さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

最後にオレは勝つ

2010-11-18 09:12:52 | 名城信男
名城信男、思いの外早く世界戦が決まりました。
今回は自身初のWBC世界戦。河野公平戦も記憶に新しいトマス・ロハス戦となります。

正直、もうちょっと時間がかかるかも、あと数試合はノンタイトル戦をすることになるのかなと
勝手に思いこんでいたんですが、六島ジム藤原トレーナーのブログなどを見ると、
会長さんがWBC総会でかなり頑張って交渉されたのが奏功した、ということみたいですね。
詳しいことはわかりませんが。

そもそも、メキシコ方面では、マルティン・カスティーヨやウーゴ・カサレスとの試合によって
名城の知名度は高かったことでしょうし、それを元にした名城への評価もあっての挑戦決定なのかも知れません。
来年2月5日、府立体育館、これは久々に名城の試合を見に行かねば、というところです。


相手のトマス・ロハスは、初来日の河野戦で、まあ何というか、何もかもを我々の前にさらけ出して行きました。
群を抜く長身とリーチを持つサウスポー。速く巧く、しかし意外に攻撃的で、でも肝心なところで穴を開けることもあり、と。
あの試合は、次に対戦しようと考えるボクサーと陣営にとって、これ以上ない研究材料でした。

今まで名城が苦戦してきたタイプは、皆名城より大柄で、速いというより強く重いパンチで、名城を突き放しうる選手でした。
アレクサンドル・ムニョスしかり、ウーゴ・カサレスしかり。それと比べてロハスは、パンチの重さというよりは速さ、
そしてフットワークに依存して距離を取ろうとする感じで、その辺がどう出るか、という点に興味があります。
ただ最近の名城は、ややもすると動きに乏しく、単調になる傾向がありますので、その辺も気になります。

あと、名城のサウスポーへの相性ですが、故・田中聖二戦を見る限り、そんなに悪くはない、むしろ良い方かなと見ます。
何より相手のレバーが近いわけで、あの重い左ボディブローの脇腹打ちを決められるのではないか、という期待があります。
そうそう簡単に打たせてくれるかどうかはわかりませんが、最近、西岡対ムンローや、パッキャオ対マルガリートなど、
大きな試合でレバー・ブローが試合の流れを大きく左右する場面を続けて見ているだけに、この試合でも...と思いますね。


さて、とにかく世界挑戦が決まってめでたい、のですが、昨日行われたという記者会見の各紙報道には、
ちょっと本気で笑ってしまいました(報知スポニチ)。
これは記事読むだけなら笑って済みますが、例えば試合中継の際の紹介VTRや、スポーツニュースなんかで
もし映像で流れたりしたら、なかなかに辛いというか、いたたまれない気持ちになりそうですね(^^;)
出来る限り見ないようにしたいと思いますが...しかし名城って、本当に天性のおもしろチャンプですね。
かつてココリコ遠藤章造さんが「この人、絶対売れる」と評した通り、何やってもなんか面白いんですなー。

とにかく、ボクサーとしても、天然キャラとしても、もっとお茶の間(←古い)に愛されうる、名城信男の王座復帰を、
大いに期待したいと思います。と、強引に締めくくり。
コメント (2)
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