ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ラ・半分半分

2010年02月13日 | ワインの話

Photo 南フランスの太陽と大地の恵みを凝縮したようなワインがクアトロに到着した。
オレンジ色のおしゃれなエチケットには、“LA 50/50”と書かれている。“ラ・サンコント/サンコント”とフランス語で呼ぶ。イタリアワインにも“チンクアンタ・エ・チンクアンタ”というクアトロの父の思い入れのあるワインがある。英語で云えば“フィフティー・フィフティー”、日本語で云えば“半分半分”だろうか。
このワインは何が半分半分かと云うと、エチケットにも50の下に小さく書いてあるが、アンヌ・グロとジャン=ポール・トロという二人の作り手の共作ということだ。
特にアンヌ・グロはブルゴーニュでは有名なワイン生産者である。彼女が南フランスに進出して作った新作ワインなのである。
その出来映えは、料理を引き立てて、決してワインが出過ぎず、団らんのひとときを演出する。それこそが真のワインであると思わせるものだ。
寒い今日この頃だが、冬季オリンピックの話題に盛り上がり、クアトロの料理を批評しつつ、いつのまにかグラスを重ねるワインがこの“LA 50/50”だと思う。
バレンタインのカップルも、クアトロ夫婦もこの“LA 50/50”の精神を見習いたい。

コメント
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