ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

棚からシェーブル

2009年04月05日 | チーズの話

Photo フランス西部の都市ポワティエはパリとボルドーの中間にある。8世紀にはイベリア半島を征服しピレネー山脈を越えボルドーを制したイスラム軍がこのポワティエでフランク王国と激突する。戦力としては大いに優勢であったイスラム軍だったが、初日の戦いで司令官が戦死してしまうハプニング。翌朝になるとイスラム軍は総撤退していた。フランク王国軍は、よもやの勝利であった。
その時にイスラム軍は兵隊の食料のために連れていた山羊と山羊のチーズを残して撤退したのだった。そして、ポワティエ近郊とロワーヌ地方は山羊のチーズの名産地となるのだった。
Photo_2 ポワティエで造られる“シュヴロ”という山羊のチーズ(シェーブル)は、春先が旬である。そのシュヴロとボルドー・ワインでもクアトロで楽しんでみてはいかがだろう。
イスラム軍がもたらしたシェーブルとフランスの誇りボルドーワインが、クアトロで再び激突する。

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