愛しきものたち

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太子町 泥掛け地蔵/隔夜堂阿弥陀石仏

2015年02月23日 | 石仏:大阪

太子町、叡福寺近くの石仏を二体ほど・・・

叡福寺前の府道を西へ約1km、道成りに進むと大井川橋を越え、次の点滅信号の左手に立派な地蔵堂が建っている。

堂内はコンクリートの打ち放しで開放感のある造り、供台を設け飾り窓越しに拝む様に成っている。

しかし板1枚挟んで奥もオープンスペースに成っており、自由に石仏と真近に対面できる。

高さ1.4m、頭の丸い舟形光背を背負い、蓮華座の上に立つ定形地蔵立像・・

皮膚病祈願の泥掛け地蔵として名高いようだが・・近年は泥を掛けるようなことは無くなったが・・・

顔を撫で摩る様になったのか??顔がピカピカ・・・形式化された連弁、像容から室町末期の造立とされて居る。

一方叡福寺前まで戻ると南大門に道路を挟んで対峙にこちらも立派な隔夜堂と呼ぶ御堂があり、中に立派な阿弥陀石仏が祀られている。

しかし大阪の石仏は得てしてこんなもん、正面は格子扉にしっかり錠前・・・その上丁寧にも隙間程度の御簾をかけおまけに地蔵のお前立ちを置いている。

どうしてもこれ以上の画像は望むべくもない。

隔夜堂 阿弥陀石仏(府指定文化財、鎌倉時代初期)は高さ1.1mの舟形光背を負い、蓮華座に座す像高72cmの定印を持つ阿弥陀如来坐像を、厚肉彫りで刻み出している

撮影2012.10.10



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