前回紹介した瑞山龍賢谷から山を下り、途中何箇所かめぼしい石仏を訪ねて貰ったが、言葉の不自由さや全くの予備知識不足のため見つからずその日の最終目的地である洪城群の龍凰寺を訪ねた。
此処も韓国の古刹の例に漏れず、人里離れた山中に在って、拝観料を払う受付からは山道の参道を1kmばかり歩く事になるが、タクシー運転手と受付の伯父さんとの話し合いで山門までタクシーで乗り付けて貰った・・・・、KTRの時間が決まっていたので有難き幸せと甘えておきました。
山門前のわずかな空き地で車を降りるといきなり左手大岩に磨崖石仏の刻まれているのが目に入る・・・・、まさしくネットで確認していた磨崖です。
斜面から突き出した高さ5mほどの岩に高さ約2.3mの肉髻(にっけい)が良く整った釈迦如来だろうか??
細い目、口元には僅かばかりの笑みを持つ穏やかな顔容・・・・尊顔に比べると体躯下部の磨耗風化が激しいように思われる。
向かって左手の銘に拠ると今から約1300年前、新羅昭成王(ソソンワン)一年(799)の像立だとか・・・
正面石段を登り詰めると境内正面には本堂に相当する龍凰寺大雄殿・・・・。
大雄殿左脇から山道が斜面をクネクネと伸びていてヒイヒイ登ること約15分何とかその日の最終目標の石仏さんに出遭うことが出来ました。
石仏は緩斜面に突き出した大岩の正面を整形、二重光背状に深く彫り沈め、中に像高4m、肩幅1.4mの如来形立像を厚肉彫りで刻み出している。
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左手施無畏印、右手降魔印の釈迦如来立像のように見えます。
穏やかで張りが有り、少しアルカイックな笑みも見える・・・顔容の充実ぶりに比べると体躯は少し貧弱に見えるが衣文は流麗に流れている。
頂上には高麗佛の特徴である四角い鍋蓋のような笠が載せられ、白毫(びゃくごう)には当時のものかは解らないが紅い玉もはめられている。
造立は高麗時代の初期、西暦1000年前後だと考えられて居るようです。
大岩は少し前かがみ状態になっていて、最近斜面も整地されたのか、少し趣きに欠けるきらいは否めない
日本の重要文化財に当たる韓国宝物第355号に指定されている。
帰り道見かけた山の土饅頭の墓・・・・・韓国の山肌のいたるところで目に付きます。
傍らの石柱は何を意味するのでしょうか??
人気の無いKTRローカル、長項線洪城駅のプラットホーム・・・・。
韓国の鉄道システムには驚きの連続、乗るのも降りるのも改札は全くのフリーパス、その上車中でも全く検札も無し・・切符は今も旅行カバンの中で居眠りしてます。
あれは徹底した合理化の結果なのだろうか??、おまけに構内のエスカレーターは人が乗ったときだけ動くようになっている(これはローカル線だけでなく)。
エコエネの時代、日本でもまねたら良いんじゃない??(もうすでに有るのかな)
撮影2011.9.28
こんな風なんですね。
ブログ読んでいるとペンさんの悪戦苦闘されている姿が目に浮かびます(笑)←笑っちゃだめ!
あそこは一度下見して来ますので、それからと言う事で・・・
新カメラはバリアングルの物でしょうか?
新しいカメラは高感度撮影出来ますので、ぐっと楽になりますよ。
明日から福井方面へ出かけてきます。
岩屋の大杉に逢ってきます~
あの一乗谷朝倉遺跡あたりの石仏は見ものですよ。
ただ車は気をつけてくださいね。
福井の車は韓国ほどではないけどスピード狂ですからね。
たいしんさんも行きたいところがどんどん増えますね。
守備範囲もどんどん広がって良いですね。
福井、僕も好きなところです。
岩屋の大杉圧巻ですよ。
今回は夫婦二人旅ですか??
ですので、石仏はあんまりチェックしていませんでした。
そういえば、一乗谷朝倉遺跡辺りもUPされていましたね。
折角ですので、あの笏谷石の青味を確認してきたいと思います。
他に、これは是非!という所はありますか?