tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

上級生から下級生へ伝える事は・・・

2014-12-09 17:50:27 | 茶の湯
12月9日(火)
朝窓を開けると、お隣さんの屋根に霜がうっすらと降りておりました。
寒いはずです。

今日は大学のお稽古でした。
一年生が多かったですが、上級生が良く面倒を見ております。

   

   2年生のお点前

11月から炉のお点前を始めた2年生のお点前ですが、しっかりとした綺麗なお点前をいたします。
盆略をしっかり覚えて身に着けてから先へ進むとスムースに次のお点前に入って行けます。

写真の子は左利きですが、茶筅通しやお茶を点てる事など、随分と苦労をしておりましたが、今ではお菓子も右手で取れるようなり大変な進歩です。

   

   花

花は、万作に大神楽椿を生けました。
学生が生けておりましたから、手を出さずに見ておりましたが、花が中々いう事を聞いてくれず何時までも触っておりましたから、「そのままでいいんじゃないですか」と手を離させました。

花にとっては、人間にいつまで触られているのは、人間に例えるなら、焼けた火箸を持っている程の熱さだと云われております。

   

   一服

やはり三時にはお菓子を運んでまいりました。
今日は一年生しか水屋にいないことは解っておりましたが、お稽古も始まっており、早く目の前を開けなくてはと思いましてお菓子を食べました。

どうするだろう?と思っておりましたところ、食べ終わった頃合を見計らって、その一年生がお茶を点てて運んでまいりました。
上級生が良く言っておいたのかは解りませんが感心してしまいました。

こうした気遣いを見ていると嬉しくなってしまいます。
当たり前のようですが、私の言っている事を次の人達に伝える事を実践していることが嬉しくてたまりませんでした。
コメント
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