tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

別世界の雪の朝

2012-02-29 18:40:55 | 日常雑感
予報されていたとはいえ、朝、窓を開けてビックリした人も多かったと思います。それにしても雪の朝は静かですね。そして明るい。
先日降ったばかりですが、テレビでは電車の遅れ、道路の通行止め、何人が滑って搬送されたとかを盛んに報道しております。


ベランダから隣家

朝起きてやっとの思いで新聞を取って来て、今度はカメラを持ち出してパチリパチリを雪景色を撮って見ました。


いつも見慣れている隣家の棕櫚の木ですが、今日は違って見えました。



そして庭に出て行ってみますと、木の枝が重そうに耐えているのが分かるほどの冠雪です。特に竹は通路をふさいでしまいそうに曲がっております。
細い竹ですから、写して直ぐに雪を払い退けてやりました。

雪がやんでから、家の前や庭の通路の雪かき始めましたが、春の雪は重い。たっぷりと水を含んでいるために、踏むと直ぐに氷のようになって、透きとおり綺麗な足形を作ります。これが凍ってしまうと大変ですので、スコップで側溝へ。
雪はなくなりましたが、濡れておりますから、夜になると凍ってしまうでしょう。


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寒さに負けず可愛い紅侘介が・・

2012-02-28 18:51:02 | 日常雑感
もう直ぐ3月だというのに相変わらず寒い日が続いております。
拙いブログですが、始めて1年が経ちました。毎日の積み重ねですので、それほどの負担を感じる事無く過ぎてしまったというのが実感かも知れません。

寒さに負けない!紅侘介

唐の詩人劉廷芝(りゅうていし)の「白頭を悲しむ翁に代るの詩」の中の有名な句があります。

年々歳々花相似 年々歳々、花相似たり
歳々年々人不同 歳々年々、人同じからず

恐れ多いことかも知れませんが、こんな気持ちでやってゆこうと思っております。

我家の紅侘介ですが、大きくなりすぎて手が届かなくなってしまい、上の日当たりの良いところから咲き始めております。背伸びをし、枝を引っ張りながらやっと撮った写真です。


やはり無理があったのか少しボケ気味です。

大きな木に小さな花をたくさん咲かせ、この寒い時期の庭を明るく和ませてくれております。


明日は雪が降るそうです。

しっかり雪被いで準備しております。可愛い花ですね。

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窯元を久しぶりに訪ねて

2012-02-27 18:58:29 | 日常雑感
強烈な風が吹きすさぶ一日でしたが、久しぶりに友人の窯元を訪ね楽しいひと時を過ごして来ました。


開窯以来建ち続けている

神経の細やかな友人は、昨年の震災以来、精神的なショックが未だに癒えず作陶に没頭できないそうです。
色々話を聞いてみますと、昨年の秋。例年開催しておりました、いわき市での作陶展は、当然中止だと思っておりました所、販売店から「どうしても開きたい。売れなくても開催したい。いつも通り開催することに意義があるから・・・」といわれ、何時ものように作品を積んで向ったそうですが、今まであった町がすっかりなくなっている現実を目の当たりにした彼の気持ちが、いかほどのものであったかは想像を遥かに超えたものだったはずです。

窯元内に併設された展示場は、温かな薪ストーブが柔らかな赤い炎がゆらゆらと部屋全体を温めております。そんな展示場には、親子の作品が競うように展示されておりました。



柔らかな薪ストーブを見ていると何となく落ち着いてきます。友人の一日でも早い復調を願ってやみません。


併設された展示場

温かくなったら又訪ねてみようと思っております。
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桃の木には霊力が・・

2012-02-25 19:07:51 | 茶の湯
昨日の温かさが嘘だったかのように、小雨降る寒い日になってしまいました。

お稽古に使ったお菓子は、「野辺の蝶」と名付けられたもので、つぶ餡を蓬を練りこんだ求肥で包み、蝶2匹が焼印されたお菓子です。


野辺の蝶

外側の求肥のもっちり感と、つぶ餡の舌触りが絶妙な美味しさとなって口の中に広がるお菓子でした。
そして、お雛さまの茶碗で頂くお茶もこの時期ならでのものです。


お雛様の茶碗で

さて、「桃の節句」の桃ですが、桃の木には昔から、「邪気を祓う霊木である」と言われてきたそうですが、中国では魔除けや厄払いに、日本でも、あらゆる魔除けに、桃の木や実を、そして、葉までもが、その霊力を信じて使われて来たといわれております。
先日の機関車「桃太郎」ではありませんが、「桃太郎の鬼退治伝説」などは、その典型と言われております。
そう云えば、父親が言っておりました。「家を建てたら鬼門に桃の木を植えろ」と・・・。

桃の木の話はそれくらいにして、今週の花です。


マンサクに太郎庵椿(写真説明)

マンサクもすっかり開ききってしまいましたが、桃のような色と形をした太郎庵の蕾は可愛いですね・・・。


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お雛様尽くしのお稽古

2012-02-24 18:58:30 | 茶の湯
春を思わせる温かな一日となりました。それでも明日からは又冬に戻るとか・・・。
春先はよく三寒四温といいますが・・・そんな状況にはまだまだようです。


陶雛                              飾り雛                     

我家では、今日から次の週までは雛祭り一色です。玄関も待合もそして稽古場も、お雛様尽くしです。

それにしても、お雛様を飾ると部屋中が華やかにそして和みます。そんな中でのお稽古ですから、当然のごとく皆さんそれぞれの笑顔になります。そんな笑顔に誘われるように次々の笑顔です。


ベトナムの鶯とお雛様

ひな祭りは何時ごろから始まったのでしょう。これも諸説あります。

ひな祭りは何と言っても女の子の健やかな成長を願うのが一番の目的ですが、始まったのは、平安時代にまで遡ります。それは、平安貴族達が儀式としていた「流し雛」に深く関わっております。


待合の色紙

「流し雛」は、邪気に見舞われやすい季節の変わり目の3月最初の「巳の日」に、貴族達は、自分の心身の穢れ(けがれ)や厄を人形(ひとがた)に移し自分の身代わりとして川に流して、厄を祓いたいとする儀式でしたが、江戸時代になると、そうした神事的な「流し雛」から、豪華なお雛様を飾って女の子の健やかな成長を願う「飾り雛」へと変りながら、「ひな祭り」の風習へと定着したといわれております。


床飾り

昨日からお雛様あれこれを出しながら、お雛様の立ち位置の違いに気がつきました。どちらが正しいのやら・・・。調べて見なくてはなりません。
宿題です。

いつも皆さん楽しそうですが、今日はいつもより数倍うきうきとしていたような気がいたします。
気のせいでしょうか?



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雨上がりの花々

2012-02-23 18:33:47 | 日常雑感
雨上がりの柔らかな日差しが一層春らしさを感じさせてくれます。「一雨ごとの温かさ」と言われているように、春の温かなお日様がふりそそぐ日も遠くはなさそうです。



雨が上がったので庭に出て見ると、マンサクがたくさん咲いておりました。今まで余り寒かったので、庭に出ることすらしなかったので、咲き始めたのを見逃してしおりました。



このマンサクは、見てお分かりの通り、園芸種ですので鮮やかな黄色の花をたくさん付けます。しかし、日本の山々に自生するマンサクは、これほど密集しては咲かず、遠慮勝ちに、ちらほらと咲く程度で楚々とした美しさがあります。


藪椿  

マンサクの隣にある藪椿も蕾が大きくなって来て今にも咲きそうです。一枚の葉を笠のようにして、霜や風から蕾を守っているようです。人間も、雨の日などにこんな仕草をしている人をよく見かけます。

可愛いですね。

明日はお稽古。準備は万端です。


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可愛い名前の機関車を撮った

2012-02-22 19:15:05 | 日常雑感
今日は南寄りの風が穏やかに吹いて春を感じさせてくれるような一日となりました。でも明日からは雨模様になるとか・・・。

今日も面白い機関車が止まっておりましたので撮って見ました。



電車や機関車には余り興味もありませんが、散歩コースに長~い貨物列車が止まっていると、歩いても歩いても中々進んでいるようには思えません。ですから、やっと先頭に着くとホットするのと同時に、機関車を見てしまいます。


可愛い名前が付いていた

何と「桃太郎」と書かれているではありませんか。機関車に桃太郎とは・・・。いくらイメージを膨らませても???で、何も頭には浮かんできません。

ピンク色を使って中々面白い事をしますね~。

歩いていて何だか楽しくなってしまいました。



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ネコヤナギが銀色に輝いていた

2012-02-21 18:45:14 | 日常雑感
日中の春を感じさせる陽気に誘われるように散歩に出かけて見ました。

何時もの散歩コースでしたがネコヤナギを発見!


春の空へ

ネコヤナギは、水辺を好み生育し北海道から九州まで、日本全国いたるところの渓流や水辺にその生態を見ることが出来るとか・・・。
早春に銀色に輝く穂を出している様は、春の訪れを感じずにはいられません。



硬い皮を押し破るように咲き始めるネコヤナギは、その姿は日を追うごとに大きくなって、初夏には種子を風に委ねるように飛ばしてゆきます。
中国では柳絮(りゅうじょ)というそうで、柳の花の舞う頃が過ごしやすいそうですが、いかがなものでしょうか?中国観光のパンフレットに「柳絮舞うベストシーズン・・・」なんて・・・でも、ネコヤナギのような可愛らしい柳とは少し違うようです。

「ネコヤナギ」という日本の名ですが、猫の尾に見立てての命名だそうで上手い名前を付けるものです。

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指南という言葉の語源は・・

2012-02-19 18:38:14 | 日常雑感
連日寒い日が続いておりますが、今日は風もなく穏やかな日和となり、遠くの冠雪している山々が輝いて見えておりました。しかし、あの雪の村々の人達のご苦労を思うと只々頭が下がるのみです。

さて、先日の毎日新聞の「余録」欄に面白い事が書かれておりましたので紹介したいと思います。

漢民族の始祖という伝説上の帝王・黄帝が、反乱を起こした獣身の神・蚩尤(しゆう)を討伐した時だ。蚩尤は霧をあやつって黄帝の軍を苦しめた。だが黄帝は車上の人形が常に南の方角を指し示す「指南車」によって軍を導き、ついに蚩尤を降す。
これが「指南」という言葉の起源だという。

この「指南車」、3世紀の晋の時代に実際に作られ、皇帝の行列に加えられた。磁石の仕掛けと思われようが、実は精巧な歯車仕掛けの二輪車で、車が方向を変えても最初に南に向けた人形の向きが変わらぬよう工夫されたそうだ。

ならば摘発されたオリンパスの粉飾決済の霧の中では、どんな方向に指が向けられていたのだろうか。・・・と続きます。

普段何気なく使っている言葉さえ、語源を探ると面白い結果に繋がるのですね。


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お菓子は桃でしたが・・

2012-02-18 17:48:50 | 茶の湯
朝起きて一面真っ白の雪景色にはビックリしました。わずか数センチでしたが、皆さん来られるか心配しておりましたが、時間には全員が揃いお稽古の開始です。

今日お菓子屋さんが届けてくれたお菓子は「桃」でした。もう直ぐ桃の節句ですから当然といえば当然ですが・・・。



お節句が近づいておりますが、お茶室はまだ大炉でして・・・。
先週休んだためですが、お菓子屋さん任せですから仕方ありません。それでも求肥に白餡のしっとりとした美味しいお菓子でした。



窓に月と梅が描かれた茶碗での一服です。


関 通東馬と揮毫された軸

季節の変わり目や、炉開きなどに良く掛けられますが、一般的には関所のことですが、禅でいう「関」は、師が弟子に授ける公案のこというそうです。(すごく難しく??)

お茶室に掛ける時は、「今日は・・」「今日から・・」そんな感じで掛けていただければいいのではないでしょうか。

この軸を拝見したら、今日は何かな~。なんて考えて見てはいかがでしょう。
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