ということで、先週紹介したボクシング・マガジンの、辰吉特集号ですが...。
考えたら、ひとりのボクサーの「生誕50年」の特集を、表紙に持ってきて大々的にやるというのは、記憶にありません。
海外ならアリなど、いくらでも対象があり、事例もあることでしょうが、国内のボクシング専門誌では、多分なかったと思います。
多くの記者、批評家、ボクサー、関係が、心中にある辰吉丈一郎について語っていて、それぞれに味わい深い内容でした。
個人的には、増田茂氏の苦渋に満ちた、抑制的な文章が印象的です。
他の方々も、色々と思うところを語っておられますが、改めて多くにとり、辰吉丈一郎の存在が大きなものであるか、を思わされました。
辰吉丈一郎について語る場のはずが、自分自身がボクシングに心惹かれていく過程を語っている書き手が、何人もいました。
つまり、ボクシングを愛することと、辰吉丈一郎に惹かれることは、イコールで繋がっている。
この一点において、辰吉はやはり偉大なのだと。とてもよくわかる話ばかりでした。
やはり、辰吉丈一郎とは、誰にとっても大きな存在であり、その記憶はけして消えないものなのでしょう。
辰吉については、この拙いブログを始める前、写真観戦記などを載せるHPをやっていたことがあり、そこに数は少ないですが、観戦記などを書いていたことがあります。
今回、マガジンの特集を読んで、当時の自分が抱いていた思いが甦ってきました。
やはり、誰の思いも似たようなものだなぁ、と思ったり、ここはだいぶ違うなあ、とも思ったり。
改めて、辰吉について何か書くかな、と思ったりもしていますが、とりあえず明日から、過去に書いた観戦記を引っ張り出してきて、アップしてみようと思っています。
その先に、思うことがあれば、その時はまた...ということで。