ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

アルビオンの眠れるバッカス

2011年01月18日 | ワインの話

Photo 南フランス・ローヌのアルビオンはワイン造りに適した、酒の神バッカスに約束されたような土地だ。
その土地から作られるワインはとても力強いものが多い。
そのアルビオンで歴史のある造り手が“シャトー・サンコム”である。
漫画「神の雫」ですっかり有名になった造り手である。
抜栓してすぐに飲むと荒々しいアルビオンらしい味わいであり、酸もきつく安っぽいワインのイメージを抱く。
しかし、神の雫でも指摘されたように、抜栓してから30分待つと不思議と酸も和らぎ高級ワインの持つ安定したバランスの良い味わいを発揮する。
デカンタージュして飲むと美味しいですよと云えば済むことなのだが、神の雫での表現のように「30分待つとこのワインに住むバッカスが眠りから目覚める」と表現すると、とても魅力的なワインの気がするのだから物は云いようである。
あなたもクアトロでシャトー・サンコムの中に宿るバッカスを眠りから目覚めさせよう。

コメント
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