tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

この綺麗さはヤブとは言わせない・・・

2014-12-21 17:36:50 | 日常雑感
12月21日(日)
昨夜の雨が嘘のように、朝から、からりと晴れあがり師走としては良いお天気でした。
今日は朝早くから植木屋さんが入りました。

   

   藪椿

門に寄り添うように藪椿がありますが、綺麗に咲いておりました。
朝、植木屋さんが「椿が綺麗に咲いている」と一言。さすがに職業柄かよく見ております。

我が家に訪れる方に、挨拶でもするように咲いておりました。
藪椿は、もともとは誰が植えたわけでもないのに、生えては花を咲かせ、その種がまた芽を出して花を咲かせるという事を繰りましながら増えて来た種類です。

そんなところから、ヤブ椿という有り難くない名前を付けられてしまいましたが、椿の原種ともいわれ、椿の愛好家の中でも、あれこれと、集めはしますが、最終的に行き着くのは藪椿だといわれております。

   

   松

朝から一人で松の手入れをしておりましたが、暗くなるちょっと前に終りました。
床屋さんに行って来たようにさっぱりといたしました。

この植木屋さんは、仕事柄だと思うのですが、お茶の事が好きで、10時休み、3時休みの時などは、実に楽しそうに話をいたします。
家元では、飛び石はどんな風に手入れをしているのか・・・聞かれても答えようがありませんが、毎日掃除をしているでしょうから、それほど汚れないのでは・・・とそんな答えになってしまいます。

私共でも、お茶事の時などは、洗った後に、雑巾で綺麗に拭き取りますから、多分そんな事をしているのではないでしょうか。
露地の植木の葉などは、丁寧に拭き取るという事を聞いた事がありますが、実際そんな裏の話は、中々漏れ聞えては来ません。

取りあえず、松の手入れは終りました。

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お蕎麦も先生からのお教えで・・・

2014-12-20 17:56:55 | 茶の湯
12月20日(土)
朝から雲の多い日でしたが、夕方にはポツリポツリと降り出して来ました。

今日は今年最後の自宅でのお稽古でした。

   

   蕎麦

お稽古が始まる前に、全員揃ったところでお蕎麦を出して、今年最後のお稽古に臨みます。
このお蕎麦の慣わしも、私どもの先生が毎年出してくれておりましたので、稽古場を開設した時から先生の教えの通り、年の瀬の稽古日にお蕎麦を出しております。

たくさんある先生の教えの中のひとつと云えます。
ほんの少しのお蕎麦ですが、何だか妙に美味しかったのを覚えております。


   

   曙椿

昨日生けました曙椿ですが、今日はわずかに開き始め、今が一番きれいな時だと思います。
床の間に生けた花は良く撮りますが、このように、一つの花をアップにして撮ったのは初めてです。

この曙椿ですが、成木になってから植え替えを余儀なくされて、一度枯れそうになりました。
その時の処置は、大胆に椿の木自体を切って、丸坊主状態にしてしまったのですが、一夏を過ぎるころに目が出始めましたが、蕾を探すのが大変なくらいの状態が続いておりましたが、15年たった今頃になって勢いを付けた木が花を咲かせ始めました。

そんな思い出のある椿でしたので、思わず「綺麗・・・」と写真を撮ったという事です。


   

   クリスマス

今日は、お濃茶ばかりですので、使ってもらえなかったクリスマスの茶碗で頂きました。
赤い靴下の中に、頂く方、入れて置く方、様々でしょうがクリスマスをお楽しむ下さい。
お稽古の後の一服も、今年最後になりました。

明日からは慌ただしい日々になろうかと思いますが、ダラリとしないで年の瀬を乗り切って行こうと思っております。
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炉の火が赤々と綺麗に・・・

2014-12-19 19:09:04 | 茶の湯
12月19日(金)
昨日より寒さが緩んだそうですが、やはり寒い朝でした。
今日も自宅でのお稽古でした。

      

   炉赤々と

今日も寒かったので早めに炉に火を入れました。
昨日炉の中を整える事を書きましたが、綺麗にに火が熾きております。

何でもそうだと思いますが、ひと手間を惜しまない事が旨く行く最大のコツなのかも知れません。
畳の冷たさは、特に足の裏に直接感じますから、今日のように寒い時は早めに炉に火を入れて、少しでも暖かくなるように心がけております。

   

   花

昨日の白玉椿を使うつもりで庭に出て見ると、今日の曙椿が「私を使って!」と言っているようにこちらを向いておりました。
そんな訳で、今日の花は、アブラチャンと曙です。
曙椿はお正月に使いたいところですが、丁度使い頃ですので、直ぐに切って来ました。

   

   軸

今年のお稽古は今日と明日ですべて終わりになりますので、何事もなく無事に一年を終える事への感謝を込めて「無事」の軸を掛けました。
妙心寺667世の狭間宗義老師のご染筆です。

   

   床の間

今週の床の間です。
長いようで短くもあった一年ですが、忙しくもありましたが、何よりも無事に、そして、楽しく過ごせたことが最高の喜びです。

今年の、自宅でのお稽古も明日で終ります。

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炉の灰に空気を混ぜて・・・

2014-12-18 18:48:19 | 茶の湯
12月18日(木)
今朝はこの冬一番の冷え込みだったそうです。
この寒い朝に、早起きをしてストレッチ教室の申し込みに行って来ました。

会場に到着した時には、既に100人を超える人が長蛇の列を作っておりました。
葉書やネットでの申し込み方法もありますが、ここでは昔ながらの並んで取るという分かり易い方法を取っております。
一番公平だという理由からです。

それにしても、朝の気温は氷点下を記録した寒さの中、早い人は二時間も前に来るそうですが、私を含め皆さん熱心です。

   

    炉を整えて

昼食を済ませてから、明日からのお稽古に備えて大車輪です。
まずは、炉を整える事から始めます。

灰ですから、中をいじれば灰が舞いますのでやはりここから始めなくては・・・。
先週の灰カスなどを取り除いて、炉用の篩で篩ってから整えます。

出来るだけ灰に空気を混ぜ込むようにして置きませんと、炭の燃え方が悪くなりますから大事な仕事でもあります。
忙しさにかまけて、この仕事を怠ると、お稽古中に火が消えてしまう事もありますから・・・

灰を整えてから別の部屋を掃除して、最後にお茶室の掃除に取り掛かります。
掃除が終り、軸を掛け替えれば今日の仕事は終了という事になります。

   

   白玉椿

今日みたいに寒い日でも、使える椿のご機嫌を伺いながら一回り、使えそうな白玉がありましたが、その他の椿も少しずつ使えるようになって来ております。
雪や雨の日は出来ませんが、夏は野草棚を、冬は椿をと見て回るのが日課になっております。

夏は水の心配がありますから見回りというわけでもありませんが、水をやりながらじっくりと観察で来ますので、私の最も楽しみなひと時でもあります。
椿は9月下旬から咲き出す「西王母」から4月下旬ごろ最盛期を迎える「淀朝日」という種類まで、次々に咲くように木を選んで植えてあります。


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1年生の柄杓の扱いは・・・

2014-12-17 18:14:48 | 茶の湯
12月17日(水)
昨日よりもっと寒い朝でした。
これから毎日がこんな状態で続くのでしょか。

暖房の効いていない、畳の部屋の寒さは、歩くのにも冷たさが足裏から伝わってまいります。
今日も大學へ行って来ました。

   

   1年生のお点前

1年生が、やっとここまで出来るようになりました。
お点前の順番は覚えたようですが、11月から始めた柄杓の扱いに誰もが苦しんでおります。

特に引柄杓が問題で、引きながら落としてしまったり、手のひらを上に向けてしまったり、最初から指に挟んでしまったり、とまだまだ課題が山ほどあります。
それでも、まだまだ、柄杓の扱いを始めてからやっと2ヶ月です。
余り急かさないで、しっかり出来るようになるまで根気よくやって行こうと思っております。

   

   柄杓を何とか

柄杓をやっと平らに持って汲めるようになりました。
それでも、お湯を注ぐ時、水を注ぐ時には、どうしても決めた位置から下がってしまいます。
「その位置から動かさないで・・・」と言っても、注ぎ始めると下に動いて行ってしまいます。下げ過ぎて、茶碗の中に柄杓が入ってしまいそうになります。

自分でも経験のあることですから、怖がらずに注ぎ込めるようになるまで、しっかり見て行こうと思っております。

   

   お菓子

白あんのお菓子でしたが、「今日のお菓子は?」と聞いたところ、お菓子屋さんが「伊達巻」と言っていたといいますが、訳が分かりませんので、それ以上聞くのをやめました。

「伊達巻」・・・何のことだろう。初めて出合ったお菓子です。

確かに白あんを、ぐるりと巻いてありましたが・・・
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四年生の置き土産に・・・

2014-12-16 17:50:17 | 茶の湯
12月16日(火)
昨日と同じような書き出しですが、今朝は更に寒かった・・・。

今日は大学に行って来ました。

   

   4年生


四年生のお点前は拝見まで進んでおります。
四年間しっかりお稽古をしておりましたから、自信を持ったお点前をいたします。

四年生の置き土産になる事を願って、今では、私の代わりに、一年生を見てくれます。
下級生に教える事は自分のお稽古にもなりますから、手の空いている上級生には積極的に下級生を見るようにしております。

   

   花

花は、万作に白玉椿を生けました。
これも自分たちで生けましたので、あれこれ言わずに任せております。
よほどの事が無い限り、口を出さないでおこうと思っております。

   

   二年生

二年生のお点前です。
初めての炉のお点前も、やっとスムース出来るようになりました。

それでも、ちょっと気を抜くと、とんでもない事を始めますので、まだまだ気を抜くことは出来ません。
茶筅を持った指が揃っていないのが気になります。

   

   お菓子

今日のお菓子は、今年最後のお稽古ですので、蕎麦饅頭でした。
お菓子屋さんが進めてくれたのか、自分たちで決めたのか聞きそびれてしまいましたが、自分たちで決めたのでしたら褒めてやらなくては・・・。

そんなお稽古でしたが、帰る頃には、チラホラと雪が降り出しておりました。
朝起きたら真っ白の銀世界なんて事が無いように・・・祈っております。

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大紅椿は本物なのか・・・

2014-12-15 17:38:51 | 日常雑感
12月15日(月)
この冬一番の寒い朝だったようです。
着替えてから、暖房の無い部屋へ行った時の寒さは、やはり、この冬一番でした。

部屋が温まるまでじっと我慢ですが、その間に新聞を取りに行ったり、そろそろ咲き出しそうな椿を見たりして部屋に戻れば、暖房器具をフル回転した部屋は暖かくなっておりました。

   

   大紅

期待通りに大紅椿が見事に咲いておりました。
風が当たらないところに植えましたので、花びらが傷つくことなく咲きました。

大紅・・・真紅の大輪の椿で、やはり藪椿からの変種を栽培して完成させた近代の椿だと聞いております。

   

   日本の椿花 淡交社刊

「日本の椿花」によると、神奈川に原木があるそうで、その内容は、「名のとおり、鮮やかな朱紅色の大輪で、花弁は肉厚。まことに端正で他を圧倒するような迫力を持つ。しかし、4月にならないと開花しないのが玉に傷。・・・」とこのように紹介されております。

果たして、我が家で大紅と言われて購入した椿は本物の大紅椿か・・・
ずっと前から「大紅」と言って使って来ました椿で、大木に成長しており、上の方は高枝挟みを使わなければ切れないほどになっております。

今日月曜日はストレッチの日です。
何時ものように1時間良い汗をかいてまいりました。

そして、いつものように、2~3日肩や足の筋肉がピリピリと痛い日が続きます。
いくら散歩をしていても、使う筋肉が違うようですので、自分でも続けて行きたいと思っているひとつです。

   

   会場の空

ストレッチ会場に到着した時の空ですが、黒い雲がゆっくりと動いているのが分かります。
丁度、太陽を遮るように覆っておりましたので、光が四方に分かれて差しているのが見えましたが、写真で見る事が出来るでしょうか。

私のカメラでは、ちょっと無理かも知れませんが載せて見ました。
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おめでたい名前の椿は・・・

2014-12-14 18:28:00 | 日常雑感
12月14日(日)泉岳寺義士祭り
天気予報の通り強い寒波が列島を覆っております。日本海側などでは大雪になっているようです。
寒いはずです。

今日は総選挙ですので、早々と投票を済ませて、たまっていた用事を済ませました。

            

   大神楽椿

おめでたい名前を付けてもらった椿です。
寒さにも強く丁度お正月の頃咲き始めますので良いネーミングだと思います。

この椿は、茶花の本などに生けられているのを見ると、蕾の堅いうちに使う事が多いようです。
花は大輪で白の混ざった物から真紅の花までたくさんの種類があるそうです。

我が家の太神楽は、薄っすらとした白がほんのりと混じっておりますが、殆ど真っ赤に近い咲き方をします。
花が大きい分だけ開いた花はちょっと・・・

      

   藪椿

こちらは藪椿です。
椿の原点とも言われており、咲いた姿は淋しそうでもありますが、真っ赤な花びらに黄色の花芯は凛としたものがあります。

椿の中でも一番好きな花です。

   

   朝の空

朝方の空ですが、まだ青空が広がっておりましたが、お昼を過ぎたころからモクモクとした雲が広がっており来ました。

   

   午後の空

天上は薄い雲ですが、北からやって来た雲は厚く、そして怪しい雲でもありました。
北国では、大雪だそうですが、あの雲の流れ方によっては、私たちの住んでいるところも雪が降り出すかも知れません。

お隣さんの鯉のぼりの竿の向こうに怪しい雲が出ておりますが・・・。

このお天気が、選挙にどんな影響を及ぼすのでしょうか・・・
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松風と湯気の立ち昇る中で・・・

2014-12-13 18:08:30 | 茶の湯
12月13日(土)
強い寒気がそこまで来ているそうで、寒い朝になりました。
明日は総選挙ですが、各地で雪が降るという予報が出ております。

今日も自宅でのお稽古でした。

   

   松風と共に

寒かったので早めに釜を掛けて置きましたので、お稽古の始まる頃に沸点を迎え、心地よい松風と共に立ち昇る湯の煙の中でのお稽古になりました。
釜ごとに音色が違うし、釜師によって更に違った音を聴かせてくれるそうです。
立ち昇る湯のけむりと釜の音を聴いているだけで幸せな気分になります。


   

   邪魔をしないように

皆さん真剣にお稽古をしておりますから、邪魔をしないようにと奥の方から撮りました。
最近では、炭を使わずに電気でお稽古をしている方も多くなっているそうですが、電気では、いくらお湯が沸いても、釜はなりませんし、湯のけむりすら立ち昇りません。

どういう事かは分かりませんが、ただ熱いだけのお湯になっております。

   

   お菓子

お菓子は、「こぼれ松葉」という銘のもので、そば饅頭でした。
粒あんが程よい甘さを感じさせて、美味しいおまんじゅうでした。

   

   一服

何時もの事ですが、お稽古の終わった後に頂いた一服のお茶です。
一週間の終りを感じさせる本当の一服でもあります。

もう直ぐクリスマスですので、可愛らしい茶碗を出して置きましたが、中々使ってもらえないようです。
皆さんお濃茶などしておりますから、こうした茶碗を使う事の方がほとんどおりませんので、使って貰えないのは当たり前の事ですが・・・。

ホットしたひと時を楽しんでおります。

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師走の床に「室閑茶味清」でゆったりと・・・

2014-12-12 18:54:14 | 茶の湯
12月12日(金)
寒さが少し緩んでいるようですが、雲の広がりと共に気温が下がってまいりました。気温は10度を下回っております。
今日は自宅でのお稽古です。

   

   花

花は、アブラチャンに藪椿を生けました。
山道の日当たりの良い所では、アブラチャンの蕾も何となく薄い緑がかって来ております。
新しい年を迎える頃には、ひとつ二つと開き始めるかも知れません。

漢字では、「油瀝青」と書き、木自体に油性が多く良く燃えるので薪などに使用していたといいます。
早春に里山を歩くと、葉の落ち切った雑木林の中に点々と黄色い花を咲かせた株の木がアブラチャンで、一番咲に咲き始めに春を感じさせてくれます。

   

   軸

軸は、「室閑茶味清」で意味など書く必要もないほど分かり易い語句だと思います。
師走の気ぜわしいこの頃ですが、総選挙の最中と云う事もあり、お茶のお稽古をしている間だけでも、心静かにして頂きたいと、この軸を選んで掛けました。

   

   床の間

今日の床の間です。
今年は西王母椿があまり咲きませんでしたので、少しの間、花に関しては心配しておりましたが、藪椿が咲き始めましたので、暫く椿の心配をしなくて済みそうです。

それでも、狭い庭に椿だけはたくさん植えてありますから、ゆっくり探せば必ず見つかると思っております。
長年の習慣で、この椿が終ったら、こちらの椿という順番のようなものができ上っておりまして、幸せな事に、花が無いという事は今までありませんでしたら・・・。

椿も寒い庭から温かな部屋に移されたので、明日のお稽古が終る頃には開き始めると思います。
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