです。
我が家の庭のダンコウバイはすっかり開いてしまいました。

   
   
   軸
床の間は、立雛の絵に桃花笑春風と賛があります。
この軸にも思い出がありまして、どうしてもお雛様の画賛の軸が必要になった時の事、いつものお軸を世話してくれる道具屋さんに連絡をしましたところ、「時期ですので、急に言われましても・・・」という返事でした。


   

   床の間

それでも私の気持ちを察してくれたのか、「今仙台のデパートで展示会をしております。売れないでおれば、何とか」という事で、手配して手元に送ってくれました。
有り難い事に何とか間に合って、無事に済ませる事が出来ました。

自分の手元にある道具すべてが、手に取るとその時、その時代のいろいろな事が蘇って参ります。
思い入れのある道具ばかりです。

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難敵は大炉で・・・

2015-02-19 17:37:33 | 茶の湯
2月19日(木)雨水
今日は「雨水」と云われる日で、降る雪が雨へと変わり、氷が解けだすこのことだそうです。
昔から、この頃から農作業の準備を始めたそうで、暦の上ではいよいよ待望の春に突入といったところです。

         

   この大炉を

我が家では、木曜日は明日のための準備で大忙しです。
しかも力仕事でしたから、少ししては休み、休んでは始めるといった具合でしたので中々進みません。

何といっても大炉です。
ピッタリと据えてありますので、炉壇を引き上げるのに相当な力が要ります。
やはりお茶は男の仕事ですか・・・

      

   何とか

やっとの思いで炉壇を引き上げました。
この場所で灰を篩って出してしまえばこんな大仕事にならないのですが、後の事を考えるとやはり、家の外に持ち出して灰を片付けたい・・・と思います。
部屋の中が灰だらけになってしまうような気がいたします。

   

   やっと

午前中から始めて午後にやっとお茶室が本来の姿に戻りました。
炉壇は重い、畳は重い、重い物ばかりの一日でしたが、いい運動になったと言い聞かせながらやっとの思いでここまで来ました。

しかし、お茶は力仕事が多いと思います。
ただ座ってしゃべっているだけではお稽古になりませんから・・・やはり、男性の仕事かも知れませんね。

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