ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

新着ワイン~エンテマーリ

2015年02月23日 | ワインの話

クアトロ新着イタリアワインのご紹介。
イタリア半島は足の形をしている。
しかもシチリア島を蹴り上げたような形である。
そして蹴り上げた拍子に、サンダルが脱げて跳んでしまった。
そのサンダルがサルディニア島である。
サルディニアの語源もサンダルなのである。
このサンダル島の海岸は切り立った絶壁になっている。
サンダルよりも下駄のような島だ。
この下駄島には、地中海の海風が育てたミネラル感のある白ワインが優れている。
代表的なものが“ヴェルメンティーノ”であろう。
レモンや柑橘系の酸を持ち魚料理との相性は抜群だ。
サルディニアのもうひとつの語源であるサーディン=イワシ料理とヴェルメンティーノも素晴らしい組み合わせだ。
そのサルディニア島のヴェルメンティーノを主体としたワイン、パーラ社のエンテマーリがクアトロに入荷。
豊潤なミネラル感に加え柑橘系の爽やかな酸と果実味のバランスが素晴らしい。
クアトロの魚介料理と合わせると、これは絶壁、ではなく完璧である。

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新着ワイン~プンタイ・ゲヴェルツトラミナール

2015年02月22日 | ワインの話

クアトロ新着イタリアワインのご紹介。
スイスとの国境にアルトアディジェという州がある。
南チロルとも呼ばれるアルプスの麓にある地域。
この地域の公用語はイタリアなのにドイツ語だ。
ブドウの収穫期になると、生産者たちは出来たブドウをトラックに積んで次々と協同組合に持ち寄る。
そこでは、ブドウの糖度の検査を行う。
規定以下のもの、出来の悪いものは返されてしまう。
ところが、めったにそのようなブドウは無いという。
作り手たちはとてもまじめな人達なのだ。
こうして、集められたブドウからワインが作られ、協同組合の名前で販売される。
イタリア人気質は、一人一人が自分が一番のようなところがあり、組織だって動くことが苦手だという。
こういった共同組合が機能するのはめずらしい。
ドイツ軍がイタリアに侵攻したときに、この組合方式をイタリア人に推奨したという。
このアルトアディジェにだけその成功例が残ったということらしい。

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冬の味覚~ホウボウ

2015年02月21日 | 魚の話

今日のクアトロのおすすめのひとつは、ホウボウのアクアパッツァ。
まず、ホウボウとは深海魚で冬が旬の魚だ。
刺身でも煮付けでも旨いが、やはりアクアパッツァがお勧めだろう。
そのホウボウの名前の由来は諸説ある。
浮き袋を使ってホーホーと鳴くからホウボウと云う説。
海底で方々歩き回るからホウボウと云う説。
クアトロのホウボウのアクアパッツァを食べると美味しくてホーと皆が感嘆するからホウボウと云う説などが有力だ。
そしてアクアパッツァとはイタリア語でビックリ水とか暴れ水とかいった意味だ。
魚を姿のままグリルし、そこにワインやアサリのダシなどの水分が加わり煮込まれる。
そしてグツグツとスープが煮える状態がアクアパッツァである。
魚の内側からも充分に旨みをスープに引き出す。とても洗練された魚料理の手法である。
漁師が寒い海の上で海水を使って船に揺られながら魚を煮ていたのが始まりかもしれない。
まだ寒さがつのるこの時期に、気の合った人と気取らずに、箸を突っつきながら夢中になって食べたいホウボウのアクアパッツァである。

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冬の味覚~サヨリ

2015年02月20日 | 魚の話

今日のクアトロのおすすめのひとつは、サヨリのカルパッチョ。
サヨリも大きくなって市場に出てくると春も近いなと思わせる。
三月から四月、大きくなって産卵を迎える前のサヨリはカンヌキと呼ばれ、脂も乗って旨い。
しかし、冬場のサヨリはさっぱりとした美味しさがこれも格別。
見た目の流麗さもあり、美人に例えられるサヨリ。
さらに、腹を割くとおなかが黒いことから、腹黒い美女にも例えられるサヨリ。
今日はクアトロに純米吟醸が何種類か揃いました。
サヨリの腹の内は覗かずに、サヨリのカルパッチョで一献いかがでしょうか。
世のサヨリストに贈る、変わったイタリアン・クアトロからの提案です。

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冬の味覚~メバル

2015年02月19日 | 魚の話

今日のクアトロのおすすめのひとつは、メバルのカルパッチョ。
春告げ魚と呼ばれるように、今の季節が美味しい魚で、メバルが美味しくなると春がやってくる。
クセのない白身の魚で、カルパッチョでは脂身が少なく、さっぱりとした味わいは、たしかに目を見張る美味しさだ。
またメバルはアクアパッツァにすると、また刺身と違った深い味わいがある。
まだ寒さの厳しい今頃には、このアクアパッツァもうれしい。
メバルのカルパッチョやアクアパッツァに、クアトロの父が選んだ白ワインを合わせると、春の先取りをした気分になることでしょう。

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