ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

1990年オーストリア産白ワイン

2006年10月09日 | ワインの話

Photo_81  1985年マンズワインの白ワインからジエチレングリコーゲンが検出され大きな社会問題になった。国産ワインといいながらオーストリア産のワインが混入しており、そのオーストリア産ワインにジエチレングリコーゲンが入っていた。自動車の不凍液に使われるもので、ワインに使うとコク出るらしいが、体内に入ると毒薬になる。この事件以前にあったボージョレ・ヌーヴォーなどのワインブームもいっきに下火になる。
この事件のおおもとオーストリアは以後、世界一厳しい法律でワインの安全と品質向上を目指すことになる。
写真のワインは1990年オーストリア産白ワイン・リースリングのマグナムボトル。以前、僕が関わっていたワイン会でクイズ大会をやってその賞品に使ったもので、クアトロのお客様が現在所有していた。ビンは一本づつペインティングしたもので、飾りとしても価値があるが、ぜひ中身も味わいたいと思っていた。お客様の好意でお持ち込みいただき、期待と不安を持って抜栓しましたが、残念ながら中身はお酢になっていました。さすがに、白ワインは長持ちしません。マグナムで口をロウで固めてあったので、もしやと思いましたがだめでした。逆にいまだに飲めていたら、不凍液入りかとそちらの方が問題だったかもしれません。

コメント (1)
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