もう随分昔に撮影したままUPせず終いだった長岳寺奥の院参道の地蔵石仏。
先日、奈良「山之辺の道」の中山念仏寺に在る地蔵石仏の事を書いてる時に思い出し、ページを繰ってみたがUPしてない事が判り、急遽のUPです。
竜王山山腹の名不動石仏が残された奥の院への登山道、平坦道からちょうど登り山道に入ってすぐ、斜面にもたれ掛かる様に地蔵石仏が半ば寝転ぶように立っている。
総高97cmの花崗岩自然石に舟形光背を深く彫り沈め、中に見事な蓮台に座す、像高約40cmの定形地蔵坐像を厚い半肉彫りで刻み出している。
この特徴ある、像容尊顔は中山念仏寺のものとまるで瓜二つのそっくりさん。
おまけに貞和五年(1349)の銘までが一緒、多分同時期に同時進行されたのでは無いだろうか??
ちょっと突き出したおちょぼ口、目を細めたニンマリ顔・・どちらかと言うと、こちらの方がアクの強い顔つきです。
撮影2006.7.30