tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

天高く・・季節の点心をつくる

2013-09-30 18:49:06 | 徒然日記
9月30日(月) 
日中はよく晴れ渡っておりましたが、日差しはなんとなく秋を感じさせるものでした。

今日で9月も終わりですが、月曜日で1週間の始まりです。

ストレッチに行ってまいりました。
先生が今日で最後という事でしたが、張り切っていた先生ですのでホットしている方も多かったかも知れません。



ストレッチ会場の空

秋の空らしく高々と広がっております。

この時期になりますと「天高く馬肥ゆる秋」の諺を聞くことが多くなると思います。

このことわざは誰でもが、「秋は空が高く澄みわたり、馬もよく草を食べて肥える」意から、あんたも気を付けなさいよ・・・。といった意味合いが強いと思っていると思いますが、本来の意味は、「天高く馬肥ゆる秋」は、「秋高馬肥」といい、中国北西部の農民たちにとっては恐ろしい警告を意味することわざになっているそうです。

この言葉の出典では、「匈奴、秋に至れば、馬肥え弓勁(つよ)く、即ち塞(さい)に入いる」とあり、「秋になると馬は肥え匈奴の弓を引く力も強くなり、直ちに国境に攻め入って来る。」という意味だそうで、漢民族は、秋になると防戦の準備をしなければならないという警告でもあったのです。



今月の点心

今月のテキストは「季節の点心をつくる」という内容で、どのページをめくってもおいしそうな写真ばかりです。

天高く・・・の話を書いた後半部分に美味しそうな食べ物の写真ではちょっと嫌味のような気がいたしますが、内容を見ていると誰でも簡単にできそうな気がいたします。

私どもでは、もうすぐ炉開きになりますので何か参考になればと楽しみながら見ております。



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当地、初お目見え沈寿官さんの展示会

2013-09-29 18:43:04 | 日常雑感
9月29日(日) 
朝の肌寒さは一段と増してきたようですが、さすがに日中はまだまだ暑さが残っております。

デパートで薩摩焼の沈寿官さんの展示会がありましたので行ってまいりました。
沈寿官さんは当地初めての出展だそうで、大勢の方が見えておりました。

作品は薩摩独特の素晴らしいものばかりですが、とてもとても手が出せるお値段ではありません。
よくデパートの呈茶など依頼されて行くことがありますが、デパートで呈茶をする方は有名な作家さんですので、お付き合いで買える物は蓋置くらいの物ですが、その蓋置すら桁が違うような気がいたしました。



秋の空

沈寿官さんといえば、司馬遼太郎さんの「故郷忘れがたく候」を思い出します。
豊臣秀吉の朝鮮の役の時、連れてこられた陶工の末裔である沈寿官さんは、子供のころ登校するとものすごいいじめ合い、家に帰って来ると親が門のところで待っていたそうで、親は殴られて帰って来ることを知っていながら学校に送りだしていた・・・そんな件をよく覚えております。

代々そんな思いをしていたという沈寿官さんの家系を見れば、およそ500年の歳月を経て、尚、そうした行為が残っている薩摩という国のしぶとさは、関ヶ原の合戦で敗れながら、自分の領地を守り通した凄さでもあるのでしょう。



オケラ

今朝野草棚に行って見ると咲いておりました。
花が咲くと重くなって下を向いてしまっておりますが何とか立たせて写真を撮りました。

これほど綺麗に咲くのにオケラという奇妙な名前を頂戴している花ですが、秋の花では好きな花のひとつです。
キク科の多年草で、古く万葉の時代から歌に詠まれ、ウケラ、ウケラガハナと詠みこまれていたそうです。

地味ですが、野原で出会った時などは思わず叫びたくなるほどの感動を覚えます。

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作り上げる楽しさDVD

2013-09-28 18:41:26 | 日常雑感
9月28日(土) 
朝、新聞を取りに出ただけでその他は一歩も外に出ず一日が終わってしまいました。
家の中ですので、暑かったのか涼しかったのかさえ分からない・・・。

昨夜は久しぶりの外食でしたので遅くまで掛かってしまい、今日は朝からボーとしておりました。
それでも昼過ぎから、先日の演奏会のDVDの完成を目指してパソコンの前に座り作業開始です。



もうすぐ完成します

出来るだけカットしても1時間30分ほどの長さになります。

DVDにするには2度の変換が必要になりますので、編集が終わってからかなりの時間がかかります。
1回目の変換では1時間40分ほど、2回目が3時間ちょっとかかります。
古いパソコンですので仕方ありません。

新しいパソコンのソフトを使いこなせれば、もっとずっと短時間で出来上がるのでしょうが、まだまだそこまでの知識がありません。
何とか早く使えるようにしなければ「宝の持ち腐れ」になってしまいます。



出来上がったDVD

夕方になってやっとDVDが完成いたしました。

それでも、メディアへの印刷やパッケージケースジャケットの印刷は新しいパソコンで出来るようになりました。
古いパソコンで変換している間に印刷類は全部終わりまいたので、パソコン2台の有効性を発揮いたしました。

物を作り上げるという作業は、そのことに没頭出来るので、今日みたいに動くのが億劫といった時には良いかもしれない。

新しい発見です。




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富士山と一日中・・・

2013-09-27 17:08:34 | 日常雑感
9月27日(金) 
朝から快晴ですが、ちょっと肌寒いようでありました。
お彼岸に行けなかった墓参りに行って来ました。

墓参りと申しましても、3時間くらい掛かりますので、「さぁ~行こうか」という決心が要ります。
昨日の夜になって決めたものですから慌ただしかったようで・・・。



10時ころの富士山

遠くに富士山が見え始めましたが、まだまだ半分も来ておりません。それでも、富士山が見えて来ると、なんとなくもうすぐという気がするから不思議です。



10時45分ころの富士山

世界遺産に登録されてから初めて見る富士山です。
昨日まで雲の中だってそうですが、私達を歓迎するかのように全部を見せてくれました。



11時15分ころの富士山

間近で見る富士山は大きい。そして優美でもあります。
そんな富士山を見ながら街道沿いのスーパーによって、墓参り用の花やお菓子、そして両親とも大好きだったお酒を買ってお墓に向かいました。



今日は見えない

いつも両親が眠っているお墓からは大きな富士山が見えるのですが、雲に隠れてしまいました。
あれほど綺麗に出ていたお山でしたが、県境を越えた途端隠れてしまっておりました。



昼食

昼食は毎回判でで押したように、いつもと同じお蕎麦屋さんに寄って、いつもの通りのお蕎麦を食べて帰路に着きました。



帰りの富士山

帰り道では県境を越えると再び雄姿を見せてくれました。

なんとなく爽やかな気分で家路につくことが出来ました。

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本を頼りにPC教室は・・・

2013-09-26 17:53:39 | 日常雑感
9月26日(木)彼岸明け 
夕方から冷たい北風が吹き出して気温が下がって来ております。
物悲しいほど秋が近づいているようです。

今日は昨日の人間ドック疲れという事でしょうか、妙に体の動きが鈍いように感じております。
そんなわけで、出かける用事はすべて先送りして、好きなことをすることにいたしました。



この本を頼りに

先日買って来たパソコンの教本ですが、本屋さんの棚には数えきれないほどの似たような本が並んでおります。
店員さんに聞いても、「これは個人差がありますし、好みの問題ですから・・・・」とつれない返事です。

仕方なくいろいろの会社の本をパラパラとめくって見ましたがどれも同じように見えます。
教本となるべき本まで解らないのではどうしようもありません。



こちらはWord用

パソコンを始めた時がWordでしたので、使いにくいという方もおりますがWordひと筋でおります。
それでも、エクセルは覚えようとしておりますが、今のところ間に合っておりますので手が出ません。
Excelを使いこなすと便利らしいけれど・・・・。

今日は朝からパソコン三昧でしたが、あまり進歩はありません。どうしてもこれはやりたいと思っていることが一歩も進んでおりません。

同じソニー製のパソコンなのに、便利に使っていたソフトが全く使えないなんてどうなっているのでしょう。

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まだまだ、夏休み中ですが・・・

2013-09-25 18:20:54 | 茶の湯
9月25日(水) 

不順な天候が続いております。
降ったりやんだりお日様が顔を覗かせたりと不安定そのものといった一日でした。

今日はハードな日になってしまいましたが、大学のお稽古に行ってきました。
朝早くから1年ぶりの人間ドックに行って、午後からは大学という予定の通りの行動でしたが、思いの外ドックで疲れてしまい、大学に行くのをためらってしまいそうでした。



一年生は盆略

約束してありますので行かないわけにゆきません。
時間通りゆくとみんな待っておりました。

持参した花を渡し、生けてもらいましたが、だんだんと様になって来たような気がいたします。
やはり、何でもやってもらわないと育たないといいますがその通りだとつくづく思いました。



上級生は風炉

こちらの大学はまだまだ夏休み中で、お稽古に参加して来る子は決まってしまいました。
今月いっぱいだそうですからまだまだ帰省中の人が多いようです。

ところが「4限がありますので失礼いたします」と言って中座する子もおりますので、訳を聞いて見ると、夏休み期間中に集中講義があるそうで、それに出席するのだそうです。

今までは、1年を通して行っていた授業を夏休みの間に集中してやってしまうのだそうです。
その方が人件費が掛からないそうで、数年前から実施しているそうです。

顧問の先生曰く、「今の学生は夏休みをのんびり過ごすことが出来ないほど忙しいのです」と言っておりました。

せわしない学生生活になっているようです。


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夏休みが終わり、いよいよです。

2013-09-24 19:10:59 | 茶の湯
9月24日  
天気予報が当たり、朝から雨が降り始め、何だか肌寒いスタートでしたが、日中はやはり暖かくなりました。

今日は大学のお稽古でした。



こちらの大学は夏休みも終わり、故郷に帰っておりました子たちも戻って来まして前のような活気あるお稽古になりました。

1年生はひと通り盆略のお稽古が済んだ後、上級生が柄杓の扱いを教え始めました。
柄杓の扱いは少し難しく、中々できませんから、根気よく丁寧に教えて行かなければなりません。

ここでいい加減に教えると後で治すのには2倍も3倍も時間がかかりますから、時間がかかっても基本を丁寧に教えることが大事だと思っております。

お菓子は、いつものお菓子屋さんですから、中津川から仕入れたおいしい栗がドンと入っております。美味しくないはずがありません。
このお菓子屋さんの指導で、近々お菓子作りを行います。

それも楽しみです。

上級生たちは、相変わらず学園祭の時に行う立礼のお稽古です。
御園棚を使ったお点前ですので、いつもの平点前とは少し異なったお点前になりますので誰もが真剣です。。

夏休みにずっと参加していた人と、参加できなかった人とは歴然とした差が見られますので、当日本番までには、みんなが同じようにできるようにして行こうと考えております。

でも、皆さん薄茶点前は綺麗にできますのでそれほど心配はしておりません。

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一服が活力を呼び戻す

2013-09-23 16:31:26 | 徒然日記
9月23日 秋分の日 
お彼岸の中日ですが、朝から小雨模様のお天気です。

今日は、一日の昼夜の長さが同じになる日で、ご先祖様の供養をする日でもあります。
また、日本では、農事の意味合いが強く、豊作を祝い、感謝をささげ、田の神様を祀る儀式が行われたとか・・・。

そんな大事な意味合いのある日でしたが、昨日午後から演奏会のビデオ撮りに行っておりました。
いつものメンバーがホテルでの演奏を依頼されたための撮影となりました。



初めてのホテルでの演奏会

初めてのホテルでしたのでメンバーもちょっと戸惑ってはおりましたが、そこは長年の経験がそんな気持ちはおくびにも出さない強さを持っております。
むしろ戸惑ったのは撮影者の私の方で、カメラの位置やマイクの位置を中々決められず場所を二転三転とするほどでした。

バンドのメンバーは、固定されたポジションで演奏を行いますから動くのはカメラです。
それでも、演奏の前には、それぞれの位置を収まりがいいように少しずつですが動いてもらいました。

演奏が始まればいつもの通りです。
いつもの軽妙なMCの話しから始まり、皆さんの気持ちがひとつになったところでスタートです。

ホテル側の意向で、スタートが8時という今までになかった時間でしたので、結局終わったのが10時ちょっと前という長丁場でした。
それでも終わってからが凄い。
咽がカラカラという事で冷たいビールを飲み始め、終わったのが夜中の2時だったそうでびっくりです。

私は付き合ってはいられませんので、終わった後は温泉に直行してのんびりとした時間を過ごしました。



何といっても

家に帰りまずしたこと。
おいしいお菓子をいただき、一服のお抹茶です。

疲れ切っている体の隅々までお茶が浸透してゆくような感じがいたしました。
疲れた時はお抹茶に限れます。

写真の茶碗は、10月に市内のデパートで個展を開催する友人の信楽焼のお茶碗です・・・、とさりげなく宣伝をさせていただきました。

来月になるとまた忙しくなるそうです。




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葡萄棚水指を使って

2013-09-21 18:30:41 | 茶の湯
9月21日 
秋らしいお天気が続いております。

9月に入り2度目の連休ですのでお出かけの人も多いいかと思います。南の方の台風がちょっと気になりますが・・・。

今日もお稽古でした。



点前座

更好棚に葡萄棚の水指を据えてのお稽古でした。

葡萄棚水指は、古染付の型物で、八角形で上部横斜めに棚組を描き、竹水指や桜川水指と同じく、天明天啓ごろ景徳鎮民窯に注文して作らせたものといわれている。(原色茶道大辞典から)
その後、多くの京作家が写しを作るようになったそうです。



お菓子は黄味しぐれ

お菓子屋さんから届いたお菓子は「黄味しぐれ」といわれるもので、口の中に広がる餡子との絶妙なバランスの取れた美味しさは和菓子の美味しさを改めて教えてくれるようです。



茶碗は秋草の絵

この時期になるとよく見かけるお茶碗ですが、わが家でも約束したように出している茶碗です。
数えきらないほどの年月を経ておりますから、それはそれでいい味が出ております。

この茶碗を出しますと、若い人たちは必ず使います。

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床の花は秋色に・・・

2013-09-20 19:07:32 | 茶の湯
9月20日 彼岸入り
秋晴れの過ごしやすいお天気が続いております。
さすがに外に出ると日差しが暑く感じますが、家の中では快適に過ごすことがで来ました。

今日は自宅でのお稽古でした。

今日も知人が届けてくれた花を中心に生けましたが、と言ってもススキだけが届けてくれたものでした。



花はススキ・フジバカマ・ミズヒキ・サクラタデ・カリガネソウの5種

ススキは、八丈ススキのたくさん穂が出ておりましたが、すでに終わりの時期に向かい使うことが出来ずにいたとこに知人が届けてくれましたので助かりました。

フジバカマは少しずつ咲きはじめましたので一番の花を生けました。
秋の七草の一つに数えられておりますが、最近では園芸種がたくさん出回り多くの家庭の庭で見かけるようになりました。

ミズヒキは今頃の山道を歩くと邪魔になるほど咲いております。繁殖力も強くどんなところでも芽を出して花を咲かせます。

カリガネソウは、クマツジラ科の多年草で、アジアからヒマラヤ山脈に分布し、花がカリ(雁)の飛ぶ姿に見立てての命名だそうで、触ると芳香を放つためすぐに分かる。



軸 清風払名月

この時期にしか掛けられないお軸ですので連続して掛けてあります。

別峰老大師独特の墨蹟は、細い線で描かれておりますが、堂々として広い床の間でも遜色なく引き締めてくれます。

今日のブログは、友人のIさんが「縮専」のソフトをプレゼントしてくれましたので、新しいPCから初めてのUPです。


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