愛しきものたち

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霧島市隼人町 宮内の田の神

2012年01月16日 | 石仏:九州

鹿児島神宮、神田脇佇む躍動感のある田の神さぁ・・。

鹿児島県は大きく鹿児島湾(錦江湾)を挟んで大隈半島と薩摩半島に分かれるが、その深く抉れた湾の最奥部に現在霧島市と成った隼人町がある。

日豊本線隼人駅北方約2kmの山裾に鎮座する鹿児島神宮は創始を神武天皇の御世とする古社、大隈国一宮として知られ大隅正八幡宮とも称される。

宮内の田の神はそんな鹿児島神宮、裏参道脇に在る神田を見守るように置かれ、台座共に凝灰岩の一石丸彫り、像高約85cm、今にも動き出しそう・・・。

飯げ(めしげ)とお椀をそれぞれの手に持ち、今にも「田の神舞」を舞おうとしているかのように作られています。

まん丸で大きい膝、大きく突き出した丸い腹、翁面に似せたユーモラスなまん丸顔・・・おまけに顎鬚まで付け・・

背面には大きく銘が刻まれ、「奉寄進 天明元辛丑天九月吉日 正八幡宮 田神 沢五納右衛門」と読める。

今から約200年前の1781年建立。

鹿児島県の民俗文化財に指定され「田の神」石像を代表する一つなのだろう。

撮影2011.12.19



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2 コメント

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Unknown (たいしん)
2012-01-16 08:05:00
大黒さんが俵に乗っている姿によく似ていますね~

HDDの復旧何とか出来ました。
殆んどの画像は戻ったので取り敢えず一安心。
此れから整理が待っています・・・
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Unknown (ぺん)
2012-01-16 10:16:16
たいしんさん、おはよう。
>大黒さんが俵に乗っている姿によく似ていますね~
それは次の田の神で使おうとしていた「くだり」です。(笑)
HDD、画像の復旧おめでとう・・・、じゃあ昨日は出かけず終いだったんですね。
たまにはそれも良いかもですよ。

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