さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

好カードなれど、期待は半々

2012-12-13 21:37:30 | 関東ボクシング

さて、大晦日、残りの2試合は共にスーパーフライ級。
まずWBCの方から。


佐藤洋太vs赤穂亮は、二年前に東洋、日本のダブルタイトルとして組まれたが流れた一戦。
このときは好カードがひとつ潰れたな、と惜しまれましたが、なんと大晦日の大舞台で実現。
注目度も普通にホールでやるのと段違いでしょう。

この試合、TBSとTV東京が仕掛ける大晦日複数世界戦イベントの舞台に、
通常、後楽園ホールで行われる好カードをそのまま引っ張り出してきて、
「世間一般」に見てもらう試合だ、という観点で、興味を持っています。

つまり、日本のボクシングの持つ等身大の魅力が、普段ボクシングを見ない層に、
どのように受け止められるのか、この試合を通じて問われる一戦である、と。


予想は王者佐藤がロングの距離を維持してストレートパンチで突き放せるか、
赤穂が飛び込んで左右のフックで攻め込めるか、というところなんですが、
個人的には赤穂のラフな攻撃が試合自体を壊しはしないかな、という危惧の方が強いです。

懐を取る、というより体当たり、接近戦で頭を動かしてパンチを外す技術が(或いは、意志が?)無いから
即座に揉み合い、という、ボクシング技術を蹴たぐったような展開が、過去の試合でも頻繁に見られましたし、
ましてリーチ、懐の深さを生かして闘う佐藤相手に、攻め手を失ったらどうなるのかな、という感じです。

こういう悪い想像に反した内容、佐藤が築くジャブの障壁に、赤穂が正当な有効打で迫る、という
当たり前にボクシングとして白熱した、ボクサーとファイターの熾烈な攻防が見たいと思います。

また、そういう試合になってこそ、大晦日の複数世界戦イベントの舞台に、
普通に後楽園ホールでやれば、一定の評価や成功が見込める
このカードを持ち出してきた意義がある、というものでしょう。


実のところ、好試合になるかどうか半々という感じで見ているカードですが、
是非とも、良い方向性が感じられる試合になってほしいですね。





コメント
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