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先日紹介した伊賀鍛冶屋墓地の六地蔵石幢のスタンダードなものは、九州佐賀方面に数多く見られ、佐賀型とか肥前形六地蔵石幢と呼ばれている。
九州方面に出かけたとき偶々2~3見かけ、撮影してきたものです。
吉野ヶ里遺跡の発見で一躍有名に成った吉野ヶ里町、遺跡からは2~3km南方、吉野ヶ里幼稚園傍の妙雲寺門前で見かけた六地蔵石幢です。
<向かって左側の六地蔵石幢>
門前には左右両側に一基づつ建ち、畿内で良く見掛ける灯籠形の六地蔵石幢とは少し趣を異にしている。
<向かって右側の六地蔵石幢>
竿石は角柱の二本継ぎ、その上に丸い台座、円筒形の龕部に六地蔵、笠石は六角で上には宝珠を冠せてある。
現地説明板に拠ると向かって右側 の石幢は明応10年(1501)室町中期の造立。
それ程古くも無いが、深く彫りだされて居るにも係わらず、顔部は溶け出したかの様に爛れています。
柔らかい阿蘇凝灰岩の石質のせいなのでしょうか??
向かって左の石幢は文亀三年(1503)、右側のものの2年後に造立。
こちら見事に六地蔵が残っています。
像高40cmばかり、丸彫り程に深く彫られた素朴な地蔵が見事です。
この感じは畿内で見る事は出来ないものです・・・。
撮影2011.12.17
左の石幢可愛い~なぁ~。
丸彫り近くまで随分深く彫っていて中々しっかりしています。
地蔵さんも可愛いし