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晋ちゃんの気ままな散歩道

あっちこっち横道にそれたり休んだりしながら気ままに散歩しています。

新版画展

2021-09-25 22:28:29 | 美術

5年ほど前、補聴器を買ったが最近はいろんな集まり、音楽会もほとんどなく
補聴器をつけることも殆どない
先日久しぶりに耳鼻科の病院へ出かけたら聴力も少しづつ落ちていると言われた
緊急事態宣言も今月で解除になるだろう
外出する機会も増えるだろうと考え補聴器の調整と電池を買いに堺東まで出かけた


補聴器調整も終わったので昼飯を食べに難波まで足を延ばし
高島屋で千葉市美術館所蔵の「新版画展」を観てきた

大した期待もせずに入場したが素晴らしかった
新版画とは江戸時代の浮世絵版画の技と美意識を継承して大正から昭和の初めにかけて
興隆したジャンルで版元・渡辺庄三郎のアイデアをもとに伝統的な技術を用いながらも
画家たちの新鮮な感覚を重視して生まれ、アメリカを中心に広がった(案内による)
今回千葉市美術館が誇るコレクションから選りすぐった120点の作品が展示されている
以下パンフレットに記載された写真からいくつかを展示しました

   
   大坂道とん堀の朝 川瀬巴水 水の流れが道頓堀の雰囲気だ

    
   劒山の朝 日本アルプス十二題 吉田博

   
   仙台山の寺 川瀬巴水 月に映える山寺                

   
   ベナーレス水辺 チャールズ・バートレット

   
   髪梳ける女 樋口五葉

   
   浴場の女 樋口五葉

   
   対鏡 伊東深水 あの伊東深水もこんなところからスタートしているのだ

   
   ほろ酔い 近代時世粧ノ内 小早川清

   
   四代目尾上松助の蝙蝠安 山村耕花

   
   成駒屋の紙治 河庄の場 吉川観方

   お客さんも少なかったので行きつ戻りつゆっくり観て廻った



安野光雅追悼展

2021-09-01 22:27:27 | 美術
         
一年半ぶりに難波へ出かけた
いま高島屋で開催されている安野光雅追悼展
以前図書館で借りてきた本「不思議な絵」で初めて知って
絵も文章も素晴らしい人だと思っていたが昨年12月に94歳で亡くなった
(今年4月にブログに書いた)
その人の追悼絵画展
洛中洛外春夏編62点、秋冬編59点 他未発表18点が展示されている
絵も素晴らしいがその一点一点に添えられた文章が絵を引き立てる

展示された絵の横にその文章が添えられている
会場は空いているが絵に添えられた文章を読んでいくと数時間かかるだろう
私も最初は丹念に読んでいたがこれでは閉館時間になってしまいそうなので
絵は見るが文章は飛ばし飛ばしにした


会場を出たところで絵ハガキや本を売っていたがこんなに沢山の絵本を
書いていたのかと驚いた
今日の追悼展に展示されていたすべての絵をまとめた本(春秋編、秋冬編)
2冊で5,000円を買って家で読み直すことにした


狭美展

2020-10-23 22:58:58 | 美術
   
                   歯医者の帰りに「狭美展」に行ってきた
                大阪狭山市の絵描きさんたちの作品展
                洋画、日本画合わせて150作品ほど
                大きさは60号から20号、日本画は14点
                私の知っている人も数人出展している

                入り口の周りに受賞作品がずらっと十数点
                市長賞の付いた20号の油絵「大阪南港」
                これは素晴らしいと思った出展していた150作品の中でピカ一だ
                撮影禁止なので作品を掲載できないのが残念だ
                私の知っている人も受賞している

                これは私の独断と好みの感想だが
                離れて観て丁寧に描きあげられていい日本画だなと感じた絵が
                近寄ってみると洋画であったりして残念
                緻密に書かれた絵は日本画の方が素晴らしいと思う

                日本画の出展が少ないのが残念であった

             
                前の日は公民館へ水彩画展を見に行った
                ここでは吹き矢のメンバーの人が出展していた
                上の写真は先生の作品だが五十鈴川の風景がきれいだ

                やはり私は日本画の方が好きなのかな

                

若冲展

2020-02-29 23:55:55 | 美術
       
              難波の高島屋から「京都の若冲とゆかりの寺」という案内が来ていた 
            3月に入ってから行こうと思っていたが
            新型インフルエンザで閉鎖になるかもしれないと思い出かけた

   

                   
             電車はガラガラ、会場もガラガラ
             インフルエンザ感染の心配もなくゆっくり見ることが出来た                      
              
                 
         若冲ゆかりの寺となると6~7年前ウオーキングで行ったJR奈良線「稲荷駅」近くの石峰寺

               
             そのお寺には若冲のお墓と     ユーモラスな五百羅漢像が沢山あったのを思い出した


芸術の秋

2019-10-24 15:49:30 | 美術
   台風一過秋晴れの日曜日、自治会の文化祭に行った

           

  
  大きな油絵です                                        これも油絵

 
  おばあさんの書                                      お孫さんの書

  
       水彩画は10数点の出品があった

  
  粘土作品                                         竹細工

  
                                               切り絵

     それにしても今までに比べれば出品も少なく寂しい文化祭であった
     今までなら木工、写真、能面、編み物、手芸品、パソコン作品など盛りだくさんの出品があったが、
     今年はなんともさびしい文化祭になったなと感じた
     これも高齢化による自治会離れが進んでいるせいなのか

   
    同じころ公民館でもいろいろな絵画展が開かれていた 毎年見に行っている水彩画展
    
   先生の作品 私はこういうきっちりカチッとした絵が好きだ            ドナウ川

  
                           先生に習った通りの描き方だ

       
        大根が躍っているように見える                   横浜南京町の絵に神戸牛の看板

       
           私たちの自治会の人の作品、絵画展が重なったのでこちらの方に出品したそうだ 

 先日尼崎ウオークに参加した時尼信の会館で 日本画三人展「想」というのが開かれていて覗いてきた
 こちらはかなり、そこそこの絵描きさんの絵画展のように感じた
  
   
  
             私は絵を描くのは苦手だが人の描いた絵を見て廻るのは大好きだ
             まだまだ芸術の秋は続くのであちこちで見つけたら覗いてみます 


三十三間堂

2019-09-13 23:48:18 | 美術
                    

                妙法院「二十八部衆立像のうち「迦楼羅(かるら)像」

                京都国立博物館を出たあと雨宿りのつもりで
                七条通を隔てて向かい側にある蓮華王院三十三間堂に入った
                お堂は修理中だが等身の千体観音立像は拝観できる
                千体観音立像の前に国宝観音二十八部衆像、
                さらに国宝雷神と風神像もある

                今朝の新聞には、写真の「迦楼羅像」が載っていた
                今度は何をと思い写真をじっくり見た
                笛を吹いており右足が軽く浮いている
                これだ足でリズムをとっているのだ
                迦楼羅はインドの伝説の鳥ガルダにその源流があり
                仏教に取り入れられ守護神となったそうだ
                迦楼羅はほかに楽器を持つ3像と並べられ
                カルテットを構成しているとあった

           
                修理中の三十三間堂
                         
       
                中尊を中心に左右に500体、合計1,001体のご本尊がまつられている      
                
 

宝誌和尚立像

2019-09-12 17:10:40 | 美術
            
            数日前新聞でこんな写真を見た
          一瞬自分の目を疑った、目をこすって写真に目を近づけた
          お坊さんの顔が割れて下から別のお坊さんが覗いている
          「宝誌和尚立像」とある

          ヘエ~ すごい仏像があるものだ
          本物を見てみたい 西往寺 どこにあるのだ
          9月16日まで京都国立博物館で展示中とあった
          
          
          京都国立博物館

           
          昨日博物館へ出かけた
          京阪電車七條駅から歩いて5分ぐらいのところ
          常設展示場は別に新しい建物が出来ている
          「京博寄託の名宝展」として沢山の名宝が大きい、広い展示場に展示されていた
          私のお目当ては「宝誌和尚立像」のみ
          そばに寄って何度もじっくりと眺めた
          僧侶の額が割れて下から十一面観音が覗いている
          新聞の記事によると梁の武帝が画家に命じてその肖像を描かせようとしたが顔を割いて
          下から観音の像を表しそれが自在に変化したので画家は描くことが出来なかったそうだ
          宝誌和尚への信仰が日本にも伝わり平安時代には日本でも製作されたのかもしれないが
          現存しているのはは本像のみだそうだ
          高くて広い展示場には沢山の仏像が展示されていたが私のお目当てはこれだけ

                         
          他にも国宝「風神雷神図屏風」なども展示されていた

          帰ろうと思い出口まで来たが外は雨が降って、雷神がドカドカ
          雨宿りの後、道路を隔ててすぐ向かいにある三十三間堂によって帰ってきた

          三十三間堂の話は次回に

           

絵画展(2)

2018-12-04 22:12:12 | 美術
               
               国立新美術館
            渋谷からタクシ-で直接正面入り口まで乗り付けた
            すごい、でかい、広い しばらく建物の前をうろついて入館した


               
              中も広い
            いろんな展覧会が催されているが東山魁夷展に入った
            東山魁夷展には以前も入ったことがあるが、
            入るならこれだと思いチケットを買った
            12月3日までなので結構混んでいた
            「花明り」や「緑響く」などの他に
            唐招提寺御影堂障壁画の再現展示があった


               
               「夏に入る」             
               
               「行く秋」なども印象に残った

             帰りは美術館直結の乃木坂駅から渋谷に出て東横線で横濱へ出た
             東京駅に着いてからから飲まず食わずで歩き回り、久しぶりに疲れた
             崎陽軒で美味しい生ビ-ルを飲み、食事をしてホテルに入った
             明日は皇居へ行く予定

11月30日(金) 絵画展(1)

2018-12-03 23:41:17 | 美術
               
                東京で忘年会があり、渋谷の文化村ミュ-ジアムで開催されている
             「ロマンティック・ロシア展」を見たくて前日から出かけた


               
                国立トレチャコフ美術館所蔵の「忘れ得ぬひと(女)」
             19世紀ロシア絵画の傑作、
             サンクトペテルブルグの街角、優雅な馬車からこちらを見下ろす女性
             モデルは宮廷の女性、金持ちの貴婦人、娼婦、「アンナカレニ-ナ」のアンナ
             いろいろな説がある
             この絵の前に来ると、多くの男性が見入って、くぎ付けになるそうだ


   
     正午、モスクワ郊外               春、大水

               
                樹氷
             どの絵からも冬の長い間雪に閉じ込められていた自然の中から、
             一気に飛び出してきた景色が見事にあふれ出している


  
          ハロインの渋谷駅前に戻り六本木の国立新美術館へ向かった
         



田中一村展

2018-09-21 11:28:00 | 美術
               
               佐川美術館で開催されていた「田中一村展」へ出かけた。
             佐川美術館、滋賀県の守山にあるが電車で出かけるには
             湖西線経由堅田からの方が近道だと考え山科で乗り換えた。


               
               
               
               駅前の観光案内所で訊くと佐川美術館直行のバスは少ないので
            琵琶湖大橋を渡ったところで下車し、約1kmほど歩けばいいと聞いた。

               
               
               お昼前に家を出て、いつもの「俵右衛門のおにぎり」を買ってきたので
            途中薄曇りの中琵琶湖畔で昼食にした。

             
               
               14時美術館に着いた。
             田中一村についてはあまりよく知らないが、
             先輩で以前から大好きな絵描きさんだ、という人に何回も話は聞いていた。
             館内にはたくさんの作品が展示されている。
             1908年生まれ、1977年 69歳で亡くなっている。
             幼いころから南画を習い神童ともてはやされたそうだ。
             東京美術学校に入ったがすぐ辞めている。
             師と仰ぐ川端龍子と意見が合わず、挫折を繰り返すうちスケッチ旅行で
             奄美大島の風景に惹かれ移住し、独自の花鳥図に至った。
             
             沢山の作品の中で気に入ったのは「秋晴」(1948年の作品)
             金地に描かれた千葉県の親戚が暮らす農村ののどかな夕暮れの絵。
             木にぶら下がる真っ白な大根が印象的であった。

               

               
               沢山の絵が展示されていたが晴れやかさはなく、落ち着いた絵が多かった。
             奄美大島時代の絵は奇抜さは感じるが、別に好きだとも思わない。
             帰りは美術館前に留まっていたバスで守山駅へ向かったが、
             あっちこっち回り道をして倍以上の時間と料金がかかった。