さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

早くも「日本人キラー」キラー?に挑む 武居由樹、5戦目でOPBF挑戦

2022-06-18 20:15:24 | 関東ボクシング



今日、所用で会った友人から聞かされて驚いたのですが、情報はもう出ていたんですね。
武居由樹、次戦はOPBFスーパーバンタム級王者、ペテ・アポリナルに挑戦決定。
8月26日、ホールで開催とのこと。
記者会見動画がYouTubeに上がっていました。







ひかりTVも、なかなか力入れているなあ、という感じがします。
NEXTモンスター、という売り文句で取り上げられることの多い中谷潤人や、井岡一翔の後継としてTBSが期待する?堤駿斗らと並び、井上尚弥に続く「次代」を担う一人として注目すべき、武居由樹の初タイトルマッチですから、当然といえばそうでしょうね。

試合数、さらにいうならラウンド数を考えると、このような試合を闘うまでに、もうちょっとキャリア積みたかったところかもしれません。
ただ、ここまでの試合のレベルで言えば、圧倒的なパンチ力、普通ではない精度とタイミングを持っていて、なおかつ、それにかまけた驕りも緩みも見られない、その闘いぶりにはケチのつけようがありません。
もちろん不安もありはしますが、楽しみな気持ちの方が上回っています。

今月は29日に、橋詰将義vs田中恒成というビッグカードが見られますが、ふた月先にも大きな楽しみができました。
これらの試合をライブで見られるんですから、本当に嬉しいことですね。


挑む先、ペテ・アポリナルについては、日本人キラーで売ったジュンリエル・ラモナルをKOした際に、記事で取り上げました
これだけでは何とも言いにくいですが、井上尚弥のパートナーとして来日していて、その際に実際の姿を陣営も見ているでしょうから、全体像も把握はしているんでしょうね。



しかしこの人「ペテ」さんだったんですねえ。
正しい読み方がそうなんだったら、何も言えることはないんですが...いや、それでも、ウソでも「ピート」にしといたらええんやないのかなあ、と。
そっちの方が強そうだし。
...まあ、どうでもええことではありますが。





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8 コメント

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Unknown (モノクマ)
2022-06-18 21:16:51
ドネア、ドナイレのときにもあったアメリカ呼びとフィリピン呼びで変わる、フィリピン人選手あるあるですね笑
自分もフィリンピンの人と話した時、ドネアでは全く通じなくて驚きました
日本人からするとアメリカ呼びの方がしっくりくる選手が多いので自分はどの選手もアメリカ呼び派ですが、これについては検索が面倒になる等するので、出身国にあわせるか、アメリカ呼びのあわせるかどちらでも良いのでメディアには字面も含め統一して欲しいと前から思っています(野球のメジャーリーガーですら局や媒体で呼び方が変わるので望み薄ですが)

武居もとうとう試される試合がきましたね。アポリナルだろうが日本東洋の上位ランカーだろうが両者んおレベル差は大してあると思えないので、どうせ上位陣と組むならタイトルマッチという所で組めたのは幸運だと思います
前競技から来たファンが、現在の日本と東洋の違いも分からず日本タイトルを飛ばしたから凄いだの、この試合は順序を飛ばして組めた幸運なものとも知らずに日本・東洋ランカー達は雑魚だの的外れなコメントがSNSでちらほら見えるのは気になりますが、武居にはキックの頃から見ていて期待してるので頑張って欲しいです
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Unknown (アラフォーファン)
2022-06-18 21:32:14
武居くん、肝の据わった感じがいいですよね。そしてあの右フック。彼はパンチ力やスピードに溺れる感じもないし、勝って勢いつけてもらいたいものです。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2022-06-19 08:11:34
>モノクマさん

最初名前を知ったときは「ドナイレ」でしたね。名前の読み方はもう、響きの良い方が採用されてくれ、と願うばかりです。今回の「ペテ」なんてねえ...まあ、しょうがないんですけど。
そのファンの方々の理解は、ある意味では正しいですね。現状の方が「間違っている」んです。そうでないとおかしい、と思ったりします。
まあ、だからといって他のボクサーを雑魚だなんだと言うのだとしたら、賢くないなあ、とは思いますが。自分の応援する選手が「雑魚」より上だったとしても、何の値打ちもないやん、という理屈がわからない方々ですね。まあ、ボクシングの会場にも一定数、必ずそういう方々はおられますが(笑)


>アラフォーファンさん

丁寧だし、驕りがないんですよね。話し方とかじゃなくて、闘いぶり、身のこなしにそれが見えるのが偉いなあと思います。立場的にそういう余計が入り込んできても不思議じゃないはずですが。八重樫の指導(ボクシング技術のみならず)も良いのでしょうし、ジムメイトにとんでもない人がいるんで、驕りようがないのかもしれませんが(笑)
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Unknown (海の猫)
2022-06-20 08:59:34
アポリナルのラモナル戦の動画を見ましたが、完勝といっていい内容で、思ったよりいい選手ですね。身体は強そうですが、全体として「柔」の印象で、身体も戦い方も柔らかく上手い。ラモナルの方が怖さはありますし、突出した武器があるわけでも、完成度がすごく高いわけでもありませんが、「地域タイトルクラス」の選手ではありますね。次の拓真の相手と言われる方がしっくりきます。
他の試合は見てませんし、対サウスポーは分からない。武居も未知の部分が多いので、予想は難しいですが、どちらもあり得るのかなあと。
楽しみではありますが、ちょっと怖い気もします。武居というより大橋ジムに対する不安が大きい。結構極端なマッチメイクをしますよね。急に対戦相手のレベルをあげたり。まだ早いのでは?という試合では惨敗も少なくない。特にひかりTVがついてからは、タイトルマッチを望まれているのか、早い挑戦も増えたように思います。それを乗り越えた選手だけがスターになれるのでしょうし、そのハードルは高い方がいいのかもしれませんが。
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Unknown (hiro)
2022-06-20 10:30:51
武居選手、本来ならここに居たのかなぁなど、昨日の東京ドームのリングを見つつ感慨がありましたが…蹴りありのリングを去らなければならない原因となった怪我の様子など、早めに勝負をかけねばならない理由があるのかもですね。

武居選手は元々悪ガキだったのが、Power of Dream(今もトランクスに入れている夢乃力)という格闘技ジムの古川誠一会長の内弟子となり、大きく変わったと聞きますが、大橋ジムに入り、古川会長の家を出た後も変わらぬ精神なのが素晴らしいと思います。ちなみに古川誠一氏は、元帝拳の佐々木洵樹選手をキックルールに適応させ、Krush王者に導いた実績もあります。

個人的には、もう少し長いラウンドを経験させてあげてから挑ませたいかなという思いはあります。武居由樹という選手は、当たる攻撃の選択に天性のものがあり、K-1時代は遠方からボディにバックキック、そこから反転してボディブローの追撃といった、ここでこの技が出るのかといった技の組み合わせが真骨頂でした。ボクシングに来てから使える武器が減った分だけ、まだ引き出しが不足している、新しい武器を増やしてあげたいと感じます。

それでも、足の怪我で引退不可避と聞き、もう見れないと思っていた武居選手の試合が見れているだけで十分嬉しいのですけれどね。ちなみに、K-1からは65kg戦線で活躍した左右田泰臣選手も先日4回戦でさり気なくボクシングデビューをしています。もう少しだけ戦い足りないのだろうなぁ。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2022-06-20 14:14:38
>海の猫さん

フルマッチの動画ありますか、探して見てみようと思います。私も前に取り上げたとき、拓真の相手はコレではないかと思っていたんですが。
大橋ジムのマッチメイクは、井上兄弟以外は、確かに厳しい結果に終わる挑戦が多いようにも思いますね。会長自身が米倉健司会長に天才路線(なんやそれ、という話ですが)で売り出されたこともあり、自分が会長になって以降、所属選手にも早々にチャンスを与える、という方向に走りますね。若き大橋秀行が持っていた天賦の才、剛胆さが、誰も彼もに備わっているわけではないんですよ、と諭したい気持ちになりますが。仰るような、好カード定期開催の枷も、その要因のひとつかもしれませんね。
今回の武居は、部分的には、そういう枠にも収まらない、規格外の凄みを感じる反面、悪く回ったら...という危惧も残しますね。


>hiroさん

ケガの様子などは、今のところ傍目には見えませんが、ちょっと心配なお話ですね。
その会長さん、何か書籍出されてましたっけ。未読ですが、概要は知っています。あの選手が武居由樹だったのですか。なるほど。
ラウンド数の不足は、ここまでのレベルで言えば、強いものしゃあないがな、となってしまいますが、さりとて...長丁場という意味では、タイトルかかる試合で初めてそうなると、悪く回って立て直しがきくものだろうか、とか、色々心配です。
ただ、先の河村戦などもそうですが、パンチの威力、打ち込みの深さが凄く、それでいて攻めと守りの繋ぎの部分に無理を感じないバランスなど、並外れたものを感じます。指導体制も今の日本で望みうる中で、かなり高いレベルのものでしょうし、大成してほしいものですね。
K1の他の選手、あと何でしたっけ、違う名前のキックの選手も、少し前にデビューしてましたね。重いクラスにそういう人材が来てくれるのは歓迎したいですね。
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Unknown (hiro)
2022-06-22 16:43:15
某ベースボールマガジン社から、本を出されているようですね…私も買って読むまでには至っていませんが。武居選手、破壊力では武尊選手に、速度では那須川天心選手に劣っていたかもですが、創造的で魅力的なコンビネーションの数々、今後のキックの技術体系を向上させるのはこの選手だと思っていました(那須川天心選手とは、アマチュアで引き分けています)。ボクシングにおいても本当に上手く行って欲しいです。

K-1、木村ミノル選手は竹原ー畑山ジムみたいですね。これは少し意外でしたが…。強打とグラスジョーの二面をもつ人気選手でしたが、上手く育ててもらいたいです。

重いクラスの選手確保についてはボクシング界は本気で考える必要があると思います。ライト級以上で闘いで金を稼ごうという若者は総合格闘技、Abema等で知名度を上げようという選手はキック系へと相当数が流れているのを強く感じます。選手にどうやってチャンスを与えるかのルートを明示していく必要があるでしょう。最近のランキングを見て、本当にヤバイなと思いました。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2022-06-22 18:00:59
>hiroさん

武居は元々アマチュアではボクシングをやっていて、また戻ってきた、ということで、ボクシングへの適応に問題が無い、という点では、安心感がありますね。もちろん上に行くほど課題はあるのでしょうが。
ボクシングに身を投じようという若者のルートがかなり狭まっていることへの危機感を、業界全体で共有しないと、本当に危機が迫っていると思います。もっとも、ボクシングというのは一人が上手く行けば、当面の間はそれで良い、という狭い視野でも通じてしまう面があります。「世界やれそう」な軽量級選手を、ライト級以上の好選手より優遇するのは、そういう方々にとっては当然のことだったりしました。しました、と過去形にしていいのかどうかはわかりませんが、本当にそれ以外何も興味がない、という姿勢で長年やってきた、それが日本ボクシング業界ですね。

転向組の選手、私が見たのは鈴木宙樹、という選手ですね。REBELS、というのがあるらしいですね。YouTubeで見ました。次の試合はどうなっているんでしょうね。マッチメイク難しいのかもしれませんが。
左右田の試合はBoxingRaiseで見ました。88年生まれとありましたが、ボクシングのリングで求めるものがあるなら、かなう限りそれを手にしてほしいと願うのみ、ですね。
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