ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

選り抜き赤ワイン

2006年10月12日 | ワインの話

Photo_85 サンジョベーゼ好きなクアトロの父ですが、少し趣向を変えてみました。ブドウの種類別にワインの品揃えをしてみました。そのブドウ品種にむいた土壌や気候があります。まだ種類は増えそうですが、イタリアの北から南まで6種類の赤ワインを揃えました。もちろん、クアトロの料理に合うものという前提です。白ワインも同様に今は7種類揃えました。白ワインについては、また明日。
①アルトアディジェ州からはピノ・ノアール。スイスとの国境にある南チロルと呼ばれる地域で、昼夜の温度差がありブドウの栽培に適した地域で、フランスのブルゴーニュに似た気候。そのピノ・ノアールはブルゴーニュに負けない高品質。公用語のようにドイツ語を話すこの地域、住民たちの仕事ぶりはとても生真面目だという。それは、ワインの品質にも顕れているようだ。
②ピエモンテ州からはバルベーラ。イタリアを代表する高級ワイン・バローロで有名なネッピオーロやバルバレスコに隠れてあまり評価されなかったブドウだが、果実味が豊富で素晴らしい可能性を秘めたブドウ。料理には合わせやすい。
③ヴェネト州からはメルロー。国際品種のメルローだが、特にヴェネトにむいた品種のようだ。僕は大のメルロー好きだが、このメルローは一級品。まろやかな口当たりは素晴らしい。ブドウの皮が薄く、管理に難しいと云われるブドウだが、丁寧に造られている印象だ。
④トスカーナ州からはサンジョベーゼ。トスカーナと云えばサンジョベーゼだが、そうはいってもトスカーナのどこでもサンジョベーゼにむいた土壌という訳でもない。最近はサンジョベーゼとカベルネなどの異品種とのブレンドをしたものが目立つ。そんな中、しっかりしたサンジョベーゼが出来る土壌を有したワイナリーのものをピックアップ。
⑤アブルッツォからはモンテプルチアーノ。このブドウの可能性も注目されている。クアトロでは好評をいただいているワインたが、一本の木に3房しかつけないほど剪定して造る。果実味が豊富で濃厚な味わいに仕上がっている。
⑥シチリアからはネロダボラ。シチリアはワインのために選ばれたような土地。恵まれているがうえに、手入れを怠り、質の悪いものも多かった。個人的にはシチリアワインに良い印象が無かったが、このワインですっかり見直させてもらった。とてもエレガントな造りになっている。
クアトロの料理だと、肉料理はもちろん、魚料理でもグリルやアクアパッツァで楽しめるはずです。さて、どのワインにしますか。

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