tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

開炉の茶事

2011-10-31 18:57:49 | 茶の湯
今日は朝からの雨も上がり、日中は少し動くと汗ばむほどでした。
土曜日・日曜日と開炉のお茶事を行いました。本来は、11月に入ってから行うのが正しいのですが、前倒しで行いました。少しだけですが紹介して行きたいと思います。まず茶席に入りますと床の間の軸を拝見いたします。


洗心  平田精耕老大師筆

禅宗寺院や神社に行くと必ず手水鉢があります。お参りする前に手などを清めるためのものですが、手を洗うためだけではなく、むしろ、心の汚れを洗い清めるのが目的で設置されております。

茶席に入る前に蹲で手を清め口をすすぎ使った柄杓を清めて席に入る。そんな気持ちでお茶に望むと気持ちが良い美味しいお茶をいただけるかも知れません。

心を洗い、心を磨く。日々精進と思っております。
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旅行の資料作り

2011-10-28 19:48:07 | 日常雑感
今日も穏やかな一日でした。
11月に友達と旅に出かけますので、その資料作りをしていましたがやっと出来上がりました。行く先々の資料を取り寄せて完成させた28ページにも及ぶ大作です。今ではコースや観光地がすっかり頭に入り、一度行ったような錯覚を覚えるほどです。


手作りの旅行資料

一緒の友達には事前に渡して、それぞれ勉強をしてから出かけて行きますので、現地に着いても充分な知識がありますから旅が何倍にも楽しくなるという仕掛けになっております。

今から旅行が楽しみです。
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炉開きに向けて着々と

2011-10-27 21:06:16 | 茶の湯
今日も秋らしい過ごしやすい一日でしたが、家の中では畳の入れ替え、炉壇の据付など力仕事が続きちょっとへこたれています。


炉壇に灰が入りました。

畳を入れ替えてから最初の仕事は炉壇を据えることから始まります。本来炉壇は、土で作り、この時期に新しく塗り替えるのですが、私達のような家では、銅の炉壇を使用します。


五徳を入れて

灰が入ると五徳を入れて高さや傾き加減を見ながら調整いたしますが、柔らかな灰に鉄の物を入れるのですから中々落ち着きません。


完成です

五徳の位置も釜の高さも様々な約束事がありますので、細心の注意をはらって行います。
今日は朝から狭い家の中を行ったり来たり、踏み台に上がったり下りたりと何度やったことやら・・・・。

明日は懐石道具、盛り付けする器、そして茶道具などを一日がかりで出して行きます。


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お茶会を控えて

2011-10-26 19:45:39 | 茶の湯
昨日とはうって変わり、今日は冬のような寒さの一日となりました。

お茶会があと1週間と迫っているため、本番と同じ御園棚を組み立てての実践的な流れを取り入れた緊迫のお稽古となりました。それぞれの分担をしっかり頭に入れて、理解した上で当日を迎えたいからです。


御園棚 少し年季は入ってますが・・・

昨日と同じ御園棚ですが、こちらは30年使っている棚です。しかし、大切に丁寧に使用しておりますから、傷一つなく綺麗なままです。昨日も書いた通り、道具は丁寧に使えば何年でも使えるという事を証明しているようなものです。

この棚を使って、1週間後にはお茶会です。みなさん、あがらずにいつも通りのお点前を披露してくれることを願うばかりです。
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小さなお茶室にすごいものが・・

2011-10-25 19:14:46 | 茶の湯
今日は温かな一日でしたが、時間が経つにつれ時折怖いような風が吹いておりました。そんな荒れ模様のお天気には関係なく、小さなお茶室に立派なお茶道具が届きました。
かねてより頼んでおりました御園棚が今日届きました。紐を解きみんなで分担して棚を出しました。


御園棚

箱から道具を出す時は、誰でも浮き浮きとした気持ちになるもので、誰も嬉しさいっぱいといった顔、顔、顔でした。
お茶会を11月に控え一回でも多くお稽古をしたのに、頼んでおいた御園棚が中々届かずにいただけに嬉しさもひとしおです。それでも、慎重に、そして丁寧に出していたので30分も掛かりました。

これから先、自分達で出し入れをする為には、箱にしまう時の順番を覚えなくてはなりません。そのために、包んである紙に、何が包まれていたかを書き込み、何番目に出したかを書きながら出して行きます。こうして置けば、しまう時には、逆に入れて行けば元通りになります。

こんな事をしながら出し終わり、やっとお稽古になりました。いつになく真剣な眼差しと呼吸が伝わって来るようなお稽古でありました。

水の音、湯の沸く音、茶筅を振る音、時折交わす問答だけがお茶室の中の静けさを、ささやかに揺らしながら時が過ぎて行きます。至福のひと時かも知れません。
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名残りのお茶は中置で

2011-10-22 18:52:11 | 茶の湯
今日は朝から小雨が降り続いて肌寒いような一日でした。
名残りといわれる10月のお稽古も最終の週を迎えます。

今日のお稽古は中置でした。これは少しでもお客様に火を近づけて暖かさを、という心のおもてなしの現われです。
お菓子も「きみあん」のホンワカとしたものです。



10月も末になると、茶道の世界では、風炉から炉へと変わる月ですので、畳の入れ替えや道具の出し入れに忙しい日々が続きます。特に炉を開くということは大変な作業で、炉壇に灰を入れ五徳を据えるだけですが、これが中々・・・。

畳も今風の軽い畳ならいいのですが、本畳の重さは半端ではありません。そして、畳が入れ替わると、今度は道具類の出し入れになります。週が変わったら少しずつ始めようと思います。

とても一日では出来ませんから・・・。

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名残りのお茶ももう・・・

2011-10-21 19:33:50 | 茶の湯
今日は朝から雲が広がった一日でした。10月も半ばが過ぎ、名残りといわれるお茶もそろそろ終わりが近づいてまいりました。
今日のお稽古では、我家に咲いている花を「ありがとう」の感謝を込めて切り集めて床の間に飾りました。


タカノハススキ・アキギリ・オケラ・セキヤノアキチョウジ・カシワバハグマの5種オールスターです。

5月から10月までが風炉の季節で、花は野に咲く花ということになっております。しかし、山での採取も中々難しいこの頃ですので、自分で育てるより仕方がありません。

特に茶花といわれております山野草は地植えでは夏を越せませんので、やはり鉢植えが良いように思います。
3月に植替え朝晩の水遣りから、夏の日よけ、虫除けなど手間も掛かりますが、掛けただけの成果は充分に花が答えてくれます。

11月に入ると花は、椿という事になります。
照葉や蕾の枝物を添えた椿もお茶室にはよく合います。

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振り替えのお稽古日

2011-10-20 18:40:23 | 茶の湯
穏やかな過ごしやすい一日でした。
先週いっぱいデパートでの作陶展などで忙しく火曜日にお稽古が出来ませんでしたので、今日が振り替へ稽古日になりました。それでも皆さん大勢集まり、それぞれがそれぞれのの緊張感を感じたことでしょう


お菓子は山路

小さなお茶室ですから、大勢の人が集まるとやはり温かく、時折汗を拭きながらお点前する人が多く見られました。でも、あの汗は、暑いためだけではないかも知れません。誰もが自分の番が来ると緊張しますから・・・。

何でも自由の昨今、汗を掻くほど真剣になり、緊張する事は中々無いように思います。こうした雰囲気を持続できるよう常に心していなくてはならないようです。

明日もお稽古・・・。気持ちを引き締めて行かなければと、今から思っております。
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紀野一義著 いのちの風光

2011-10-19 19:23:30 | 本棚の中から
暑くもなく寒くも無い過ごしやすい一日でした。
今日は私の本棚の中から、「紀野一義著 いのちの風光」を紹介したいと思います。



この本は、東京谷中の全生庵で行われている、「清風仏教文化講座」で講演されたものを一冊にまとめたものです。毎週土曜日に開催されるこの講座は、古代インドから、中国そして日本に到る仏教の歴史に触れつつ仏教の大要を語ることを主に始まったそうです。

第一章から第八章まで荷分類され、各章ごとに仏教の生い立ちから現代社会の問題まで興味深いお話を綴っておられます。
興味深いのは、人間的愛について」と題された中で、キリスト教の愛と仏教の慈悲がどういう点で違っているかを、記野先生の視点から分かりやすく丁寧にお話しております。

私は拝聴する機会がありませんでしたので、本を購入して読ませていただきました。
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作陶展が終わりました

2011-10-18 19:05:42 | 日常雑感
先週から開催されておりましたデパートでの作陶展が今日終了いたしました。1週間は長いような、短いような日々でしたが、無事に終えることが出来ました。


ガランとした展示場

綺麗に作品が並べてありました展示場も作品が片付けられてしまうと寂しいものです。飾り付けのプロともいえるデパートの担当者が一品一品見定めながら展示して行きますから、作品がより一層際立ちます。見事なものです。


初日に撮影

華やいだ展示場も今日で他の展示に変わります。次の開催は再来年10月に決まっているそうです。
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