鹿児島神宮、神田脇佇む躍動感のある田の神さぁ・・。
鹿児島県は大きく鹿児島湾(錦江湾)を挟んで大隈半島と薩摩半島に分かれるが、その深く抉れた湾の最奥部に現在霧島市と成った隼人町がある。
日豊本線隼人駅北方約2kmの山裾に鎮座する鹿児島神宮は創始を神武天皇の御世とする古社、大隈国一宮として知られ大隅正八幡宮とも称される。
宮内の田の神はそんな鹿児島神宮、裏参道脇に在る神田を見守るように置かれ、台座共に凝灰岩の一石丸彫り、像高約85cm、今にも動き出しそう・・・。
飯げ(めしげ)とお椀をそれぞれの手に持ち、今にも「田の神舞」を舞おうとしているかのように作られています。
まん丸で大きい膝、大きく突き出した丸い腹、翁面に似せたユーモラスなまん丸顔・・・おまけに顎鬚まで付け・・
背面には大きく銘が刻まれ、「奉寄進 天明元辛丑天九月吉日 正八幡宮 田神 沢五納右衛門」と読める。
今から約200年前の1781年建立。
鹿児島県の民俗文化財に指定され「田の神」石像を代表する一つなのだろう。
撮影2011.12.19
HDDの復旧何とか出来ました。
殆んどの画像は戻ったので取り敢えず一安心。
此れから整理が待っています・・・
>大黒さんが俵に乗っている姿によく似ていますね~
それは次の田の神で使おうとしていた「くだり」です。(笑)
HDD、画像の復旧おめでとう・・・、じゃあ昨日は出かけず終いだったんですね。
たまにはそれも良いかもですよ。