tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

受け継いで行く大切さを・・・

2013-04-30 18:39:30 | 茶の湯
4月30日(火)

朝から雨が降ったりやんだりのはっきりしない一日でした。

4月最後の日でしたが、大学のお稽古にいって来ました。
こちらの大学も一年生がたくさん来ておりましたので一安心です。

お茶事が終わって1日だけのお休みでしたが、ダラダラと休んでいても仕方有りませんから気分転換にも良かったと思っております。



柏餅?

お菓子を買いに行って来た人は、「柏餅を下さい」と言って買って来たそうですが、これは草もちでは・・・・?

包んである葉が柏ではない。
葉を開いて見れば草もち・・・。「何て言って買って来たの?」の質問に先ほどの答えでした。

草もちは、それはそれで美味しいのですが、時期を考えれば柏餅でしょう。



一服頂きました。

お稽古の合間に、お菓子が出されましたので、食べてみましたが、見た目も味も草もちでした。

咽の渇いたところですので、一服のお茶は体中に染み渡るほど美味しかった・・・。

上級生がお稽古をしている間に、手の空いている者は、一年生に基本となる挨拶や帛紗の扱いを小声で一生懸命教えておりました。

自分が習ったことを後輩に伝えるという伝統が生かされておりました。

こうして受け継がれていけばいいなと思っております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶事は順調に・・・

2013-04-29 16:58:44 | 茶の湯
4月29日(月)昭和の日

よく晴れ渡った穏やかな一日でした。

昨日の疲れもありますが、午前中は何となくテレビの前に座り、新聞を読んだりテレビを見たりしながら過ごしておりましたが、昼食を済ませるといつもの調子に戻って来ましたので、散歩に出かけて見ました。

今日は月曜日でストレッチの日ですが、祝日でお休みなので、その代わりに散歩というわけです。

よく休日の過ごし方には2種類あって、積極的な休日の過ごし方と消極的な休日の過ごし方があるそうですが、今日は積極的な休日の過ごし方選んで実行しました。



カタバミ
この花は生命力の強い草で、わずかな石の隙間からでも芽を出し確実に可愛い花を咲かせます。カタバミ(片喰)の名前は、葉の一部が欠けて見えるところから付いたといわれております。

散歩に行って来て元気を取り戻したところで昨日の続きです。

お膳の後は、懐石のメインともいえる煮物椀です。料理を作る人が一番力を入れるのが、このお碗といえます。



煮物椀

ロールキャベツをアレンジしたもので、春キャベツに合挽肉を包んで煮込んだものです。小さく作ってもどうしても拡がって大きくなりがちですので、食べやすいように隠包丁を入れて出しました。

「お熱いうちにどうぞ」・・・。



焼き物

焼き物は鯛で、今が旬で魚屋さんが進めてくれました。厚めに切った鯛の塩焼きです。



強肴

若竹煮は土から出たばかりの小さな筍にわかめと山椒を添えた初夏らしい鉢になりました。



預鉢

蕗と油揚の炊き合わせで、蕗の苦味が春を感じさせてくれます。この鉢の箸が元節になっているのが分るでしょうが、この箸の鉢が出てきたら、「料理はこれが最後です」のサインです。

そして、箸洗いへと進んで行きます。



箸洗

この箸洗いには、茗荷を細く切ったものが1~2本入っておりまして、お客様は「何だろう」と箸で探している間に箸が洗えるというものです。

この後、八寸・香の物と湯斗と続いて、お菓子を出して中立ちで、お客様は少し休憩です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶事が終わった・・・

2013-04-28 18:54:50 | 茶の湯
4月28日(日)

今日も朝から強い北風が吹いておりまして、露地の掃除をしても直ぐに木の葉が散らばってしまいます。時間になればあとは風任せといったところで、お茶事が始まりました。

正午の席入りという事でしたが、11時30分頃にはお客様が見えました。


待合の軸

「處々全真」で、「ところどころ」ではなく「到る処」いう意味で、私達が眼にする総てのものは、ことごとく真理の表れであるという意味だそうです。

待合から、白湯をい頂いて腰掛へ、迎えを受けて蹲で手や口を清めてお茶室へ入ります。



床の間の軸

「本来無一物」無文老大師の筆でもの凄い迫力を感じます。
特に「一」のところは筆をおいた時の勢いが強く墨が飛び跳ねております。あの細い体のどこから、これほどの勢いが出るのでしょう。

挨拶が終わると料理の運び出しが始まります。



最初はこれから

ごはんは一文字。汁はあわ麩。そして、向付は鯛に大葉、茗荷を添えてのお膳です。

このお膳が出ますと、お勝手は大忙しです。

後は明日にしようと思います。
朝早くから準備をして、正午から4時までお茶事。そして終わってから総ての後片付けをしてホットして、お菓子とお茶を頂いてやっと終わりました。

何だか思考力がなくなっております。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶事には無くてはならない物ですが・・・

2013-04-27 18:20:16 | 茶の湯
4月27日(土)

朝から春らしいすがすがしい青空が広がり、大型連休の幕開けに相応しいお天気でしたが、昼ごろから強い北風が吹き始め、我家の野草棚の花たちも煽られて千切れてしまわないかと心配したほどでした。

今日は朝一番で灰形を、と思い40分ほどで完成させて路地掃除です。
特に蹲周りは枯葉の集まるところですので念入るにすることにしております。

それでも今日みたいに風の強い日の掃除は辛い・・・。掃除そのものではなく、掃いても拾っても、直ぐに枯葉などが飛んできるからです。

明日はお茶事ですので、たくさんの道具が必要ですが、お茶道具ばかりではなく、必要なのに見向きもされない物を少しだけ紹介したいと思います。



露地草履

今時、お茶以外で、このような草履を履く事はまず無いといっても過言ではありません。
文字通り露地で掃く草履ですので、お客様が待合から、腰掛待合に移動する時に掃きます。

そして、脱いだ草履は、底を合わせて立てかけて置きます。



円座

これもお茶以外では使わないと思いますが・・・。
竹の皮やイグサで作られた薄い物は見かけますが、ちょっと厚い、この円座は、お客様が腰掛待合で使う物です。

これにも色々な作法がありますので文字では難しい・・・。



柄杓

この柄杓は、蹲で使う物で、竹や木など使って造ります。
昔は水道などありませんから、ひと柄杓掬って、手を清め、口を漱いで、手が触れた柄杓の柄を清めます。

これで、やっとお茶室に入れます。

お茶事ではなくてはならない物ばかりですが、あって当たり前のものですので誰も見向きもいたしません。

こんな道具達によってお茶事は成り立っているのです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道具は思い通りには・・・・

2013-04-26 18:45:58 | 日常雑感
4月26日(金)

朝のニュースで、今日は荒れ模様になるとの事でしたが、予報どおり大荒れのお天気でした。

我家も朝から大忙しで、店が開くまでの時間を使って道具合わせをしたり、献立を変えたりとか時間と競争のようなスタートでした。
10時を待つかのように、デパート・スーパー・道の駅そして再びスーパーへと中々思った食材がありません。食材が無いとなると、献立を根本的に変えなければなりませんから一大事です。

飛び回った甲斐がありまして、何とか揃えることが出来ました。



炉壇を上げて

炉開きから半年お世話になりました炉壇を上げて畳の交換です。畳一枚何キロくらいあるのでしょう。最近何だか重くて仕方がありません。
でも、まる畳にすると部屋が広く感じます。

掃除が済んだ頃には夕方になってしまいましたが、一応、棚をセットして道具を並べて見ると、昨日書いた様なことが現実になり、道具の交換という事になってしまいました。

「道具には力がある」・・・実感いたしました。

しかし、今回使おうと思っていた道具が使えなくなると、道具組みの趣向など変わってしまいますから・・・・。

明日一日ありますから、考える事にしましょう。
今日は疲れた・・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶事の準備は楽しく・・・

2013-04-25 18:22:23 | 茶の湯
4月25日(木)

朝からよく晴れ上がって爽やかな一日でした。

今日は朝から初風炉の茶事の道具出しをいたしました。あれこれ考えながら、出して合わせて仕舞ったり、中々前に進んで行きません。

お茶道具はただ並べればそれでよし、という具合には行かないところが茶道が茶道たる由縁かも知れません。
道具にも力がありまして、並べて見ると負けてしまう道具が結構有ります。

頭でイメージしているのと、実際並べて見るのとでは大違いなんて事もよくあることです。



午前中の道具

午前中は、軸・香合・茶碗・茶杓・などさっと決まり直ぐに出ましたが、その後が遅々として進まず・・・

昼食を取った後、やっと話がまとまり大きな物も決まってゆきました。

風炉・釜・棚など次々に出してゆきます。



水指などが決まる

ここまで来ると、お茶道具は全部揃ったので、次は懐石の道具ですが、まずは料理を盛り付ける鉢からです。

料理は何を何品・・・それに合わせて鉢を出してゆきます。料理を盛り合わせた時に、料理が器の色に同化しないように色も形も選んで出しますが、限られた物の中から選ぶのですから、これが一番難しい・・・



夕方には全部揃う

そろそろ疲れてくる夕方には全部出し終えてホットしているところです。
これから、畳を代えたり、灰形をしたりと、まだまだやること満載です。それでもお茶事の準備は面白い・・・。

明日また頑張ってやろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルエットのお茶室で驚きの光景が

2013-04-24 18:11:13 | 茶の湯
4月24日(水)

朝から雨の一日になりました。夕方にはちょと青空が見えたようでしたが、また小雨がぱらついております。
穀雨で云うと草木を潤す「甘雨」ですか。

今日は先週学校の行事でお稽古が出来ませんでしたので、お稽古に行って来ました。
行って見て驚きました。見慣れない顔がたくさんおりまして、お茶室に並びきれない状態でした。

上級生達が一生懸命勧誘したのだと思いますが、これほどの新入生がお茶室に来たのは久しぶりです。



4年生のお点前

そして更に驚いたことに、授業が終わると入れ替わるように新たな新入生が来ました。
そして、誰もがやってみたいという返事が帰って来たことです。

今の若い人特有の「頑張ります!」是非願がって欲しいと思います。

お稽古のあいま合間に、「高校生の時お茶をしておりましたか?」と聞くと、全員が全く経験が無いとの事でした。
なぜかホットしていた私でした。
なまじ経験して来ますと、覚えたことが中々抜けず本人も教える方もひと苦労しますから・・・・

そんな訳で、今日のお稽古は非常に活気に満ちたものになり、上級生達も見られていると思うから真剣にお点前をするし、見ている方も足の痛さを忘れて見ておりました。

お点前が終わるたびに、足を伸ばして・・・というと、顔をしかめて直しております。
そんな時も、早く痺れを治す方法などを教えますと、全員が同じ用動作を始めますので見ていて微笑ましい限りです。

少しずつ馴染んで行って欲しいと思っております。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道具組は・・・と・・・困った

2013-04-23 18:08:37 | 日常雑感
4月23日(火)

風もなく柔らかな日差しはありましたが、気温が上がらず部屋でじっといていると寒くなってしまいます。
今日は大学のお稽古はお休みですので、朝食後には数日後のお茶事のための道具出しでした。

主な道具が未だに決まらずにいるため、中々進みません。

こんな時は気分転換に散歩が一番です。
昼食後に出かけましたが、歩き出せば着込んでいたセーターなどが邪魔になってしまいます。



風を待つタンポポの種

ここのところ強い風が吹いていましたが、そんな風に耐えたタンポポの種がひとつ、きっと、自分の思っている風が吹いて来るのをじっと待っているに違いない。
柔らかに吹くそよ風に乗って行きたいのだと思う。

そして、久しぶりに機関車に出合いました。機関車だけで何を待つのかじっとしておりました。



貨物を引かないでどこへ行くのでしょう。

やはり散歩をしてくると気分がすっきりとしてきます。
すっきりしたところで、主となる道具を考えて見ることにしましたが、

今年の初風炉の茶事は、4月の連休の最初の日に行います。
5月の連休に入ると皆さんそれぞれ用事があるようですので仕方ありません。

道具組みも、5月といえば端午の節句ですから、それに関連しての取り合わせになりますが、そればかりでは飽きてしまいます。
目先を変えながら、皆さんが喜びそうな取り合わせを、と思うと中々決まりません。

気分転換をしても、またもとの袋小路に入ってしまいました。
もう少し考えて見ましょう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶事の準備は1週間しか・・・

2013-04-22 19:12:21 | 日常雑感
4月22日(月)

何となく冷たい北風が吹いて、冬に逆戻りしたような寒さです。

今日は月曜日。ストレッチで1時間心地よい汗をかいて来ました。ストレッチは午後からですので、午前中は、初風炉のお茶事のための準備を少しずつ始めました。

畳など大掛かりな事は出来ませんので、今日は茶碗を出し始めました。



茶碗を積み上げて

使えそうな季節の茶碗を出しました。

主茶碗や棗や茶杓などはこれからぼちぼちと・・・・取り合わせを考えながら出して行こうと思います。

3月にお茶会が終わり、その道具を片付けたばかりなのに、また道具出しです。
これも仕事か・・・・。

今度は初風炉の茶事ですから、風炉を出して、灰形を作らなければなりません。何だか頭が痛いなぁ・・・。などとぼやいている時間はありません。今度の日曜日です。

頑張って、どんな1週間になるのでしょうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健気にも強風を耐えて・・・

2013-04-21 17:01:16 | 日常雑感
4月21日(土)

昨日穀雨のことを書きましたが、昨晩から雨が降り続き、日中は降ったりやんだりでしたが、夕方からは雨上がりの強風です。

植物にとっては恵の雨も人間にはちょっと??という人も多かったでしょう。

今日はお茶道具の入れ替え準備に追われましたが、準備の準備と云った方が正解らしく、道具類をしまったり出したりした訳ではありません。

それでも一日中広くもない家の中を行ったり来たりいていると疲れてしまいます。

雨があがった合間に外に出て息抜きです。庭を一回りしてみると咲いていました。



ヤマブキ草

昨日の強風にも負けないで、今日は凛として立ち上がりきれいに咲いておりましたが、夕方からの風に花びらが心配ですが、このは花は夕方になると花びらを閉じてしまうので大丈夫です。



どちらか一枚にしようと、見比べておりましたが、どちら共決めがたく2枚載せてしまいました。

花だけ見れば正にヤマブキです。
こんな済んだ黄色があるのだろうかと思ってしまうほど黄色く、そして、小さな花です。

調べて見るとケシ科の多年草で日本各地の山地に分布しているそうで、美しい花なので明治の始めヨーロッパに渡り観賞されているとか・・・。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする