ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

海のミルク

2006年10月26日 | 食材の話

Photo_100 「地域密着でなければ、お店の価値はない」きびしい言葉です。ある経営コンサルタントの言葉でした。たしかに、その通りだと思う。クアトロもいかに地域の方々に認識していただけるか苦労しております。有名といわれるお店でも、アンケートをとると近隣の方で知っているという人は2割とか。クアトロは毎月近隣にポスティングをしている。少しづつだが、近隣の方に認識していただき、ハガキを楽しみにしてくれる方も増えた。
さて、来月は「カキの味噌クリームソース」をご案内したハガキを持って近隣の方々にご案内に伺います。
今日も、カキのスパゲッティをスポットで提供したが、好評でした。口頭でのご案内で、伝わらなかったお客様には、「聞いてなかった。食べたかった。」とおしかりをいただく始末。
カキは漢字で牡蠣と書く。わざわざオスのカキと書くのだが、実際はカキは雌雄同体。環境や必要に応じてメスになったりオスになったりするらしい。夏場は、放卵のため味が落ちるし毒性を持つために食べないほうが良い。Rの付く月は食べるなということになる。海のミルクと呼ばれるほど栄養価の高いこともカキの魅力。川が海に混じるところで生息するカキにとって森林の存在はとても大事なことも解ってきた。こだわったカキの養殖の業者はまず森林の再生から始めている。森林からの滋養を夏場にため込み、秋からが栄養たっぷりで美味しいカキが出荷される。山から始まる自然の恵みをスパゲッティにして、来月は近隣で無い方もお楽しみください。

コメント
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