ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

レ・マッキオーレ/ボルゲリ・ロッソ2004

2006年10月30日 | ワインの話

Photo_105 今年飲んだワインで特に印象に残ったのが、クアトロ開店後すぐの4月に入荷したレ・マッキオーレ/ボルゲリ・ロッソ2004だ。メルロー40%、カベルネフラン30%、サンジョヴェーゼ30%、8ヶ月のバリック熟成というワイン。この素晴らしさは飲んで頂けば解るのだが、味わいの複雑さとエレガントな個性が良い。クアトロの父はメルロー好きだが、メルローの個性というよりも、これぞボルゲリのワインだという個性。ボルゲリは今イタリアで一番注目されている地域。サシカイヤ、オルネライアに始まってスーパートスカーナのメッカになった。その2本にこのマッキオーレが作るパレオというワインを加えてボルゲリの三大ワインという。このボルゲリ三大ワインを同じビンテージで飲み比べをしたことがあるが、その時はパレオが一番評判が良かった。そのマッキオーレのワインはどれも素晴らしいが、このボルゲリ・ロッソは今年一番のお気に入りだ。4月に少し売って、残り数本はストックしている。来年あたりの方がまだ美味しくなる気がする。先日、このワインが飲みたいというお客様のお申し出があり、半年ぶりに一本開けてみた。予想通り味わいは増している。4月頃の酸味が消え味わいに丸みが出てきた。少しまだ渋みが堅い気もする。やはり残りは来年開けようと思う。もう半年、寝かせてあげようと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする