愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

滋賀県多賀町 後谷(うしろだに)集落

2010年12月26日 | 街道街並集落 景観 

この集落への道はかなり険しく遠い。

県道17号線が栗栖集落を越へ、やがて二又に分かれる所を左手にとり、県道239号線へと入ると直ぐに右手山肌へ駆け登る林道が見える。

<途上から谷間を眺める・・・下の道路は県道17号線>

此処から先は車1台がやっと通れる林道?屏風集落 、後谷集落へと続く唯一の道路だが車の通行は殆ど無さそうな・・・

険しい山道を登りきるとやや広く開けた辺りに屏風集落との分岐点、しかし集落への進入道にはバリケード、廃村に近い集落に入ってイタズラをする輩からの自衛策だろうが哀しい現実です。

ここまで、県道17号分れから約10分、集落の入り口辺り・・・ぬくもりは感じられない。

集落中心部辺りに到着・・・・ロッジ風の建物が在って、ちゃんと生活臭も有る。

もともとの住民だろうか??新しく新天地を求めての移住組だろうか??

立派な車が停まっていて定住しているよう・・・・・、まだまだ捨去られた集落ではない。

建物は約5軒ほど、懐かしい萱葺き屋根を覆うトタン屋根・・・その1軒には洗濯物

通り一遍の旅人の目には懐かしく美しい景観・・・、残る建物よりも空き地を支える石垣が目立つ。

そして哀しい姿をさらす建物も・・・・滅びの美学という言葉も有るように見るものを立ち停らせる。

大きな公孫樹の裸樹が聳える集落の寺、光辺寺だろうか??建物は真新しく公民館も兼ねているのだろうか??

以前この集落の背後にはセメント鉱山も在ったようで多くの人が暮らしていたようだが・・・・・・今、その面影すらも無い。

宿舎跡だったのだろうか?

グーグルアースの画像から・・

撮影2010.12.11



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