10月24日(土)晴
1932年京大法学部の滝川幸辰教授は中央大学法学部で「トルストイの”復活”の刑法観」を講演。翌年その内容が危険思想であるとして、文部省により免官された。京大法学部は教授・副手など全教官が辞表を提出。学生も全員が退学届けを提出したが、最終的に敗北。言論弾圧の対象が従来の共産主義思想から自由主義的な的な言論へと拡大し、大学の国家管理、思想統制、天皇機関説事件、2.26事件、中国侵略へと拡大。滝川事件とゾルゲ事件をモデルとした映画が、黒澤明監督の戦後第1作「わが青春に悔いなし」(1946年)である。
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