豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

老人と海

2002-06-20 15:25:08 | 海外旅行
6月20日(木)雨 

   老人と海

N遠藤と市内見物。1時間の運河クルーズの後旧市街地の飾り窓を見学。この国では売春も麻薬も安楽死も合法だ。他人に迷惑をかけているのではないから、国家権力による取締りや処罰は不要なのだ。
昼食はケバーブ。ハイネッケン・ビールを注文したが「酒はない」との返事。アラブ人に豚肉と酒を注文するほうに無理があるのか。イスラム法によって豚肉と酒の摂取を国家権力や宗教的権威で取り締まり、処罰するのがいいのか?女性差別にどのような言い訳をするのか?
雨の中徒歩でアンネ・フランクの家へ行ったが、長い行列ができていたので内部の見学はパス。オランダはダイヤモンドの国だ。それを取り仕切るのはユダヤ人。国家権力や宗教的権威による民族浄化と差別。性的嗜好を正常と異常とに分けての差別と迫害。生は神が与えたもので、神のみが終わらせることができるのか?酒とタバコと麻薬は国家権力が禁止すべきか?徒歩40分、レンブラント広場へ行ったが絵を見ている時間はない。中華街で麻薬中毒者たちを見ながら船へ戻った。
18:00アムステルダム出港。シンガポールで下船したPBとJGの最高権力者の高田(43歳)が再び乗船してきた。オリビア号には30数名のJGスタッフが乗っているが、正社員は本山隊長1人だけで、残る全員は契約スタッフだ。今航海で契約期間の切れるスタッフの再契約のための面接が、高田の乗船の目的の1つらしい。
20:00高田がキャビンに訪ねてきて1時間の面接。僕は次の第38回航海に乗船することにしていたが、第39回航海の船医もまだ決定していないとのこと。39回も連続となると7ヶ月以上海上生活が続くことになる。39回は無理だが、40回は乗船してもいいと答えておいた。長期的には60歳までは船医を続ける意思はある。世界数周ならまだいいが、10周以上となると節度がないと思うからだ。しかし成り行き次第で節度なく10周以上乗るかもしれない。11周くらい乗って「はっきり覚えていないけど世界を10周以上しています」と言えるのも格好いいかもしれない。

読書:「新宗教の風土」小沢浩、「老人と海」ヘミングウエー

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