5月12日(日)曇時々雨
ドーム状の体に剣のような尾を持つ全長50~80㎝の節足動物。かつては瀬戸内海に多く生息していたが、食用に不適で、図体が大きく漁では網を破るなど嫌われた。しかしカブトガニは古生代の仲間の風貌を色濃く残した「生きた化石」であり、学術的な面から貴重であるとして天然記念物の指定を受けた場所もある。近年]では環境汚染や埋め立てによって各地で絶滅の危機に瀕している。東南アジアでは卵を持つメスが食用の対象となっている。一部の種は、フグ毒と同じテトロドトキシンを持ち、食中毒や死亡事故も頻発している。