tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

師走の床に「室閑茶味清」でゆったりと・・・

2014-12-12 18:54:14 | 茶の湯
12月12日(金)
寒さが少し緩んでいるようですが、雲の広がりと共に気温が下がってまいりました。気温は10度を下回っております。
今日は自宅でのお稽古です。

   

   花

花は、アブラチャンに藪椿を生けました。
山道の日当たりの良い所では、アブラチャンの蕾も何となく薄い緑がかって来ております。
新しい年を迎える頃には、ひとつ二つと開き始めるかも知れません。

漢字では、「油瀝青」と書き、木自体に油性が多く良く燃えるので薪などに使用していたといいます。
早春に里山を歩くと、葉の落ち切った雑木林の中に点々と黄色い花を咲かせた株の木がアブラチャンで、一番咲に咲き始めに春を感じさせてくれます。

   

   軸

軸は、「室閑茶味清」で意味など書く必要もないほど分かり易い語句だと思います。
師走の気ぜわしいこの頃ですが、総選挙の最中と云う事もあり、お茶のお稽古をしている間だけでも、心静かにして頂きたいと、この軸を選んで掛けました。

   

   床の間

今日の床の間です。
今年は西王母椿があまり咲きませんでしたので、少しの間、花に関しては心配しておりましたが、藪椿が咲き始めましたので、暫く椿の心配をしなくて済みそうです。

それでも、狭い庭に椿だけはたくさん植えてありますから、ゆっくり探せば必ず見つかると思っております。
長年の習慣で、この椿が終ったら、こちらの椿という順番のようなものができ上っておりまして、幸せな事に、花が無いという事は今までありませんでしたら・・・。

椿も寒い庭から温かな部屋に移されたので、明日のお稽古が終る頃には開き始めると思います。
コメント
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