5月13日(日)快晴
パースから西へ650㎞のカルグーリーは1890年前後にゴールドラッシュで賑わった街。街の周辺一帯は金鉱が多くゴールドフィールドと呼ばれた。しかしこの街には水がない。1杯の酒と1杯の水が同じ値段。街の名士のオコーナーさんはパースからこの町まで水を引くことを計画。苦心惨憺の末に全長650㎞のパイプラインを街道脇に設置したが、完成しても水は出ない。絶望したオコーナーさんは自殺。その自殺から数日後にパイプラインから滔々と水が流れ出たという、悲劇の裏話もある。650㎞とは東京‐青森の距離だ。
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