さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

あの試合はダブルタイトルだった

2012-12-08 07:27:34 | 関西ボクシング

関西ボクシングのファンとして、ちょっと驚いた、という話です。

今月16日、最近少しずつ活発化してきた?韓国で興行があるのですが、
そのメインカードがWBOアジアパシフィック・フェザー級タイトルマッチ。
王者が大沢宏晋、挑戦者がインドネシアのジェイソン・バター・バター。
BOXRECのスケジュールに記載があります

大沢宏晋が4月30日に堺の会場で、このタイトルの暫定王者だったらしい
インドネシアのロバート・コパ・パルエをダウン応酬の末、9回TKOした一戦は
会場で観戦していましたけど、WBO傘下の地域タイトルがかかっている、
というようなアナウンスは一切ありませんでした。

今頃になって、あれこれ検索してみると、ちゃんとこんな記事が出ていたんですね。

ご丁寧に大沢とWBOアジアパシフィック会長レオン・パノンチロ・ジュニアさんとのツーショット付き。
私ら、知らない間にアジア地域のダブルタイトル戦を観戦していた、ってことになるらしいです。
暫定とはいえ王者に勝った大沢を、その後何らかの事情でWBOが王者に認定したのか、とも思ったのですが、
何と試合直後の控え室でお墨付きが出ていて、JBCもそれを(しぶしぶながら?)認めた、と書いてあります。

いやはや、全然知らんかったです。
(しぶしぶながら?)認めた、って...認めたんかい!って話ですが、
当然、そんな発表も報道も、どこでも見たことがないですからねー...(^^;)


とにかく、来年早々にも認可されるというIBF、WBOへの、業界のアプローチは、
様々な形でもう始まっていて当然で、この話も、その一環なんでしょうね。

大沢陣営にしてみれば、あれこれ面倒というか障壁も多いWBA、WBC王座への挑戦交渉より、
WBO王座への挑戦を目指す方が得策だ、という判断なのでしょうね。
WBO王座に近づくためには、このタイトルはとても重要なものであるはずです。

地方の、大手とは言えないジムに、世界クラスの才能があるボクサーがいても、
結局は二大王座のどちらかに、国内の業界事情に縛られる形でしか挑めなかった過去に比べれば、
こうして選択肢が増え、独自のルートで四大王座のうちの一つに挑める可能性がある、というのは
四団体認可によるポジティブな一面である、と言えます。

もっとも、大沢の実力、実績をどう評価するか、というのは、また別の話ではあるのですが。
例えばこれまで、折に触れて書いてきたことですが、徳山昌守が現役のうちにこうなっていたらな、
というのと同じ気持ちを、大沢に対して向けられるかというと、現時点では否、です。
試合を見るたびに、成長を感じられる大沢の今後に期待、ですね。



ただ、各団体の下部組織、地域タイトルの認可って、どうなっていたんでしたっけ...?
基本OPBFのみで、ほかは国外なら与り知らん、という、いかにもな感じで落ち着くんでしょうか。

まあ、何事も過渡期とされる間には、いろんなことが起こるものですけど、自分が見た試合が、
思っていた以上の、というか、意外な意味合いを持っていたのだなぁ、と驚きつつ、
今更ながらに、自分の無知を恥じております(^^;)






コメント
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