昨日の豪州決戦は、井上岳志が大差の判定負けを喫したとのこと。
映像は見られませんでしたが「バレさん」こと細川バレンタインさんはライブで見ていたようですね。
やはり、パワーの差だったかなあ、という想像をします。
ティム・チュー、直近の試合では、一回り上半身が分厚くなっていたように見えました。それによって損なわれるものもあるか、と逆に思うくらいでしたが。
何にせよ、井上岳志には厳しい試練、世界の壁ということでしょうか。
しかしこのクラスで、ハイメ・ムンギア戦に続き、世界上位に再び挑んだことは、それ自体が貴重ですし、堂々たる挑戦を闘い終えたことに拍手したいという気持ちです。
さて、海外の試合についてですが、この週末と来週末、WOWOWオンデマンドとDAZNにおいて、ライブ配信が二週連続で重なります。
本当に昔を思えば夢のような話ですが、これだけ続いて、しかも重なる日もあると、嬉しい悲鳴ですね。
まず明後日、20日。土曜日、午前10時からDAZN。日曜ではないんですね。現地金曜夜の興行か。
WBOミドル級タイトルマッチ、デメトリアス・アンドラーデvsジェイソン・クイグリー。
挑戦者は一時、村田諒太との対戦話もあった人。はっきり言って「担がれた」感ありありでしたが、実力はいかに。
アンダーのムロジョン・アフダマリエフは、岩佐亮佑戦以降、やっと試合が決まったが、ロニー・リオスのコロナ感染により挑戦者がホセ・ベラスケスに変更。残念。
それよりフリオ・セサール・マルチネスと、マックウィリアムス・アローヨの強打対決が要注目。マルチネスは強いですが、ドーピング疑惑に加え、試合ごとに波があるところも最近はほの見える。はてさて。
次はその翌日、21日、日曜午前10時からWOWOWオンデマンド。
WBOウェルター級タイトルマッチ、テレンス・クロフォードvsショーン・ポーター。
知らんかったんですが、親友対決なんだそうですね。
アンダーにはロンドン五輪決勝で村田諒太に惜敗したエスキバ・ファルカン、そして村田とプロで一勝一敗のアッサン・エンダムも出場。いっそ直接対戦すれば良いのに、と思ったりも。
で、翌週は28日、日曜日。開始時間は違いますが、おそらく「被り」ます。
午前10時からDAZN。世界ライト級タイトルマッチ、テオフィモ・ロペスvsジョージ・カンボソス。
やっと実現です。ロペス、要らん足踏みを経て、ライト級で良いコンディションを作れるか。ちょっと不安も。
アンダーではアジンガ・フジレvs尾川堅一。「南アの黄金」相手に、尾川が右ストレート狙いで突撃、という試合になる?
何しろ、こういう試合がライブで見られるんですから、有り難い限りです。
そして同日、正午頃から。WOWOWオンデマンドでWBC・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ、ブランドン・フィゲロアvsスティーブン・フルトン。
これぞ水と油の激突、という感じもあるが、どちらもそれぞれに自分なりの「理」を持っている者同士でもあり。
アンダーに勅使河原弘晶が出るのでは、という話もありましたが、これは12月以降、他の興行にスライド?した模様。
これに加え、国内では27日土曜日夕刻から、日本フェザー級タイトルマッチ、丸田陽七太vs日野僚戦のライブ配信も。
セミでは渡部大介vs阿部麗也戦もあり。これ、メインで通りますよね。
PPV購入はZAIKOと、BoxingRaiseの双方で出来ます。一応ZAIKOのリンクを。私はRaise会員なので、2000円です。
以前も少し触れましたが、12月に入っても色々続きます。
WOWOWはデービス、ドネア、カシメロにロマチェンコvsコミーとありますが、DAZNもヘイニーvsジョジョ・ディアスがあり、またあれこれと大変です。
12月5日は府立に行こうか行くまいか、悩ましいところでもあり...ゴニョゴニョ。
何しろ大変ですが楽しい週末が続きます。ただ、全部が全部、TVの前に張り付いていられるわけもなく。
特に不便なのはWOWOWの方。毎週月曜夜9時からのTV放送枠で流すため、オンデマンド視聴は一発勝負、アーカイブが置かれるのは月曜のTV放送のあとになります。
基本的にはWOWOWオンデマンドを見て、アーカイブが置かれるDAZNを後から見る、という選択をすることになりますが、ことによっては月曜まで見られないこともあり得ます。
WOWOWはどうしても、TV放送と平行しての配信ですんで、配信専門のDAZNとの差が、この辺に出ます。
まあ、こればかりは、仕方ないところかもしれませんが。
とはいえ、実質世界戦で、アウェイで勇姿を見せてくれた井上さんには拍手です。最後まで立ち続けた分、ダメージもあるはずですので身体休めて頂きたいです。
さて、井上違いで、井上尚弥選手の防衛戦ですが、これまた意外な…。Abema放映は楽しみですが、「白い服のドレスコード縛り」は、当日守らないボクシングファンが大量にいそうで、どうするのかなぁと(笑)。国技館前で、白のダウンでも売れば儲かるかもです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000090536.html
いずれフルラウンド、WOWOWかどこかで見られると思いますが...国内敵無しの納得感ある「日本代表」の試合ですからね、結果知っててもなお、厳粛な気持ちで見ることになりましょうね。全体的なレベルの差はあって当然でしょうが、挑まないままでは、何にもならないわけですし。
>hiroさん
一人の奮戦だけでは届かない、そういう環境も含めた闘いですね。そう考えるとますます厳しい、としか言えませんが。
その配信の件については別記事書きますが、ようもまああのカードで...と呆れています。そりゃ、見ないという選択肢は無いですが、それにしても。大橋ジムは配信の会社と提携して(立ち上げて?)配信先を今回はひかりとAbemaにした、という形のようですが、今後はもう少しメジャーなところと組んで欲しい、と思いますね。
その会場演出の話は、正直、異世界の話です。意味わかりません。余計なことやなあ、と、せいぜい言えるのはそれくらいです。
兼業と専門の違いですから、如何ともし難いのでしょう。WOWOWの収益はまだまだ、オンデマンド視聴ではなく、TV視聴者からのものが大半を占めるのでしょう。これが逆転する日が来たら変わるんでしょうが、はてさて、そんな日が来るものかどうか...。