ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

パルマのダイヤモンド

2006年10月25日 | チーズの話

Photo_99 お客様がクアトロに入店すると、真っ先に対面しなくてはならないのが、パルミジャーノ・レジアーノ。始めての方は、まずこの奇妙な物体に興味を持たざるを得ません。半円形の木製のような物体がチーズであることが解る方は、約50%。残りの50%の内、疑問を抱いたまま帰る方と、疑問を晴らして帰る方が半々。そして、解ろうが解るまいが約80%の方がチーズの中をのぞいていく。そのパルミジャーノ(正式には、やはりパルミジャーノ・レジアーノと呼ばなくてはいけません。パルマという地域とレッジーナという地域で作っているチーズです。片方の地名しか呼ばないのは理不尽ですが、長くて舌を噛んでしまうので、レッジーナの方々をこの場では切り捨てさせていただきます。)は、お客様のもっと濃くしてのご注文に応えて、熱々のペンネとリゾットに身を削られ、遂にやせこけてしまいました。
そうなんです。クアトロに2代目のパルミジャーノがやってきます。初代のパルミジャーノは、解体され、パウダーにされ、色々な料理に使われ、立派に使命を終えます。
さて、2代目のパルミジャーノは金曜日に到着予定ですが、パルマのダイヤモンドとクアトロの父が勝手に命名した、とっても美味しい部分を抱えております。それは、40キロ近いパルミジャーノの核の部分で、カットしたての時は特にしっとりとしていてミルキーで何とも云えず美味しい部分です。以前は、クアトロの父の役得として独り占めしていましたが、クアトロ初代のパルミジャーノの時にうかつにも、世に知らしめてしまいました。しかたなく、2代目のダイヤモンドは、早いもの勝ちで、お客様にもご提供したいと思います。パルマのダイヤモンドを隠さず出しなさいと、お申し付けください。

コメント (1)
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