tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

点前を自分のものにするには・・・

2014-12-11 18:15:56 | 茶の湯
12月11日(木)
今日は朝から雨の予報が出ておりましたので、午後の用事を前倒しにして大慌てで用事を済ませましたが、雨は一向に降り始めずに夕方までお天気は何とか持ちました。

朝から慌ただしく、「席の温まる間がない」というほどの一日になってしまいました。
予定通りでしたらこんな忙しい思いをしないで夕方を迎えられたのに・・・

   

   淡交12月号

今日は本を読む間もありませんでしたが、先日届きました「淡交誌」を紹介したいと思います。
今月号は、阪急電鉄や宝塚歌劇団を作り上げた「小林一三」が特集されております。

その前に表紙の写真ですが、夜咄の一コマです。
お茶を嗜んでいる誰もが憧れる「夜咄の茶事」ですが、我が家でもここ数年やっておりません。

皆さんが「やりましょう」というのを待っていては出来ないのかも知れません。
あの幻想的な雰囲気は他では中々味わえないものがあります。

   

   来年の手帳

早くも来年の予定を書き込まなくてはならない頃になりました。
この手帳は「茶道手帳」で、淡交社で発売しているものですが、これが一冊ありますと便利に使えます。

禅語・月々の茶杓の銘や大徳寺関係や千家十職などが細かく掲載されておりますので、お稽古の前などにおさらいをして行くにも便利だと思います。

さて、今月の淡交誌のお家元の巻頭言の中で、「現代社会では老若男女問わず、誰もが即効性を求めがちです。虎の巻を読んだり、他人の成功体験をそのままなぞったりしながら出来るだけ簡単に結果を得ようとする人が多い。(中略)

茶の湯でも教本を捲れば点前手順は覚えられますが、その点前を自分のものにするには、実際に点前座に座るしかありません。
点前座に座り茶筅を振る。その繰り返しこそが自身の茶の湯を確かなものにする唯一の手段だと信じて、普段の稽古に取り組んでいただきたいと存じます。

と、こんな事を書いておられます。
どんなに忙しくても、稽古場に行って茶室の空気を吸うだけでもいいと思っております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする