11月29日(火)晴後雨
ガラス張りのエレベーター・ホールで派手な模様の蝶の死骸を発見。カバマダラ(樺斑)はアフリカ・インド・豪州など南国原産の中型の蝶。台風の目に乗って、温暖化で徐々に北上し、日本でも南西諸島→九州・四国→本州太平洋岸と生息域を拡大中。幼虫時に有毒成分を体内に蓄積し、成虫になっても鳥などの捕食者に襲われることが少ない。メスアカムラサキ(雌赤紫)のメスや、ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)のメスは毒を持っていないが、カバマダラに姿や行動を似せる(擬態)ことで外敵から身を守る。昆虫図鑑で見ると、幼虫も毒々しい。