tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

名残の花々を生けて・・・

2020-10-31 18:02:07 | 庭の花

10月31日(土)

爽やかな秋晴れの一日でしたが、外には出掛けることなく、風炉から炉へと変える準備で一日が終わってしまいました。

まだ稽古日には余裕がありますが、少しずつやろうと思っております。

床の間

畳を変えたところで仕事がストップしてしまい、後は明日あしたなんていいながら休んでしまいました。

一休みしたところで、待合にかかっていた軸を床の間に移し掛け、庭にたくさんの花が咲いているのに、床の間に飾らないなんて、花が可哀想な気がしましたので、名残の花たちを生けて見ました。

軸は、「月に雁の絵、賛只一聲」小さな床の間に掛られるように小さな軸ですので、待合などにぴったりです。

今しか掛けられない軸ですので、私共には勿体ないようです。

花は、野紺菊、柚香菊、黄花突抜杜鵑の三種です。

お稽古ではありませんが、名残の花を生けて見ましたが、このホトトギスも、この花が最後で、ほとんどが散っておりました。

日にちに余裕があると中々進まないのが悪い癖で、早くやってしまってのんびりとすれば良いのに、といつも思っておりますが、遅々として進まない・・・

明日もきっと、やり切れなと思ってます。

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亥の子餅の意味を伝えましたが・・・

2020-10-30 18:26:02 | 非常勤講師奮闘記

10月30日(金)

気持ちが良いほど青空は広がっておりましたが、季節外れともいえる北風がすごかった・・・

今日は高等学校へ行って来ました。

稽古場

こちらの学校では、学園祭を外部の方々は入れないで何とか開催できないか模索中で、まだ結論は出てきておりません。

何とか開催させてやりたいと思っても、学校側が開催を決めない事には、非常勤の私にはどうしようもありません。

お菓子

今日のお菓子は、「亥の子餅」でした。

旧暦の10月の亥の日に食べるお餅の事で、万病を祓うという中国の俗信に基づいて、平安時代から伝えられたお菓子だと言います。

また、猪は、陰陽五行説では水性にあたり、火難を免れる信仰があり、亥の日に炬燵や火鉢に火を入れる習慣が広まったといわれております。

こんな説明をしてからお菓子を頂きましたが、何だか「美味しい」「美味しい」だけしか聞えて来なかったような・・・

少しは解ってくれたかな・・・

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淡交誌は水戸徳川家の茶の湯を・・・

2020-10-29 17:50:18 | 本棚の中から

10月29日(木)

秋晴れの爽やかな一日でした。

朝から所用で夕方までかかってしまいましたが、無事に終わりホットしているところです。

淡交11月号

淡交誌の11月号が届きました。

今月号は、「水戸徳川家の茶の湯」という特集を組んでおります。

水戸徳川家は、紀州、尾張と並んで御三家といわれておりました。

そんな格式のある家に伝わる茶道具の数々を写真と共に紹介しております。

内容は

水戸徳川家二代・徳川光圀が小亭「高枕亭」を設けた緑岡に建つ徳川ミュージアムには、徳川家康の十一男頼房を家祖とする水戸徳川家に受け継がれていた資料や什宝が収蔵あれている。

こんな書き出しで、特集は進んでおります。

私には、肩衝茶入 銘 新田・・・気になりました。

本物をぜひ拝見したいと思っております。

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御園棚を下級生たちは覚えて・・・

2020-10-28 16:56:18 | 大學の稽古

10月28日(水)

朝から雲が広がっておりますが、お天気は下り坂のようです。

今日も大学に行って来ました。

こちらの大学も相変わらずのリモートでの授業だそうです。

御園棚

こちらの大学も学園祭は中止ですので、御園棚のお稽古は今日が最後になります。

下級生たちしっかり覚えてくれたでしょうか?

床の間の花は、糸ススキ、フジバカマ、オケラの三種です。

院生

大学生活最後の学園祭が中止となりましたが、休まずにお稽古に参加しております。

スラスラと澱むことなくお点前をしており、下級生たちの良いお手本になっております。

四年生

来年には卒業ですが、しっかりとしたお点前をしております。

学生時代にこうしてお点前を覚えてしまえば、社会人になってすぐに始めても何の心配もありません。

茶道を続けて行けば、学生時代とは全く違った雰囲気の中で新たなお茶を楽しめると思います。

嫌な事があっても、腹だたしい事があっても、茶室に入ると心が和み、点前座に座れば何かも忘れてお点前に没頭できます。

来週からは炉のお稽古になります。

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お点前は覚えても学園祭は・・・

2020-10-27 17:04:05 | K大學の稽古

10月27日(火)

爽やかな秋空が広がって、朝晩の冷え込みも冬近しを感じさせます。

今日は大学へ行って来ました。

御園棚

十月いっぱい御園棚のお稽古をして参りましたが、学園祭の中止でこのまましまう事になります。

学生たちは、どんな形にしても、発表の場を作りたいと言っておりますが、中々難しいことだと思います。

花は、糸ススキ、柚香菊、ツキヌキキバナホトトギスの三種です。

突抜き黄花杜鵑は、いつも見るだけでしたが、今年は初めて飾りました。

飾りましたら、あまりにもピタリと収まったのでビックリです。

お菓子

お菓子は、栗茶巾でいつものことですが、我が家に届けてくれているお菓子屋さんですので、食べる前から美味しいのが分かります。

栗一個丸々食べるよりもっと美味しい・・・

三年生

学園祭の中止で一番ガッカリしている三年生ですが、でも、一生懸命にお稽古をしております。

お稽古は学園祭のためでなく自分のためのお稽古だと言い聞かせているようです。

二年生

二年生は後二年ありますから、その間にコロナ騒動は収まっているかもしれませんから・・

こればかりはどうする事もできません。

何とか、コロナの収束を願うばかりです。

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なごみ11月号は抹茶を大特集で・・・

2020-10-26 16:47:04 | 本棚の中から

10月26日(月)

秋らしい爽やかな一日でした。

こんな日にはどこかに出かけたいところですが、月末の一週間は貴重な一週間となります。

今日は月一度の眼科へ行って来ました。

何処が悪いというわけではありませんが、一ヶ月ごとの定期的な検診です。

なごみ11月号

なごみ11月号が届きました。

大特集として「抹茶を味わう」自分の好みのお茶を探そう・・・

これは、お茶に携わっている者の一人として、読まないわけにはゆきません。

ページをめくるごとに、興味のある事ばかりです。

写真

巻頭を飾っている写真の一枚です。

抹茶を茶壺から出して、石臼で引いて練られたお茶がアップとなっております。

たくさんの抹茶の中から、濃茶、薄茶を分類して、寸評が載っておりますので、初めての人、これからお抹茶を選ぼうとしている方には、強い味方になることだと思います。

我が家でも、三種類の抹茶を使っております。

そして、学校ですが、それぞれの学校でそれぞれの抹茶を使っております。

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草々も名残月の終りを迎えて・・・

2020-10-25 16:54:16 | 庭の花

10月25(日)

爽やかな秋晴れでしたが、風が何となく冷たく感じられるようになりました。

今日は一日衣替えで、日曜日くらいゆっくりしたいという願望もむなしく一日が終わってしまいました。

ユウガギク

我が家の庭に植えてから数十年経っておりますが、毎年変わらない花を見せてくれます。

キク科ヨメナ属に入り、山の日陰のようなところにポツリポツリと咲いておりますが、ヨメナとはちょっと花も葉も違います。

柚香菊

柚子の香りがする菊ということで、柚香菊と名付けられたといわれております。

そんな話を聞いておりましたので、葉を千切って揉んで見ましたが、柚子の香りはしませんでした。

では、柚香菊ではないのでしょうか?

日本のキク科には2000種くらいあるそうですので一概には云えないようで、この花の名前も、花博士といわれる方の直伝ですので、そのまま継承して行きたいと思います。

ツキヌキホトトギス

野草棚が明るくなるほど一斉に咲き出しました。

このホトトギスを購入したころは、花を集めるのが務めのように集めておりましたから、花の丈まで考えずに買ったために小さ過ぎてか生けられずに今まで来ております。

強いと見えて、5鉢くらいに分けてあります。

突抜き杜鵑

葉の間から茎をのばして花を咲かせますので、名の由来になったといわれております。

鉢を這うように咲きますので、何だか貧弱に見えますが、一つひとつの花は、タカクマホトトギスに負けないほど優美さを持っております。

掛け花入れになら生けられるかもしれません。

庭の草々の花たちも、名残月もそろそろ終わりを迎え椿と交代になります。

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名残の花をドッサリ生けて・・・

2020-10-24 17:09:26 | 自宅稽古

10月24(土)

朝から秋の空が広がっており、爽やかな一日でした。

今日は自宅でのお稽古でした。

床の間

床の間の軸は「玉兎清波遊」を掛けて見ました。

この軸にはいろいろな話がありまして、私は、「玉兎青波遊」とお願いしましたら、「青い波」が「清い波」になって仕上がってまいりました。

老師は書き直すと言って下さったそうですが、「これも良いかな」と思いそのまま使っております。

この軸を掛けると、耕月老師を思いだします。

花は、名残の月ですので、我が家に咲いている花を集めて、大きな篭にドッサリと生けて見ました。

糸ススキ、キレンゲショウマ、セキヤノアキチョウジ、フジバカマ、オケラ、サクラタデ、ユウガキクの7種です。

一応、今日が風炉の最後のお稽古になりますので、たくさんの花を生けました。

お菓子

先週に続き、栗がメーンの栗蒸し羊羹です。

お菓子屋さんが毎週違ったお菓子を届けてくれますが、届くまで何だか解らないというのも良いもので、毎週楽しみにしております。

それでも、どうしても・・・という時は、事前に電話でお願いをしております。

一服

武蔵野の絵の茶碗で頂きました。

一週間の終わりの一服です。

毎週の事ですが、お茶の香りを楽しみながらの一服は何ものにも代えがたいものがあります。

一週間が終わりました。

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生徒たちは本物のお菓子を食べて・・・

2020-10-23 18:22:39 | 非常勤講師奮闘記

10月23日(金)

朝から雨模様のお天気でしたが、高等学校へ行って来ました。

雨の日は、ちょっと道中が長いので辛い・・・

教室

和室の50畳もある広い部屋ですが、生徒たちのお点前が10組一斉に始まると、何だか狭く感じてしまいます。

今日は、学園祭が何時もの年とは違い、お客様無しの公算が出てきましたので、お点前を披露する機会がないかもしれませんので、再び勉強を始めました。

教科書を勉強するのではなく、私のプリントをした資料を基に進めてゆきました。

今日は、社会人になって一番困る事を考えて、まず、和食をきれいに食べられるように、箸の持ち方をやってみました。

箸がきれいに持てないのは、親の責任のような気がしますが、ちゃんと持てない子がとにかく多すぎます。

お菓子

お菓子は、「初紅葉」という銘の練りきりのお菓子でした。

「今日のお菓子は美味しいよ」と言うと、すかさず「いつも美味しい!」という返事です。

やはり本物のお菓子を出せるようにして良かったと思っております。

私がこの学校へ行くまでは、近くの駄菓子屋さんのお菓子を生徒たちに食べさせていたそうですので、お菓子だけは、お菓子屋さんの作った本物のお菓子を食べさせて下さいと学校にお願いをして実現いたしました。

お菓子屋さんにも無理をお願いをして、予算内に収まるようにして貰いました。

それから毎週生徒たちは、美味しいお菓子を食べております。

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庭の花々も最盛期を迎えて・・・

2020-10-22 17:10:13 | 庭の花

10月22(木)

朝から重い雲に覆われております

爽やかな秋晴れが少ないようですが、このまま冬に突入しそうな様相です。

キジョウロウホトトギス

待っていたキジョウロウホトトギスが咲き始めました。

暑い夏をうまく乗り切ってくれたようです。

こんなに黄色く鮮やかに咲く花が、先日のコハクキジョウロウホトトギスに変化してしまう不思議・・・

コハクキジョウロウホトトギス

比べてもどうしても自然交配でこういった花になるのか、自然界の不思議ですね。

タカクマホトトギス

このホトトギスもきれいに咲きました。

スマホを新しくした時に、迷わず待ち受け画面に登録しましたので、スマホを開くたびに見られます。

キレンゲショウマ

まだ咲いております。

蕾も沢山持っているので、もうしばらく楽しめそうです。

今年は、蕾にシュッと消毒をしたのが良かったようで、虫の餌食にならずに済みました。

セキヤノアキチョウジ

変わった咲き方をしておりますが、夏に溶けてしまった茎から脇芽が出て咲いたために、こうした咲き方になっております。

でもこの方が使い勝手は良さそうです。

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