さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

強者ゆえの不安/いつもの攻めあぐみ/独特の左/やはり感傷的になります

2014-04-26 11:31:07 | 長谷川穂積


長谷川の試合に気を引かれすぎていて、他の試合について何も書いてませんでしたので、
一応、というとナニですが、動画紹介と共に、簡単に。

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山中慎介は相手選びが大変という話がどうやらウソでもないらしい、と納得させられる強さでした。
しかし、あれだけ強打出来る場面が多いのに、もっと厳しく詰められないかな、とは感じました。

左ストレートは上下ともに非常に強いですが、返しの右がもっと出ないかなと思います。
マルコム・ツニャカオ戦などでは、ツニャカオが相打ち狙いで右を合わせてくるタイミングが見えて、
それを察知したから敢えて出さなかったのかな、と感じましたが、今回の試合では、
そこまで慎重になるような何かが相手にあったかな、という気がしてなりませんでした。
この辺は難しいところもあり、無理して出すと、左の威力を生み出すバランスが崩れてしまう可能性もあり、
得意のパンチだけで試合を支配出来ているなら無理する必要は無い、という判断なのかも知れませんが。

ただ、倒した後や、いいのが入ったあと、ゆったり見過ぎ、構え過ぎという印象は、どうしても消えません。
容易い勝利はボクサーを弱くする、というモハメド・アリの言葉を出すまでもなく、
ああいう、緩いリズム、甘い判断を身体が覚えてしまうと、今後のためにならん、と強く感じます。
山中慎介が強者であるからこそ、その陥穽はこういうところにあるのではないか、と。

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粟生隆寛はまあ、この人が格下相手に攻めあぐむときはこうやなぁ、
こういう試合、何回も見たなぁ、またかいな...という試合でした(笑)

137ポンドという契約体重には少々驚きでした。確かに上半身はますます分厚くなっていて、
これで強い相手とやったとき、攻めてくる相手にあのタイミングでカウンターが決まったら、
相当な威力が出るだろうなー、とは思いましたが、今回は相手が引いてしまうので以下略、というとこでした(笑)

ライト級で世界となると、誰に行くのか次第でしょうが...このクラス、
えらく巧いのも、強いのもいますけど、ボクサー人生最大の大勝負、って感じで、
そういうところに挑んでほしいと思います。

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前座に出た元全日本王者、中澤奨はデビュー三戦目、痩身のタイ人を初回ノックアウト。
ロングの左フック、一発でした。
あのナックルの返り方が独特な左フックは、見た目以上に威力があるようです。
G+でも放送されるでしょうから、しっかり見直してみたいものです。ホントに変わってるんですよねー。

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最後に動画紹介。毎度お馴染み「せやねん」です。
これ見ると、いろいろ言いたいこともある反面、やはり、感傷的になってしまう自分がいます。

しばし時を経て、またこのような場で、長谷川穂積の姿を見ることがあるでしょう。
その時はまた、紹介させていただきます。







コメント (7)
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