tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

短時間でも一生懸命やれば・・・

2014-10-31 20:53:46 | 茶の湯
「10月31日(金)
朝は晴れておりましたが、お昼頃から雲が広がり始め、天気予報の通り夕方からは小雨がぱらつき始めました。
今日もお稽古ではありませんが、学園祭の準備のため大学へ行って来ました。

   


   準備は終り

こちらの大学は、午後7時10分まで授業のため準備に取り掛かれませんので、授業が終了と共に準備に突入といったように開始いたしました。
昨日のように、だらだらと無駄な時間を費やすことなく準備に入り、只々黙々と仕事に没頭です。

何故なら、教室が8時になると閉められてしまうからです。
非力な今時の子達ですが、一生懸命すれば出来るという事を証明するにもいい機会です。

   

   机の運び出された教室

7時10分まで教室が使われていたという記憶はありませんから、よほどのことだったのでしょう。
7時頃教室に行くと、勢揃いをして待っておりました。
時々教室を覗いては時計とにらめっこをしえおります。

仕切りの幕を張るのが一番大変ですので、張ってしまえば明日の朝にでも出来る事ですので、とりあえず幕を張ることに全力投球です。
7時40分には幕が張り終えましたから上出来です。
一生懸命やれば出来るという事が分かったと思います。ほとんどの事は終りました。

明日から4日間の学園祭です。

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教室をお茶の出来る部屋に・・・

2014-10-30 18:48:16 | 茶の湯
10月30日(木)
今朝も寒く、これからは日を増すごとに寒くなる一方です。
今日はお稽古ではありませんが、学園祭の準備のために大学へ行ってきました。

   

   お茶の出来る部屋に

途中休みながらでしたが4時間もかかってしまいました。
学生との事前の話合のすれ違いが原因ですが、何となく無駄な時間を費やしてしまいました。
来年は気を付けて、一から十まで話をしようと思います。

   

   ただの教室

前日まで学生たちが勉強をしていた部屋をお茶ができるような部屋に変えて行くわけです。
いつもは、お茶室で顔を合わせている子達ですが、今日のようにあれこれ働きながら動いている姿は、お茶室とは違った普通の女子大生ですから見ていても面白い・・・
もちろん仕度も違いますから別人のような子や、そのままの子など様々です。

十一月に入って直ぐ学園祭です。
準備も終りましたので、明日一日それぞれの稽古をやって、学祭に備えてほしいと思っております。

楽しみと心配が交錯しております今、こんな事を書いております。
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もう直ぐ学園祭、今どきの子達はあがらないのか・・・

2014-10-29 18:17:42 | 茶の湯
10月29日(水)
今日も寒い朝でした。
朝だけは暖房器具をフル回転でしたが、日中は20度くらいまで気温が上がり動くと汗ばむほどでした。

今日も大學へ行って来ました。

   

   御園棚

御園棚でのお稽古は今日が最後で、週末から学園祭が始まります。
いよいよです。

お稽古を見ている限りでは、それほどの緊張感もなく、いつものように稽古をしておりましたが、内心ではどうなのか知る由もありません。
案外、今の子達はそんなことでオタオタしていないのかも知れません。

   

   シルエットで


夏のボランテア茶会の時に、お点前が済んだ子に、「ドキドキしたでしょう?」と聞いた事がありますが、私の期待するところでは、「ハイ!すごく緊張しました」くらいの返事を想像しておりましたが、「ハイ。全然平気でした!」と呆気らかんとしておりました。

私が同じ年頃で、同じ立場に立ったら、緊張で足まで震えていたかも知れません。
今の子達は、人前に出て何かをするという事に、快感すら覚えているのでは?と思ってしまいます。

そう云えば、何年か目の事ですが、余りお点前が上手に出来ない子がおりましたが、お付合いしていた彼が来た時に、順番以外でしたが、みんなに了解を得てお点前をした、なんて事がありました・・・

もちろん、ご両親など家族が来た時には、その子にお点前をしてもらいます。
今年もそんな事があるかな・・・。
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学園祭まで最後のお稽古は・・・

2014-10-28 18:30:46 | 茶の湯
10月28日(火)
冬を思わせる朝でしたが、さすがに日中は秋らしいお天気になりました。
それでも夕方には、晩秋の強い北風が吹き始め冬のような寒さになってしまいました。

今日は大学へ行って来ました。
何時もですとお稽古は無い週でしたが、真近に迫った学園祭のためのお稽古です。



御園棚

御園棚のお点前を予定している子達は全員ができるようになりました。
2ヶ月間一生懸命取り組んだ成果です。

若い人達ですから、注意すると真っ直ぐに受け入れてお稽古をしますから、直ぐに覚えてしまいます。
後は当日を待つばかりです。



  お菓子

今日は「実り」という銘の付けられたお菓子でした。
こしあんの上に栗が乗り、金団で包んであります。真ん中を切ると、餡子、栗、金団が三重になっていることが解ります。
何とも贅沢な、そして美味しいお菓子でした。   





この花は学園祭に使う予定の花々で、リュウノウギク・ノコンギクの2種です。
風に吹き付けられて曲がって咲いておりましたので、真っ直ぐに生けられないようです。
そろそろ我が家の花も終わりに近づいて来たようで、この2種以外咲いておりません。

学生たちはこんな風に説明をしております。
「リュウノウギクは山道を歩いておりますとよく目にする菊で、一般的には野菊と言われております・・・」

野菊と言われれば直ぐに分かりますが、リュウノウギクでは解らない人が殆どだと思います。
本州の福島以南に自生している菊で、葉をもむと竜脳の香りがするのが特徴で、山道で菊を見かけたら葉をもんで見ると分かると思います。
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お茶事の楽しさを・・・

2014-10-27 18:42:27 | 茶の湯
10月27日(月)
秋とは思えない暖かい一日でした。
3日前からパソコンが起ち上がらずにおりましたが、今日復活いたしました。

友人のMさんが解決してくれました。
いつもの事ですが、パソコンの具合が悪くなると飛んで来て、あれこれといじりながら復活してくれる頼もしい友人です。

今日は久しぶりのような感じで、このブログを書いております。
昨日に引き続き炉開きの事を書きます。

      

   四つ碗

四つ碗は、お茶事では最初の運び出しです。
末客まで運び出しが終ると、「どうぞ、お箸のお取り上げを」の挨拶で、お懐石の始まりです。
お酒、飯器そして汁替えと進んで行きます。

   

   煮物椀

煮物椀は、お懐石料理のメインと言われるほど力を入れて作ります。
開けた瞬間の景色、香りなどを考慮してのお椀になります。

今回は鯛の蓮根蒸しに松茸、蓮草のお椀になりました。
「温かいうちにお召し上がり下さい」

   

   進肴

南瓜、里芋、蛸を盛ったものです。

   

   預鉢

蓮草と菊のあえ物です。
どの鉢も中節の箸を使っておりましたが、この預鉢だけ元節を使います。
これで、お客様方は、最後の料理だという事が分かります。

   

   八寸

八寸を持ち出すと、お懐石もそろそろ終わりが近づいてきます。
最近は皆さん車で来ますので、お酒は出しても飲めませんので何となく寂しいお茶事になっておりますが仕方ありません。
昔は車ですから、などと言いながら結構飲んでおりましたが、今はお酒に手を出す人はおりません。
正午に始まったお茶事も4時までかかってしまいましたが、平均的な時間だと思っております。

今日は、慣れたパソコンでブログを書いておりますが、日常的に何となく使っている道具が使えなくなった時の寂しさは言いようがありません。
今日はパソコンを復活してくれた親しき友人に感謝、感謝しながら書いております。

また、気分も新たにチャレンジして行きたいと思っております。

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炉開きです

2014-10-26 18:35:43 | 茶の湯
10月26日(日)
夜には雨になるそうですが、過しやすい一日でした
今日は早々と炉開きをしました。
いささか早いようですが大学の学園祭が11月上旬にありますので仕方ありません。

   

   待合

海仙宗匠の色紙です。
ずいぶん前に先生からいただきましたが、やっと掛けることが出来ました。

「見わたせば 花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの 秋の夕ぐれ」

お茶を習っている方ならどなたでも耳にしたことがある和歌だと思います。

   

   軸

瑞雲遶石臺(瑞雲せきだいをめぐる)と読むそうで、難しい字を書いていますから中々読めません。
天竜寺管長 関牧翁老大師に揮毫された軸です。
瑞雲が満々と巡っている、よく見てキャッチしなさい・・・こんな意味でしょうか??

   

   花

今年は、椿が咲きません。
いつもの年ですと、西王母が10月上旬にはたくさん咲き始めますが、今年はどうした事か咲き始めません。
異常のほどの天候のためとは思えませんが、ちょっとおかしい・・・

無事に炉開きも終わりました。
正午に始まって、終わったのが16時・・・。

お茶事は4時間という時間は平均的な時間でしょうが、もうちょっとスピードアップできないと、お客様も大変です。

亭主を務めたTさん。初めての亭主役で大変でしたが、いい勉強になったはずです。
次は何、次は何・・・確認しながらやっておりましたが、重ねるごとに覚えてゆきますので、一生懸命勉強してゆきましょう。
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思い描きながら道具を選ぶ・・・

2014-10-25 21:15:21 | 茶の湯
10月25日(土)
朝から爽やかな秋の空が広がっておりました。
今日は朝から全開です。

道具を開いて最終チェックして、部屋の掃除をして、デパートの開店を待って買い物へ、と飛んで歩き大わらわでした。



懐石道具

午後からは懐石道具と器選びです。
懐石道具は、出す順番を思い浮かべながら出してゆきます。ただやみくもに出すと、後で必ずあれがこらがと騒ぎになれます。

器は料理が、より際立つように出来上がった料理を思い浮かべながら出して行きます。





中の用意が終われば、いよいよ路地の掃除です。
ここを通りながら心身を清浄してゆくといわれる路地ですから心して掃除いたします。

特に蹲は、手を清め口をすすぐ大切なところですから、いっそうの心入れとなります。

いよいよ明日は炉開くです。

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名残りの茶会に似合う花は・・・

2014-10-24 17:56:51 | 茶の湯
10月24日(金)
穏やかな過ごしやすい一日でした。風も無く爽やかな秋晴れといったとこです。
今日も引き続き道具の入れ替えで一日が終ってしまいました。




使う道具

26日が炉開きですので、その準備です。
畳を入れ替え、使う道具を出して、お茶で使う道具は出しましたので、後は、懐石道具と掃除です。

この時期は、自宅の炉開きと両方の大学の学園祭が重なっておりますので、目が回るような忙しさです。
今日も、自宅の道具を出しながら、大学で使う道具も合わせて出しました。

それぞれのボテに道具を入れて行く訳ですが、両大学から来ておりますリストを見ながら、仕分け作業のようにやっております。




庭の花

道具を出し切って、ホットするのは花々を見に野草棚に行って見ることです。
今日は珍しい花が咲いておりました。
クサヤツデまたはヨシノソウとも言われております花で、6年くらい前に購入したものです。

キク科のクサヤツデ属の多年草で日本固有種だそうで、川岸や山中の林の中などに自生しているといわれておりますが、随分山は歩きましたが見たことがありません。
とにかく丈夫ですので、地植えでも十分育ちます。一株植えて置くと便利な花です。

ご覧のとおり地味な花ですが、晩秋の花の無い頃に、ひっそりと咲き始めます。
10月の名残りの茶会などにはピッタリかと思います。

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炉を開けると茶室らしく・・・

2014-10-23 18:51:23 | 茶の湯
10月23日(木)霜降
朝降っていた雨も昼頃には上がりましたが、気温は上がらずに肌寒いような一日でした。
今日は「霜降」で、朝夕ぐっと冷え込んで霜が降りるころの事だそうで、暦通りの日でありました。

我が家では、炉開きに準備のために早々と畳の入れ替えをいたしました。



畳の交換

風炉の季節も今月で終わりです。
週末には炉開きを予定しておりますので、時間のある時に少しずつ片付けて行かないと間に合わなくなってしまいます。

炉を切った畳が入るといっぺんにお茶室らしくなりますが、畳の交換も大変な作業です。何といっても畳の重い事に尽きます。
狭い納戸から出しての入れ替えですから・・・。



やっとここまで

休みながら重い炉壇を据えて、釜を乗せながら高さの調整をして行きます。風炉の灰形を作ると思えば簡単ですが、力仕事が続きますので、非力な方には無理かと思います。



おわりました

季節を感じながら、茶室の設え変へ、道具もすべて炉用の物へと交換です。
まだまだ、これから何日かかかりますが、炉開きの日にちは決まっておりますので、重労働な事から片付けて行くのがいいかなと思いながらやっております。

明日は道具の入れ替えです。
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お菓子は甘くなくて美味しいか?

2014-10-22 17:54:51 | 茶の湯
10月22日(水)
朝から雨が降って気温も上がらずに肌寒いような一日でした。
今日も大學です。
こちらの大学も学園祭がもうすぐです。

普段あまりお稽古に来ていない子達も顔を出してにぎやかなお稽古になりました。
特に4年生は、就職や大学院など進路も決まり晴れやかな気分で学際に望めます。

   

   何時もの茶室

何時ものように薄暗い茶室でのお稽古でしたが、前半は1年生が多く、後半は上級生が多いいという具合に偏ってしまいましたが、それぞれ学業が本分ですので致し方ありません。

花は、フジバカマ・リュウノウキクの2種です。
出かける時凄い雨が降っておりましたので外の花は切ることができませんでした。

4年生は最後の学園祭になりますので、充分楽しんでもらいたいと思っております。

   

   お菓子

今日のお菓子は鹿の子と呼ばれるお菓子で、青豆に中は白あんが入った物でした。
見ただけで味が想像できるので、思った通りの味という事になります。

ここのお菓子屋さんは、どちらかと云うと甘さが強い方だと思います。
私共に届けてくれるお菓子屋さんは、甘さ控えめなお菓子が多いいので余計に感じるのかも知れません。

最近、お茶会などでも「あまり甘くなくて美味しい・・・」といった言葉を耳にしますが、どうも私にはしっくりしないような感じがしてなりません。
程ほどに甘く、お菓子によって使い分けてくれるお菓子屋さんがベストのように思いますが如何でしょう?

やっぱりお菓子は甘くなくては・・・。
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