特徴的な目鼻立ち、ちょっとほくそ笑むような口元・・・・・・・。
山之辺の道、長岳寺周辺には石仏が多く、特にこの特徴的な表情を持つこの石仏さんには、三度目の訪問でやっと出会えた。
石仏の存在は本やNETなどで知っては居たものの現地には何の表示板も無く、道さえも無い田圃の奥、山裾の椎の根元で苦笑いして待って居て呉れた。
MAP,では凡その場所しか示せないので、どうしても出会いたい人は長岳寺前の「山之辺の道トレイルセンター」で聞いて見てください。
その場所は「みろく丘」と呼ばれているところで、山裾には古道があったようですが今は湿地のようになってしまっていました。
弥勒石龕仏という事になっていますが龕部の側壁部分や笠石は崩れ、奥壁部分だけが一列に並んでいるように見える。
右壁に永和四年(1378)左壁に大勧進沙弥渓乗/大工僧善教/OO施主卅二人と刻銘があるようですがとても老眼の進んだ僕には読めません。
大工僧善教さん自身が、この特徴的な顔の持ち主だったのかも??長岳寺近辺ではこの顔の石仏が何体も待っていてくれる。
高さ118Cmの花崗岩 に彫り窪めた舟形光背の中に 、像高 95Cmの厚肉彫りの弥勒仏を刻む。
右脇の板石には胎蔵界大日の種子「ア」を月輪内に刻んでいる。
この特徴的な顔の持ち主であった??善教は、大工僧となっているように長岳寺のおかかえ石工として特徴的な顔を何体も残したのだろうか??
撮影2008.9.27
長岳寺周辺の石仏が好きで
はまり込んでいる人がいます
彼にも教えてあげよう…
それにしても
ちょっと不思議な表情をされていますね
それに石工のお坊さんも気になります
この石仏さんは結構有名だから知り合いの型ももう訪問済みじゃないのかな??
しかし非常に解りづらい処です。
長岳寺周辺には本当に優れた石仏さんが多いんですよ。