tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

2月は大炉を開いて

2013-01-31 18:17:19 | 茶の湯
1月31日

今日も風もなく穏やかな冬日でした。

きょうは、明日からのお稽古に備えて畳の入れ替えです。
2月は大炉の時期ですので、その準備で半日を費やしてしまいました。3日間遊んだしわ寄せか・・・・。



大炉

この大炉は一尺八寸と広く、正式な炉が一尺四寸ですからその違いは解ると思います。2月という極寒の期に限り開かれるもので逆勝手になりますので、初心者には少し難しいお点前かも知れません。

でも、誰でも初めての時があったのですから、皆さんに挑戦して経験していただきたいと思っております。

今しか出来ないお点前ですから・・・・。



今日巻き上げた軸

掃除の前に今まで掛けていた軸を巻き上げました。

「笠重呉天雪」(笠は重し呉天の雪)こんな風に読むのでしょうが、いかにも今に相応しい軸だと思いますので毎年この時期になると掛けております。

旅人が笠の雪の重さに難渋しながら、雪深い山道を旅をしているのでしょうか・・・。

この語句の続きに「鞋香楚地花」とありまして、呉の国を旅したときは、冬の最中で大雪の峠を越えるのに苦労したけれど、楚の国に着いた時は、陽春で落花を踏みながらの旅は快適だった・・・

準備は終わりました。

明日からお稽古です。
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雪国の湯けむりを存分に・・

2013-01-30 18:05:41 | 日常雑感
1月30日

今日は穏やかな日差しいっぱいの一日でした。

28日に出かけて今日30日帰宅。あっという間の3日間でした。

お正月にのんびり出来なかったので、お稽古のない今週を選んで温泉に浸かってのんびりしてまいりましたが、帰って見れば、電話の着信がいっぱいになっておりまして、あちこち電話をし続け、のんびりムードもここまででした。



風呂場の向うに山々が・・・

到着した日から、一歩も外へは出ずに、風呂に入って休んでは風呂にというのんびりしたもので、その間は、ベットに横になっては眠っており、何でこんなに眠れるんだろうと思うほどよく眠りました。



レストランの窓

ここのレストランで食事をしますが、中日の昼食の時など何組もいなく、何だか申し訳ないような気になってしまします。
ここは、席に着くと係りの方が、一品ずつ丁寧に運び出してくれます。そして、料理の内容を説明してニッコリ笑って下ります。



露天風呂の前の大氷柱

何日かかって出来た氷柱でしょうか。日中でも溶けることはなく大きくなる一方だそうです。
こんな氷柱を見ながらの入浴ですが、頭だけ出してじっといておりますと、段々と体も温かくなり氷柱の近くまで行くことが出来ます。
こんな近くに湯けむりが立ち込めているのに、あの巨大な氷柱はびくともしません。



昼食の鍋焼きうどん

こんな風呂三昧の3日間が終わりました。

また、お稽古が始まります。

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天倫寺月光が咲きましたが・・

2013-01-28 11:12:45 | 日常雑感
1月28日
相変わらずの寒さが続いております。

ご訪問いただきましてありがとうございます。

今日から出かけますので3日お休みです。



天倫寺月光やっと咲き始めました。とっても可愛い侘助です。

帰って来ましたら、また書きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
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新年会の掛け持ちで・・・

2013-01-27 16:18:23 | 日常雑感
1月27日

静かな日曜日ですが、冷たい北風が吹いており、出かけるのを躊躇したくなってしまいますが、10時から所属しております茶道会の新年会、夕方からは友達が集まりまして新年会と、続いております。

このブログは、間の空き時間を使って書いております。
夕方からの新年会は、酒宴が目的ですから、帰ってからの更新は無理でしょうから出掛ける前にUPして行きます。



淡交新年号

淡交誌は私共裏千家の月間茶道誌で、今月号は今話題の「新島八重の茶の湯と裏千家」と題した特集を組んでおります。

会津の砲術師範の家に生まれ、戊辰戦争では男勝りの働きを見せながら敗れ、京都にいる兄を頼って上洛して、新島襄と知り合い結婚。
同志社大学を設立して茶道を始め生涯の楽しみしていたことなど、茶道関係側から見つめているところが面白い特集となっております。

また、お家元の巻頭言では、「茶の湯の世界には相手に対する優しさや気配り、場に対する思いやりといった、現代社会では忘れられがちなものが息づいています。・・・・皆様には茶の湯を通じて、人間関係の大切さを再認識し、次の世代を担う人達に伝えていって頂きたいと願っております。」

と、このように新年の巻頭言で、人間関係の大切さを説いておられます。正にその通りですので肝に銘じて一年を通じて伝えて行きたいと思っております。

さて、茶道会の新年会ですが、年始めですので、新任の理事さんの紹介や、予算案の報告などありましたが、すべて拍手で終了して新年会なります。

今年も多くの新任理事さんがおりましたが、それだけ退任された人がいる訳ですから複雑です。

そろそろ、新年会に出かける時間ですので、楽しい話をたくさんしてきようと思います。

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茶室にも警策が・・・

2013-01-26 18:04:20 | 日常雑感
1月25日

底冷えのするような一日でしたが、今日も稽古でした。

今日は曹洞宗開祖道元禅師の誕生日で、正治2年(1200)1月2日に京都で誕生されております。
1月2日は旧暦ですので1月26日という事になるそうで、813年前の事です。



晃仙禅師御染筆 画賛 雪中托鉢是清風

ご縁を頂きました鶴見の総持寺の禅師様で、お茶会などありますたびに、お手紙をしたためお願いいたしましては揮毫していただきましたうちのひとつです。

聞くところによりますと、末寺の御住職をされておられても、面会などかなわず、遠くから手を合わせるのが精いっぱいだそうで、その御住職にそんな話をいたしましたら、何も知らない人だからできることで、中で修行したお坊さん方には、雲の上の、又、その上のお方だと言っておりました。

   

  警策 妙心寺東海大光管長筆 独座大雄峰

坐禅のときに使うもので、曹洞宗では「きょうさく」臨済宗では「けいさく」というそうですが、坐禅のときにビシッと背中や肩を打つものです。

お茶室の柱に掛けてありますが、皆さん気が付いているかどうか・・・

先ほどの御住職の方が、警策で時には事故がありまして、相手の耳を打ってしまい大怪我をさせてしまうこともあるそうで、打つ側も打たれる側も気を抜いてはならない・・・こんな事を言っておりました。

曹洞宗では壁に向って座っているために肩を打ち、臨済宗は壁を背にして座るので背中を打つそうです。
何度か経験がありますが、ビシッという音は強く感じますが、平らな物ですから少しも痛くありません。

ぼやっとしていると、ビシッと打たれるかも知れません。







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待合の掛け物は道しるべ

2013-01-25 17:59:33 | 茶の湯
1月25日

今日は初天神。天神様を御祭りしている神社は賑やかになっていると思います。

朝から強い北風が吹き荒れておりまして、出かけるのが難儀なほどでしたが、今日はお稽古日でした。



宝舟の画賛

宝船はお正月によく掛けられる事がほとんどで、7福神の乗られた舟が好んで描かれております。

その宝船の軸が、時には全く違った使われ方をいたします。

何年か前の12月お茶事で、待合に宝船の軸が掛けられておりました。
相席をします方々も、「何で今ごろ宝舟?」10人くらいおりましたがどなたも理解できずに席入りをいたしました。

「雪片々」の一行が掛けられており、挨拶の後にお炭手前がありまして、交合の拝見をいたしますと、「太鼓の香合」です。
何となく解ってまいりました。

12月で雪の一行に太鼓ですから、赤穂浪士の討ち入りしかありません。

懐石を頂きながら、「宝船」の話で盛り上がり、楽しいお茶事になったことを思いだしました。



討ち入りの前日に、すす払いの竹売りに変装して吉良屋敷を探っていた大高源吾は、両国橋のたもとで、交流していた宝井其角とバッタリであったのです。

そのとき、源吾が、「西国への旅立ち」を告げ別れの挨拶したところ、宝井其角が旅立ちのの餞に「年の瀬や水の流れと人の身は」と詠んだところ、大高源吾は、「あした待たるるこの宝船」と返し、吉良邸への討ち入りをほのめかしたという逸話残っているのです。

そんな事を物知りの方が話してくれまして、楽しいお茶事をした事を思いだしました。

こうした物語などをお茶に取り入れて楽しむのも素敵な事だと思います。
謎々を解き明かしたように嬉しくなってしまいます。






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椿の開花の異常さは・・・

2013-01-24 20:56:02 | 茶の湯
1月23日

夕べは雨か雪という予報でしたが、どちらも降らずに穏やかな暖かな一日でした。

先週が東京での初釜だったため、お稽古を休みましたので今日が稽古日になりました。

お茶室も正月の飾り物はすべて取り外して、いつものお茶室の雰囲気になりました。



織部の花入に檀香梅と初嵐

初嵐がやっと咲き始めましたので初めていけました。枝物の檀香梅は春先の花ですが、12月の内に切って室内に置きましたから、丁度使いのにはいいところです。

いつもですと、12月の初旬には咲き始めるのですが、今年は今頃の開花です。一体どういう訳なのでしょうか。
会合などで集まった折に、どちらのお宅も椿が咲かないといっておりますから、我家だけではなさそうです。

椿を集めるときに、10月頃から4月いっぱい常に椿が咲いているように、種類を選んで植えましたので、「椿が無くて困った」という事が無かっただけに、今年の異常さが気がいたします。

例年ですと、今頃は、紅侘介や天倫寺月光そして大紅、白玉などが咲誇っているのですが、どれも、蕾が硬く咲く気配さえありません。

椿ほど手を掛けないで咲いてくれる茶花はありません。

色々な教本には、いつごろ剪定して、いつごろ肥やしをやって、など書いておりますが、今まで、よほど乾いた時には水をやる程度で、その他は植えたままといっていいほど放ってありますが、時期にはそれぞれの花を咲かせておりました。

だだひとつすること事といえば、蕾の摘み取りくらいですか・・。


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お菓子を見栄えよく・・・

2013-01-23 18:23:16 | 茶の湯
1月23日

風が吹かない日は実に穏やかに暮れてゆきます。そんな日を代表するような一日でした。

今日も稽古でした。

こちらも、4年生は卒業真じかですが、みんなお稽古に参加しております。
今日は、そんな4年生に、後輩のお点前をじっくり見て、自分の持っているもの、知りうるものをすべて後輩たちに伝えていって欲しいと頼みました。

私一人では見切れないからです。
4年生ならば、マンツーマンで伝えられますから・・・

お茶室の隣は壁一枚で筝曲部が練習しております。私もお琴の音色は大好きですが、お隣さんは合奏しても合わない、一人で演奏しても途切れ途切れ・・・聴いていてくたびれてしまいます。一生懸命してはいるのでしょうが・・・



今日のお菓子 梅

赤絵の器に同系色の梅は映えないと思いますが、何しろ道具がたくさんありませんから、このことを余り強くは言えないところです。

でも、常々お菓子が埋没しないように・・・
お菓子屋さんが一生懸命作ったお菓子が見栄えがしないのではも申し訳ありませんから・・・



瓢の絵の茶碗

ふっくらと美味しそうなお茶を運んで来てくれました。いつもの事ながら、ふんわりと点ったお茶は出されただけで嬉しくなります。


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お稽古への心を静める 「ことば」

2013-01-22 17:50:18 | 茶の湯
1月22日

朝、戸を開けて雪がないのでホットいたしました。

雪が降れば大学の稽古は休まなければなりません。

それでも、突然雨が降り出したり、お日様が顔を覗かせたりと目まぐるしいお天気でしたが、出かけるときは、良く晴れわたった穏やかな冬日でありました。

どこの稽古場でも同じだと思いますが、お稽古を始める前に必ず行わなければならないことがあります。全員揃って挨拶を済ませた後に、「ことばの唱和」を行います。

1年生は覚えられないので、書いてあるものを読みますが、何回かすると直ぐに覚えてしまいます。

「私達は茶道の真の姿を学び、それを実践に移し、絶えず己の心を省みて・・・」と声をそろえて行います。

唱和をすることで、お稽古に向っての気持ちをしっかりと意識してゆくのです。



お菓子は松風

お菓子は松風だそうで、こし餡をきんとんで包み小豆を3個のせてあります。素直なお菓子らしいお菓子といえるかも知れません。爽やかな美味しいお菓子でした。



竹の絵の茶碗

たっぷり、そして、ふんわりときめ細やかに点ててあるお茶は、目の前に運ばれてきただけで嬉しくなってしまいます。

言葉の中に、「道をおさめなお励みつつも、初心を忘れぬように」とありますとおり、大学で学んでいるお茶は、まだまだほんの入り口でしかありません。

これからも、たくさん覚えることがありますので、ずっと続けて欲しいと思っております。



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久しぶりにお茶を忘れて・・

2013-01-21 18:10:55 | 日常雑感
1月21日

風ひとつない静かな日でしたが、今晩から再び雨か雪が降るとの予報が出ております。
雪が降ったら、明日の稽古は休みになってしまいます。

今日から久しぶりのストレッチが始まり、お茶を忘れていい汗をかいてきました。

暮れから正月に掛けて休みが続いておりましたので、本当に久しぶり・・・さて、体がついて行けるか、ちょっと心配なスタートでしたが、始めればいつもの調子が戻っておりました。



ここが会場

コンクリートが打ちっ放しのような建物ですが、半分は温水プールですので、中に入ると水着の人がウロウロしております。

1ヶ月以上のブランクがありますので、足首の関節をほぐし、股関節を充分に緩めてから、前屈、右屈折、左屈折と充分に時間を取って、体の節々筋肉を慣らしながらストレッチして行きます。

充分体が温まってきたところで、ダンベルを両手に持ってスクワットを10回ワンセット3回ほどとかなりきつい運動が続きます。この頃には額に汗がにじんでまいります。

こうして一時間のストレッチ教室は終わりました。

いま、パソコンの前におりましても、足のつけねや肩甲骨がなんとなく痛いような感じでおります。

散歩とは違ったところをストレッチしておりますから、全く違う心地良い疲労感があります。

こうして健康的な一日が終わりました。

今晩からの雪が降らないことを願って・・・・。明日の稽古が休みになると、みなさんガッカリするでしょう。
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